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「オクラの育て方」【家庭菜園初心者ガイド】暑い夏は新鮮なオクラをたっぷり収穫しませんか?
ネバネバな食感がたまらない『オクラ』の育て方をご紹介します。丈夫なオクラは、育て方も簡単、2か月ほどで収穫できます。今年の夏は、自分で育てた新鮮なオクラを食卓に添えてみてはいかがでしょうか?
目次
今回育てるのは『オクラ』!
オクラはアフリカ原産で、暑い夏に勢い良く生長して実を付けます。エジプトでは紀元前から栽培されていたという歴史のある植物。ハイビスカスに似た花は一日花ですがとても美しく、日本に入ってきた明治時代は観賞用だったとか!
花も実も楽しめるオクラを、この夏はたっぷり収穫しませんか?南国育ちらしく地温が上がってから発芽するので、今からがちょうど植え時です!
それでは、さっそくオクラの栽培カレンダーを見ていきましょう。
オクラの栽培カレンダー
4~6月 タネまき
《POINT #01.一昼夜水に浸け置いた種を地温が十分上がってから》
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オクラは地温25~30℃°で発芽します。低い場合はマルチで地温を上げましょう。
株間を40cm開けた植え位置に4粒種を置き、2cmの深さに埋めて土をかけ、手で押さえて水やりを。 -
オクラの種は固い殻に包まれていて発芽率があまり良くないので、一昼夜水に浸け、発芽し始めてからまきましょう。
5~7月 追肥(間引き)
《POINT #02.間引きと2回の追肥で株の成長と実成りを良く!》
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本葉が4~5枚になったら、一番よく育った株を1本残して間引きします。
間引き後と草丈15~20cmになったとき、1株に10~15粒ずつ化成肥料で追肥を。
6~10月 収穫
《POINT #03.収穫はタイミングが大事!先端がポキッと折れたらOK》
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オクラは大きくなりすぎると固くなっておいしくありません。
サヤが7~8cm(人差し指大)くらいになったら収穫時。サヤの根元をハサミで切り取って収穫します。
《POINT #04.収穫時の下葉摘みで収穫期間を延ばそう》
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オクラは下から順に実が付くので、収穫ごとにサヤの下の葉を1枚残して下葉を切り取ります。
養分の分散を防げ、収穫期が長くなり、収穫量もアップ。下葉を摘むことで風通しも良くなって、高温高湿時も蒸れがなく、病害虫の防除にも役立ちます。
―花も愛でて・・・
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オクラの花は早朝に開花して夕方にはしぼむ一日花。花食用の品種もあるんですよ。
プランターでも育てられます!
土は野菜用の培養土。1株 で広く枝を広げ、たくさんの実が次々と収穫できるので、株数は欲張らないでプランター1個に1、2本を目安に。
オクラは高温、日当たりを好む南国野菜なので、乾燥しやすい場所は水切れに注意。実を付け始めたら追肥も忘れずに。
オクラのおすすめレシピ!
―サッと湯通しすると甘み、ぬめり、 しゃきしゃき感UP
オクラをおいしく味わうには、なるべく生に近い状態で食べること。採りたてをサッと湯通しすることで、もさもさ感と生臭さが消え甘みが増します。軽く塩ゆでし、マヨネーズで丸ごとパクッと食べるか、細かく刻んで鰹節と醤油でどうぞ!
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教えてくれた人 加藤正明さん
農業体験農園『百匁の里』園主、ジュニア野菜ソムリエ。都内で貸し農園会員に野菜づくりの指導をする他、NHKなどでも活躍。