そうめんの薬味にピッタリのみょうが！切り方や下ごしらえは？

夏の暑いときにおいしいそうめん。ピッタリな薬味といえばみょうがですが、どのような切り方がそうめんに一番適しているのでしょうか？みょうがの下ごしらえや切り方はもちろん、そうめんにおすすめの切り方をご紹介します。

みょうがをそうめんの薬味に！おすすめの切り方は？

真夏の涼を演出してくれるそうめんですが、薬味に適した野菜の1つにみょうががあります。そうめんの涼やかさと異なる清涼感が持ち味のみょうがですが、そうめんに適した切り方とはどのようなものでしょうか？

そこで今回はそうめんの薬味として定番の、みょうがには一般的にどんな切り方があるかを調査してみました。切りはじめる前の下ごしらえから、使うために切るのに最も適したタイミング、みょうがの切り方ごとに適した使い方までご紹介します。

みょうがといえば、そうめんをはじめ夏の麺類の薬味として使うことが多い野菜ですが、どのように下ごしらえすればよいのでしょうか？まずはみょうがを扱う際の基本からご紹介します。

みょうがの皮はそのままでいいの？

みょうがは外側のみずみずしい皮も食べられる野菜です。縦に半分に割ってみるとわかるように、皮をむいてしまうと食べるところがほとんどなくなってしまいます。皮の黒ずみや傷んでいる部分は切るなどして取り除き、それ以外の部分はすべて利用しましょう。

みょうがの洗い方は？

みょうがの複雑な形の穂先の泥は、流水の中で手で取るよりも、ボウルなどの器に張った水の中で、振り洗いすると楽に落とせます。キレイに水洗いしたにもかかわらず、皮に汚れや傷みが目立つ場合には、切り落としたりむいたりするのがおすすめです。

みょうがを切るのに最も適したタイミングは？

みょうがというと一般的な使い方といえば薬味が多いですが、どのタイミングで切るとよいのでしょうか？みょうがの命ともいうべき香りと食感を最大限に活かすためには、使う直前で切るのがおすすめです。先に切ってしまうと、使うまでの間にせっかくの香り成分が飛んでしまうので注意してください。

また、みょうがは寿命の短い野菜です。冷蔵庫の野菜庫に入れておいても、早いと2～3日でぬめりが出始めたり変色したりして、身も張りがなくなってしまいます。そのため使いきれないと判断したときは、すぐに甘酢漬けなどの漬け物にしてしまうのがおすすめです。

みょうがは水にさらす？

揚げ物や炒め物のように加熱する料理のときは、特に水にさらしたりせずに、切ったり丸ごとそのままで使います。みょうがを水にさらす理由はあくまでアク抜きをするためなので、薬味などの生食以外では必要ないのです。

みょうがを加熱せずに生で使う場合は、切ってから氷水に30秒ほどひたします。このひと手間でみょうがのシャキシャキ感や発色をよくし、苦みや香りも適度にすることが可能です。しかし水にさらす時間が長すぎると、色と香りも流れ出てしまうため要注意です。

水からあげたみょうがは、キッチンペーパーなどで水気をしっかり切りましょう。そうすることで切り口で雑菌が繁殖するのを防ぐことができます。雑菌が繁殖すると健康上も問題があるだけでなく、みょうがのもちを悪くするため要注意です。市販品でも購入前に水気がないか確認しましょう。

みょうがの小口切りは、みょうがの付け根を2mmほど落としてから、後はそのままみょうがを薄い輪切りになるように切っていくだけです。使い方からみょうがを切る厚さを考えて、そのつど調節するとよいでしょう。

別の食材とあわせる料理向き

小口切りのよさは、切ったら即座に氷水にさらし丁寧にほぐせば、ほかの食材ともよくなじむようになることです。そのため、加熱して調理するなら定番の味噌汁や炒飯のほか、意外に感じるかもしれませんが餃子の具として、生ならば納豆をはじめとした和え物などでおいしくいただけます。

みょうがの千切りは、小口切りのときのように付け根部分を2mmほど切った後、縦半分に切り分けます。切った面を下にしてまな板の上にみょうがを置いたら、根元をV字にカットして1～2mmの薄さで切っていくだけです。

千切りにする前にみょうがの根元にひと手間入れることで、切った後に簡単にほぐせます。斜めに切っていっても同様の効果を得られるので、試してみてください。

使い勝手のよさが特徴の切り方

細長くて箸でつかみやすいだけでなく、みょうがの食感も心地よい千切りは、冷奴などの薬味のほか、サラダや炊き込みご飯の香り付けなど、みょうがを楽しむのに使い勝手のよい切り方です。さらに小口切りと同様の使い方で、また違ったみょうがのよさを出せる特徴もあります。

小口切りにない使い勝手のよさがあるので、料理やその時の気分にあわせて、2つの切り方を使い分けるとよいでしょう。

みょうがの切り方や使い方をご紹介してきましたが、結局のところ、そうめんにおすすめのみょうがの切り方とは、2つのうちのどちらの切り方なのでしょうか？細くて長いそうめんにみょうがを添えるなら、箸でも楽にそうめんと一緒にみょうがを取れる千切りの方です。

せっかくならば千切りみょうがのかき揚げを、そうめんやそばなどと一緒に食べても、さわやかな夏の風味をより一層楽しめます。そうめんの涼やかさをみょうがが引き立てて、食欲が落ちる夏にピッタリの組み合わせです。

夏の食事で定番のそうめんですが、薬味で風味も大きく変わります。みょうがは時期の短い野菜なだけに、そうめんと一緒にタップリとその香りを楽しみたいものです。千切りにしたみょうがとともに、そうめんで涼やかな時を過ごしてください！