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家事
樋口由夏

キレイが続く!子供部屋の収納術・コツ|収納のプロ実践中

「ランドセルやおもちゃがすぐ散らかる」と子供部屋の収納に悩んでいませんか? そこで、整理収納アドバイザー金内朋子さんが子供部屋で実践している収納術を見せてもらいました。子供部屋とは思えない、大人顔負けの収納術をとくとご覧あれ!

金内朋子

整理収納アドバイザー1級、整理収納コンサルタント。夫と子ども4人と千葉県に暮らす。出産を機に資格を取得。子どもが多くても、家が狭くても自分自身が楽しみながら片づける暮らしを提唱、その暮らしぶりが話題となる。2015年ESSE収納インテリア&グランプリにてグランプリ受賞。著書に『散らかし屋さんが片づけたくなる部屋のつくり方』(ワニブックス)がある。

金内朋子さんのHP

片づけやすい子供部屋になる!収納のコツ3

子供が部屋を散らかさないようにするためには、「片づけやすくなる部屋」をつくってあげましょう。
子供が片づけやすくなる、次の収納のコツを取り入れてみてください。

 

【コツ1】片づけやすいオープン収納が基本

扉を開けて、引き出しを開けて…など、ものを出し入れするアクション数が多いと、子供は片づけるのが面倒になってしまいます。
「棚に入れるだけ」「箱に投げ入れるだけ」などアクション数はなるべく少なく、片付けに手間がかからないようにしましょう。

 

【コツ2】分類収納しない

大人と違って、子供は「分類収納」するのが苦手です。分けるときは、大ざっぱでOK。
例えばおもちゃなら、お気に入りのおもちゃだけは別のケースに入れ、残りは1つのケースにまとめて入れるなど、子供と相談しながらやってみましょう。

 

【コツ3】捨てる時はいっしょに考える!

捨てるときは大人が勝手に判断せず、「要るor要らない」は子供に決めさせ、その意見を尊重しましょう。
子供には子供なりの「とっておきたい」理由があります。片づけの目的は「捨てる」ことではなく、「楽に暮らすこと」です。
子供と一緒に無理なく気長に整えていきましょう。

 

子供部屋の収納アイデア

では、実際に金内さんが子供部屋で実践している収納術を見ていきましょう。
あなたのお宅の子供部屋でも実践できる収納アイデアがきっとあるはず!

 

【子供部屋・収納1】おもちゃはバケツに放り込み収納

おもちゃは出し入れしやすい収納にしてあげましょう。
カラーボックスにぴったりサイズのカラフルなバケツを入れて、片付けるときはおもちゃを放り込むだけ。子供でも楽に持ち運びができる軽いバケツを選ぶのもポイントです!

 

【子供部屋・収納2】クローゼットにはあえて「空きスペース」をつくる

子供部屋のクローゼットは意識して空きスペースを作るようにしています。

「収納スペースがあるから何かを入れる、という発想をなくすことが目的です。空間は“次への備え”であることを、親がさりげなく伝えることも大切です」(金内さん)

 

【子供部屋・収納3】ぬいぐるみはハンモックに収納

ぬいぐるみがどんどん増えてベッドまわりが狭くなったので、好きなぬいぐるみの数を絞り、天井からハンモックを吊るして一時置き場に。ここから好きなぬいぐるみを選んで一緒に寝ています。
子供部屋のベッドまわりがすっきりしただけでなく、見た目も楽しくなりそうですね!

 

【子供部屋・収納4】勉強机はオープン収納が基本

小学校に入学したら子供一人ずつに勉強机を与え、整理整頓を子供たちにゆだねている金内さん。

袖机(キャビネット)は、いらないものを詰め込みがちだったので、思い切って処分したそう。
「ほとんどオープン収納になったことで、ひと目で物の位置が分かりやすくなり、子供たちでも簡単に片づけられるようになりました」(金内さん)

 

【子供部屋・収納5】子供の作品は飾って楽しむ

放っておくとどんどん溜まっていく子どもの作品は、一人一作品ずつ飾るようにしています。

「“一つ増えたら一つ減らす”のルールで、飾る作品は子供に選ばせています」(金内さん)

とっておきたい作品は「思い出ボックス」に。子供4人分の作品も、この1箱に入りきるだけ、と決めているので増えすぎることはありません。

 

子供部屋はあくまでも子供が主役。カラフルで楽しく、作品は飾って楽しむなど、子供主体でワクワクする収納を実現している金内さん。ぜひ参考にしてみてくださいね!

撮影/菅井淳子

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