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河村ゆかり

写真でわかる!雑草の種類図鑑【プロ監修】

「うちの庭の雑草はどの種類?」という疑問に答えるべく、雑草の種類を写真付きで徹底解説。雑草と一口に言っても、一年草と多年草の違いがあったり、花が生えたり、秋から生える雑草だったりと、種類ごとに違いがあるんです。ぜひチェックしてみてくださいね。

目次

アース製薬・松尾 康弘さん

グリーンアドバイザ―の資格をもつ、除草のプロフェッショナル。雑草の生態を知りつくし、その雑草にもっとも適した除草のアドバイスを展開、多くのユーザーから信頼を得ている。
アース製薬

 

雑草の種類について

© PIXTA

雑草と言ってもいろいろな種類があります。種類ごとの解説の前に知っておきたい特徴をご紹介しましょう。

 

雑草は多年草と一年草の2種類がある

雑草には、芽吹きから枯れるまでのサイクルが1年に満たない「一年草」と、2年目以降も生長する「多年草」があります。

一年草には大きく分けて2種類あります。
春に芽吹き、夏から秋に花が咲き実をつけて冬に枯れる「夏生一年草」。
もう一つは秋に発芽し、春に花が咲いて実がついたあと夏に枯れる「冬生一年草」。「冬生一年草」は「越年草」ともいいます。

「多年草」は地下茎で繁殖するタイプもあり、「スギナ((トクサ科 トクサ)」や「スベリヒユ(スベリヒユ科スベリヒユ)」などの雑草がこのタイプ。

いずれも除草対策は同じで、「雑草が芽吹いたばかりの小さいうちに抜き取ってしまう」、もしくは「雑草が芽吹く前に除草剤をまいて、芽吹きを阻止する」で対応するのが基本です。

 

花が咲く雑草の種類もある

雑草と言っても、花が咲く種類も豊富。

四つ葉のクローバーでおなじみの「シロツメクサ(マメ科シャジクソウ属)」は愛らしい白花をつけ、「カラスノエンドウ(マメ科ソラマメ属)」は小さなスイトピーのような花が!

小花ばかりでなく、花径3~6cmの鮮やかなオレンジ色の花をつける「ナガミヒナゲシ(ケシ科ケシ属)」など、素晴らしい花を咲かせる雑草の種類も見られます。

雑草の花を愛でるのも楽しいものですが、どの雑草も可憐な姿に似合わず繁殖力旺盛なので要注意!

 

種類別!雑草図鑑

ここでは、ポピュラーな雑草の種類を写真付きでご紹介。あなたの家の庭に生えている雑草もきっとあるはずです!

 

【雑草の種類1】カタバミ

© PIXTA
科・属名カタバミ科カタバミ属
種類多年草
別名スイバ
分布日本全土
花期5~8月
草丈5~10cm

カタバミはハートが3つ重なったような葉に、直径約8㎜程度の黄色い花が咲く愛らしい姿の雑草。
クローバー(マメ科ジャジクソウ属)と見た目が似ているので近縁種に見られがちですが、別の科の雑草です。

カタバミの名前の由来は、葉の一部が欠けて見えることから。
またその繁殖力・生命力の強さを買われたことから、 「片喰紋」として日本の家紋にも用いられています。

草丈10㎝未満と決して大きい雑草ではないものの、除草が大変な種類の1つ。

 

【雑草の種類2】スギナ

© PIXTA
科・属名トクサ科トクサ属
種類多年草
別名ツクシ/ジゴクソウ
分布日本全土
花期なし
草丈30~40cm

春の野草「ツクシ」はスギナの胞子茎で、春を象徴する野草である反面、「難防除雑草(特に除草が困難な雑草のこと)」でもあります。

スギナがいったん生えてしまうと、地下茎を伸ばしてどんどん繁茂し、地下茎の途中に塊茎を作るため、何度抜いてもなかなか駆除できない悪循環に・・・。
つまりスギナは草抜きによって途中で地下茎が切れても、かんたんに再生できる能力を持っているのです。

スギナは恐竜の時代から存在しており、現代まで子孫繁栄し続けているわけですから、完全に駆除するのは至難の業なのもうなづけます。

 

【雑草の種類3】スベリヒユ

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科・属名スベリヒユ科スベリヒユ属
種類一年草
別名イハイヅル/ヨッパライグサ
分布日本全土
花期7~9月
草丈5~15cm

スベリヒユは赤い茎が地這いしてどんどん広がる、生命力旺盛な種類の雑草。
日当たり良好な場所を好み、庭はもちろん道端や畑でもよく見かけられ、発生量は多い傾向にあります。

ぷっくりとした多肉質の葉は長さ1.5~2.5㎝ほどで普通は緑色ですが、直射日光がふりそそぐ環境下では濃い紫に。
また山菜としても扱われ、おひたしにするとぬめりのある葉が美味なのだとか。

スベリヒユの種は大量生産型で、土中にうずもれたまま種の状態で数十年生き抜くといいます。
地面からはがすようにしてがんばって草取りしても、「いつのまにかまた生えている」こともしばしば・・・。

 

【雑草の種類4】タンポポ

© PIXTA
科・属名キク科タンポポ属
種類多年草
別名田菜/ぐじ菜
分布本州など(品種により異なる)
花期3~5月(春以外に咲く品種も)
草丈5~30cm

タンポポは春の花のイメージですが、外来種の「セイヨウタンポポ」は春以外でもよく咲いています。
日本にもともとあったタンポポは「エゾタンポポ」「カントウタンポポ」「カンサイタンポポ」など地方名がついているものが多く、これらを総称し「ニホンタンポポ」と呼びます。

タンポポの綿毛が飛ぶ姿は愛らしいですが、綿毛が根づい生えてしまうとなかなか手強い雑草。根は地中深くまで伸び、2mに達することも!
手で根を引き抜こうとしても途中で切れるときも多く、その根はかんたんに再生してしまいます。

タンポポを駆除するには、除草剤を使用するか、綿毛もつく前の抜きやすい芽吹きの時期を狙って草抜きするのがよいでしょう。

 

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【雑草の種類5】ハマスゲ

© PIXTA
科・属名カヤツリグサ科カヤツリグサ属
種類多年草
別名コウブシ
分布本州/四国/九州/沖縄
花期7~10月
草丈15~40cm

名は「浜に生えるスゲ」で海辺の植物を意味していますが、畑や道端などどこにでも見られ、乾燥にも強い雑草です。
そのうえ、固い土やアスファルトも突き破って芽を出すほど強健な種類!

茎は細くて非常に硬く、その先っぽに7~10月になると小さな穂を数個付けます。

ハマスゲは「難防除雑草」のひとつ。
地中に塊茎を作って繁殖するため、いくら地上部を刈り取っても完全な駆除にはならず、地中に張り巡らされた地下茎は手で抜くのにも限界が・・・。
このハマスゲのしぶとさは、別名の「コウブシ(香附子)」にも表れています。
「附子」とは、毒草の「トリカブト」(キンポウゲ科トリカブト属)のこと。
植物学的な仲間というわけではなく、なかなか根絶できないタフさを猛毒になぞらえたのだと言われています。

 

【雑草の種類6】カヤツリグサ

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科・属名カヤツリグサ科カヤツリグサ属
種類一年草
別名ナカヨシグサ
分布本州/四国/九州/沖縄
花期7~10月
草丈20~60cm

カヤツリグサの茎は三角形で、ちょっと珍しいようにも思えますが、実は北海道を除く全国の畑や道端でもよく見かけます。

カヤツリグサは非常に繁殖力が強い雑草の種類。
7月~10月に放射状の花序を3~4本つけ、さらにそこに数本の小穂が発生し、中には20個前後の花を内包しています。
この花がどんどん成熟し茶色くなり、種となるのです。これを放っておくと、自然にばらまかれ、発芽してしまう結末に・・・。

草抜きでカヤツリグサの駆除を目指すなら芽吹きの春ごろ、遅くも花序を付ける前の梅雨あたりまで狙うのがコツです。

 

【雑草の種類7】オオアレチノギク

© PIXTA
科・属名キク科イズハハコ属
種類一年草
別名なし
分布本州/四国/九州/沖縄
花期7~10月
草丈100~200cm

オオアレチノギクは大正時代に南アメリカから渡来し、あっというまに日本に根付いた帰化植物。

黄色い花を7~10月に咲かせ続け、オオアレチノギク1本あたり10万個以上の種子をまき散らし、驚異的に数を増やします。
その結果、名のゆえんである荒れ地全体を占有したり、道端で大きく育っている風景が全国で見られるのです。

生長が非常に早い雑草で、気がつけば人の背丈より大きくなっていることもしばしば。
小さいうちに草抜きするにこしたことはありませんが、大きく生長している場合は、生長点を断つように株元からばっさりと草刈りをするのがおすすめです。

 

【雑草の種類8】スズメノカタビラ

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科・属名イネ科イチゴツナギ属
種類一年草
別名ハナビソウ/ハグサ
分布日本全土
花期通年
草丈10~30㎝

スズメノカタビラは、日本だけでなく熱帯から極寒の地まで、世界中に生息が確認されいる雑草の種類です。

花言葉は「私を踏まないで」ですが、踏まれる程度では枯れ込むことはありません。
大都会の真ん中、田舎のあぜ道だけでなく、ゴルフ場や芝庭など芝生の中にまでちゃっかり生えてしまうことも。

スズメノカタビラの生命力の強さは抜群で、しばしば群生もします。
根は浅いもののたくさんの細根が発生するので、抜くと大量の土も一緒に引き抜くことになりけっこうな重労働に・・・。
大きく成長している場合は、株元を狙って草刈りするのが手っ取り早いでしょう。

ただスズメノカタビラは1年じゅう花が咲き、花粉は風によって飛散して花粉症の原因になることを考えれば、大きくなる前のこまめな草むしりが肝心です。

 

【雑草の種類9】エノコログサ

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科・属名イネ科エノコログサ属
種類一年草
別名ネコジャラシ
分布日本全土
花期7~10月
草丈30~80㎝

エノコログサとは漢字で「狗尾草」と書き、「犬のしっぽのような草」という意味ですが、英語では「Foxtail grass」で狐のしっぽの草となります。

愛らしい見た目と異なり、真夏の直射日光や強い乾燥の環境下でも元気に育ちます。
密生することも多く、一気に刈り込みたくなりますが、刈ると穂が揺れて種が落ち、わざわざ種まきしている状況に・・・。

穂をつける前に、根が残らぬよう草抜きするのがいちばんです。
根が少しでも残っていると再生してしまうので、残らず根を完全に取り除きましょう。

 

【雑草の種類10】ドクダミ

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科・属名ドクダミ科ドクダミ属
種類多年草
別名ジュウヤク/ジゴクソバ
分布本州/四国/九州/沖縄
花期6~7月
草丈13~30㎝

半日陰に咲く白い花・・・いっけん清楚なたたずまいですが、独特な強い臭いと驚くべき繁殖力を持つ雑草の種類。

また、別名の「ジュウヤク」は漢字で「十薬」と書かれるほど、ドクダミはさまざまな薬効も知られています。
葉を乾かしたドクダミ茶は、健康茶としてごく普通にスーパーで販売されるほどです。

空き地、道端、庭の隅、家の周りなど、半日陰で湿気のある場所を好み、どんどん地下茎を伸ばして増殖します。
地上に出ている葉や茎だをけむしっても、すぐにまた芽吹いてくる強い再生力で、なかなか完全駆除できない雑草の1種類です。

 

【雑草の種類11】セイタカアワダチソウ

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科・属名キク科アキノキリンソウ属
種類多年草
別名ヘイザンソウ/ベトナムソウ
分布北海道/東北/四国
花期10~11月
草丈100~250㎝

セイタカアワダチソウは、明治時代に観賞用として北アメリカから輸入されたものが雑草化し、いまや侵略的外来生物としてマークされる帰化植物の種類です。

セイタカアワダチソウは、根から他の植物を枯らす「cis-DME」という有害物質を出し、周りの植物を駆逐しながら勢力範囲を広げていきます。
さらに花粉による繁殖以外にも、地下茎でも増えていくのです。

セイタカアワダチソウの上部を刈っても、根を引き抜いても、結局は地下茎が残り再生してしまうので、あまり効果的な除草方法とはいえません。

 

【雑草の種類12】ホトケノザ

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科・属名シソ科オドリコソウ属
種類一年草
別名サンガイグサ
分布本州/四国/九州/沖縄
花期3~6月
草丈10~30㎝

ホトケノザはその名のとおり、向かい合った葉に花がつく姿が、仏様が座るところ「蓮華座」に似ていることから由来しています。
個性的な花は「唇型花」といわれる独特な形で、受粉を助けるハチを呼ぶ効果が抜群なのだとか。
さらに花の奥には美味しい蜜をたたえており、ハチが吸い寄せられるのも当然です。

また種には、アリの好む「エライオソーム」という物質が付着しているため、アリはせっせと巣に種を運び、やがてその種があちこちで発芽するのだとか。
つまりホトケノザは、受粉から種子の拡散まで昆虫の能力をフル活用しているというわけです。

庭や道端など、どこにでも群生するホトケノザですが除草は比較的容易です。
ある程度生長している場合、生長点の3センチ以下を狙って定期的な草刈りをすれば一網打尽。
もちろん群生する前に抜いてしまうのもよい方法です。

 

【雑草の種類13】ハコベ

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科・属名ナデシコ科ハコベ属
種類一年草
別名ヒヨコグサ/スズメグサ
分布日本全土
花期3~9月
草丈10~20㎝

ハコベは、おなじみ「春の七草」のひとつで、日本最初の植物図鑑といわれる『本草和名』にも「波久倍良(ハクベラ)」として登場します。

花径6~7mmの白い小花を3~9月に次々と咲かせますが、10枚あるかに見える花弁は実は5枚の花弁の先が裂けたもの。
花をより魅力的に見せて虫を呼び、受粉を促すための作戦と考えられています。

ハコベは「はびこる」がその語源ではないかと言われるほどどこにでも密生しますが、比較的除草は容易な雑草。
ただし種子生産数が多く、いったん種子がばらまかれるとまた生えてきますから、一度だけでなく定期的な草むしりが必要です。

 

【雑草の種類14】ヒメジョオン

© PIXTA
科・属名キク科ムカシヨモギ属
種類一年草
別名ゴイッシングサ
分布日本全土
花期6~10月
草丈30~150㎝

もともとは北アメリカ原産で、明治に観賞用菊の「ヤナギバヒメギク」として輸入されたものが雑草化した帰化植物です。
種の生産量が多いうえ、種の寿命も30年以上と長く、街中、庭、畑地、河川敷などどこにでも芽吹きます。

名前も花もそっくりな雑草の種類「ハルジョオン」(キク科ムカシヨモギ属)との大きな違いは、ハルジョオンは春に花が咲き茎が中空、ヒメジョオンは夏~秋咲きで茎が中空ではないことです。

ヒメジョオンは越冬したものが春先に急激に生長しはじめると、非常に抜きづらくなります。
冬越しする前のまだ小さいうちに、しっかりと草むしりしてください。
背が高い種類の雑草なので草刈りしたいところですが、刈り込みへの耐性が強いためあまりおすすめできません。

 

【雑草の種類15】オヒシバ

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科・属名イネ科オヒシバ属
種類一年草
別名チカラグサ
分布日本全土
花期7~10月
草丈30~90cm

オヒシバは漢字で「雄日芝」と書き、似た雑草の種類「メヒシバ(雌日芝)」よりも雄々しくたくましいことから名づけられたといいます。

土が堅いところやアスファルトのすき間など、他の雑草がなかなか根を下ろせない場所でも芽吹く強健な雑草です。
道端や運動場などでも放射状に穂を伸ばして生えており、人に踏まれても少々のことでは枯れ込みません。

別名のチカラグサは、「力草」と書きます。
「どんなに力いっぱい引き抜こうとしても、太くて大きな根はなかなか抜けない」ことを意味しており、強敵ぞろいの雑草界でも有数の”強者”です。

 

【雑草の種類16】ブタクサ

© PIXTA
科・属名キク科ブタクサ属
種類一年草
別名なし
分布日本全土
花期7~10月
草丈30~120cm

ブタクサの名前の由来は、英名の「Hog weed」・・・「豚の雑草」から。
明治時代の初めごろアメリカから日本に上陸した帰化植物で、昭和時代に入って爆発的に増えました。
細い切れ込みの入った葉と、茎には全体に荒い毛が生えているのが特徴です。

花粉を風に乗せて飛ばし繁殖する「風媒花」で、8~9月にさかんに飛ぶため花粉症のアレルゲンにも。
しかし飛翔範囲は数10メートルが限度のため、自宅と近隣のブタクサを除草するだけでもブタクサが原因の花粉症からは解放される可能性大です。

大きめの雑草ではありますが、根元をもって引き抜くのは比較的容易なので、ぜひ花粉シーズンの前に駆除を!

 

雑草駆除がラクに!正しい草むしり方法

Photo 菅井淳子

雑草は繁殖力が高いため、しっかり対策をとらないと毎年生えてきて、またしぶとく生長してしまいます。
主な雑草対策は「草むしり」または「除草剤を使用」の2つ。

除草剤は使用する場所の広さ、持続性や速効性なども商品によって違うため、しっかり吟味してくださいね。

草むしりの基本は、芽吹いたばかりの弱々しい時期を逃さずに行うこと。
そのほか「草むしりに向く天候」「草むしりするとき草を引っ張る方向」「草むしりに適した服装」など、草むしりのノウハウは知っていそうで知らないのでは?

草むしりについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみて。

 

【おうちの草コロリスプレー/amazon】

  1. 食品成分から作られた、まいてすぐに効きはじめる速効性の除草剤。かけた場所の雑草だけ枯らします。「みんなにやさしい除草剤 おうちの草コロリスプレー」

雑草の種類図鑑はいかがでしたか?
しつこく芽吹く雑草ですが、その性質や対処法を知り、効率的な除草を!

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アース製薬