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ガーデニング
Pacoma編集部

「パクチー」アジアン野菜の代表格!栽培方法とおすすめレシピ

家庭菜園を始めてみたいと思ったことはありませんか? 初心者だから、知識がないからと諦めている人も多いはず。そんな人におすすめしたいのが、短期間、かつ簡単に育てられる野菜「パワーベジタブル」。本記事では、アジアン野菜の代表格「パクチー」の育て方からおすすめの調理法までまとめてご紹介しちゃいます!

アジアン野菜の代表格「パクチー」の特徴

「パクチー」はセリ科の一年草で、英語名は“コリアンダー”。タイ料理など、エスニック系のレシピに欠かせないアジアン野菜の代表格です。胃腸を整える効果が絶大で、最近ではデトックス作用も注目されています。
また各種ビタミンをたっぷり含んでいて、なかでもβカロテンは小腸を経てビタミンAに変わり、粘膜などの元になります。

パクチー1

寒さに強く、害虫もつきにくいため、種からでも苗からでも比較的育てやすいのが魅力な「パワーベジタブル」。さっそく、育て方と収穫のポイントをみていきましょう!

パクチーの育て方と収穫のポイント

© Fotolia

 

栽培に必要なもの

栽培に必要なものは以下の5点。この他にシャベルやバケツがあると、作業がスムーズです。

  1. プランター……幅65cm×奥行き20cm×深さ20cmの標準サイズのもの
  2. 鉢底ネット……底穴に合わせて大きさを調整できるシートタイプがおすすめ
  3. 鉢底石……培養土の下に敷くと水はけが良くなり、根の成長も早まる
  4. 培養土(元肥入り)……あらかじめ肥料が入っているものを選ぶのがポイント
  5. 化学肥料……窒素、リン酸、カリの3要素が同量含まれるものが便利

収穫までの基本作業

  1. 001 プランターの底穴を鉢底ネットでふさぎ、その上から鉢底石を敷く。
  2. 002 培養土を、プランターの上から2cmくらいまで入れる。
  3. 003 B 種が固く発芽しにくいので、まく前に24時間水につけておく。細い棒などで、土に深さ1cmほどの溝を作り、そのライン上に種をまく。(1粒ずつ2cm感覚で。)まき終えたら土をかぶせ、平らにならしてから水やりをする。
  4. 004 双葉が出てきたら、混み合っている部分や成長の遅い芽を間引いていく。3回に分けて、最終的に株間が20cm程度になるように。
  5. 005 芽が出たら追肥スタート。2回目の間引きから、2週間に1回程度、プランター1つあたり10〜15gの化学肥料をまき、水やりをする。追肥後は、根本に土を寄せる。
  6. 006 新芽が伸びて10cm程度になったら、外葉は残して収穫開始。

※苗で育てる場合は、5番の追肥・土寄せからスタートしてください。

おすすめの種はこちらの2点!

パクチー4

おすすめの種はこちら!左は「コリアンダー」タキイ種苗、右は「パクチー(コリアンダー)」サカタのタネのものです。

種から育てるポイントは?

種まきから収穫までは、おおよそ60日。種が発芽しにくい場合は半分に割ってまくと◎。もともと半球状の2つの種がくっついて球状になっている構造なので、こうすることで1本ずつ着実に芽が生えてくるはず!

採れたてパクチーをおいしく食べるレシピ!

収穫したパクチーは、クセのある香りを生かしたレシピで、おいしくいただきましょう!動物性たんぱく質と組み合わせれば、コラーゲンの摂取も可能です。

大切な鉄分はたくさん吸収「レバーとパクチーのカレー炒め」

材料(2人前)

  1. レバー ……200g
  2. パクチー ……30g
  3. 油 ……小さじ2
  4. 塩・こしょう ……各少々

【A】

  1. 塩 ……小さじ1/3
  2. こしょう ……少々
  3. カレー粉 ……小さじ1

パクチー2

作り方

1. レバーはしっかりと下処理をして水気を拭き取りAをまぶす。パクチーは4cm幅に切る。

2. フライパンに油を敷いて熱し、レバーの両面を中火強で焼き、火が通ったらパクチーを入れてざっと炒め合わせる。塩・こしょうで味を調えて火を止める。※中火強で炒めることで臭みを飛ばすことができますが、少々はねるので、蓋をしながら炒めると良いです。

簡単な材料で本格派!「パクチーとツナのアジアンサラダ」

材料(2人前)

  1. パクチー ……30g
  2. ツナ缶 ……小1缶

【A】

  1. ナンプラー ……小さじ1
  2. ライム汁 ……小さじ1
  3. 砂糖 ……小さじ1/2
  4. 輪切りとうがらし ……少々

パクチー3

作り方

1. パクチーは4cm幅に切り、ツナ缶は水気を切り、ざっと混ぜ合わせて器に盛る。

2. Aを混ぜ合わせて1にかける。

おいしく育てよう!

たくさん採れた!

パワーベジタブルは、

  1. 生命力が強い
  2. 栄養価が高い
  3. 育てやすい

という、三拍子がそろった野菜です。少量でも栄養価が非常に高く、購入するとやや高価ですが、自分で育てれば手軽に手に入るのも嬉しいですよね!

なかでも「パクチー」は胃を丈夫にして消化を促進する作用もある、健胃効果の高いハーブです。おいしく育てて、おいしい料理にも、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。