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ガーデニング
Pacoma編集部

「ジャガイモの育て方」【家庭菜園初心者ガイド】初夏には収穫可!

ベランダでも狭い庭でも大丈夫!たった一畳のスペースでも、プランター1個でも、野菜を植えればそこがあなたの家庭菜園です。本記事では、台所に常備しておきたい野菜の一つ「ジャガイモ」の育て方をご紹介します。2~4月に植え付ければ初夏には収穫可能ですよ!

今回育てるのは「ジャガイモ」!

ジャガイモは、幅広い料理に使えて台所に常備しておきたい野菜の一つですよね!年間通して食べられますが、菜園で育てるには今が植え時です。

初夏には収穫でき、家庭菜園ならではの楽しみ、「掘り立て」を味わえます。今回植えるのは人気の品種『キタアカリ』!

加熱しても型崩れしにくく、ホクホクの食感が魅力ですよ。それではさっそく、ジャガイモの栽培カレンダーをみていきましょう。

ジャガイモの栽培カレンダー

2~4月 植え付け


《POINT #01.タネイモと草木灰を準備しよう》

  1. 市販されているタネイモから好きな品種を選びましょう。小さなものはへそ部分をそぎ落とし丸ごと植えます。

  2. 大きなタネイモはくぼんだへその部分を下にして半分に。

  3. タネイモが切り口から腐らないようよく乾かすか、すぐに植える場合は切り口に殺菌効果のある草木灰をまぶしてから植え付けるのがポイント。

《POINT #02.植え付け前に土のpH測定を!ジャガイモは弱酸性好み》

  1. タ畝の中央にクワで深さ15cmの溝を掘り、溝の中に切り口を下にしたタネイモを押しこんで切り口を土に密着させて植えます。

  2. タネイモの上に溝の土を崩してかぶせ、両手でイモを包むように土で覆います。タネイモ同士の間(約30cm)を靴で踏んでくぼませていき、そこに牛ふんと有機配合肥料を埋めましょう。pH測定はコチラ!

 

4~5月 芽かき・追肥


《POINT #03.大きなイモを育てたいなら、芽かきと追肥をしっかり》

  1. 芽かきは、草丈20~30cmの頃1株につき芽の数を1~2本に減らすこと。葉もの栽培の間引きと同じですね。追肥は芽かきの後、株間に有機配合肥料を与え、周囲の土をクワですくい株元へ土寄せを。

 

芽かきは丈夫な芽を1~2本残し、他を付け根からかき取ります。イモが抜けないよう株元を手で押さえて。

 

6月 収穫


《POINT #04.イモ掘りには湿気が大敵!収穫は天気の良い日に》

  1. 収穫時期は葉が枯れ始めた頃、品種ごとの栽培日数を満たしているか、試し掘りで好みの大きさになっていれば適期です。天気が良く土が乾いている状態が、収穫したイモに土が付きにくくおすすめ。

 

株元を手で持ちイモを掘り下げて収穫!土の中に残っていないかも手で探ってすべて掘り上げましょう。

 

プランターでも育てられます!

©Fotolia

プランター栽培すると皮肌がとてもきれいです。植え付けの時は野菜用培養土を少なめに入れてタネイモを置き、縦土をうっすらとかけます。
芽が出てきたら茎を隠すように土を足し(増し土)2回以上繰り返しましょう。水はやり過ぎないよう注意!

採れたてを畑で食べよう!

―皮ごと焼いてバターを乗せて・・・ ホクホク感が最高!
掘りたてのジャガイモをきれいに洗い、皮のまま丸ごとゆでるか電子レンジで加熱。火が通ったらオーブンか直火で焦げ目をつけてバターをのせれば完成!

とれたての新鮮なジャガイモ独特の甘みとほくほく感には感動するはず。ぜひ、家庭菜園で美味しいジャガイモを育ててみてくださいね!
 

教えてくれた人 加藤正明さん

農業体験農園『百匁の里』園主、ジュニア野菜ソムリエ。都内で貸し農園会員に野菜づくりの指導をする他、NHKなどでも活躍。