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「エンダイブ」ほろ苦さが魅力!栽培方法とおすすめレシピ
家庭菜園を始めてみたいと思ったことはありませんか? 初心者だから、知識がないからと諦めている人も多いはず。そんな人におすすめしたいのが、短期間、かつ簡単に育てられる野菜「パワーベジタブル」。本記事では、低カロリーでダイエットにもおすすめな、「エンダイブ」の栽培法からおすすめの調理法まで一挙にご紹介しちゃいます!
目次
ほろ苦さが魅力の野菜「エンダイブ」の特徴
「エンダイブ」はヨーロッパで古くから栽培されている、ほろ苦い風味が特徴のキク科の野菜です。栄養素のバランスが良く、低カロリーなので、ダイエットにもおすすめ。冬が旬で、サラダなどに使われます。
水分量が多く、レタスに似た味わいですが、Bカロテンはなんと7倍!食物繊維も2倍と、レタスより栄養価が高い「パワーベジタブル」です。さっそく、育て方と収穫のポイントをみていきましょう!
エンダイブの育て方と収穫のポイント
栽培に必要なもの
栽培に必要なものは以下の5点。この他にシャベルやバケツがあると、作業がスムーズです。
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- プランター……幅65cm×奥行き20cm×深さ20cmの標準サイズのもの
- 鉢底ネット……底穴に合わせて大きさを調整できるシートタイプがおすすめ
- 鉢底石……培養土の下に敷くと水はけが良くなり、根の成長も早まる
- 培養土(元肥入り)……あらかじめ肥料が入っているものを選ぶのがポイント
- 化学肥料……窒素、リン酸、カリの3要素が同量含まれるものが便利
収穫までの基本作業
- プランターの底穴を鉢底ネットでふさぎ、その上から鉢底石を敷く。
- 培養土を、プランターの上から2cmくらいまで入れる。
- 細い棒などで、土に深さ1cmほどの溝を作り、そのライン上に種をまく。(5~6粒ずつ15cm感覚で。)まき終えたら土をかぶせ、平らにならしてから水やりをする。
- 双葉が出てきたら、混み合っている部分や成長の遅い芽を間引いていく。3回程度に分けて、最終的に株間が20cm(プランターに3株程度)になるように。
- 1株の葉が4~5枚の頃から追肥スタート。2週間に1回程度、プランター1つあたり10〜15gの化学肥料をまき、水やりをする。追肥後は、根本に土を寄せる。
- 葉の広がりが20~30cm程度になったら、外葉の上部を紐で軽くしばる(軟白処理)。10日程度経過したら、収穫する。
おすすめの種はこちらの2点!
おすすめの種はこちら!左は「エンダイブ(キクちしゃ)」タキイ種苗、右は「ほろ苦レタス(エンダイブ)」サカタのタネのものです。
種から育てるポイントは?
種まきから収穫までは、おおよそ60日。エンダイブは軟白処理をすることで、葉が白くやわらかくなり、味も苦味が抑えられておいしくなります。ただ、あまり長い間ひもで縛ったままにしておくと、今度は株の中が蒸れて腐ってくるので注意が必要です!
採れたてエンダイブをおいしく食べるおすすめレシピ!
収穫したエンダイブは、ほろ苦い風味を生かしたレシピで、おいしくいただきましょう!栄養素のバランスが良く、低カロリーなため、ダイエット中の食事にもおすすめです。
丸ごとスープ「エンダイブの香り蒸しエチュペ風」
- 材料(2人前)
- エンダイブ(外側) ……100g
- 玉ねぎ ……1/2個
- にんにく ……1片
- ベーコン ……1枚
- 醤油 ……小さじ2
- 塩・こしょう ……各少々
【A】
- 干し椎茸(スライス)
- 水 ……1カップ
作り方
1. エンダイブは摘み取ってしっかりと水洗いする。玉ねぎ、にんにく、ベーコンはみじん切にする。
2. 小鍋に玉ねぎ、にんにく、ベーコンを入れて香りがするまでさっと炒める。Aを入れて蓋をし、中火弱で5分蒸し煮にし、エンダイブを加えて再び蓋をして5分蒸し煮にする。全体がしんなりとしたら醤油、塩、こしょうをして味を調える。
ワインにも好相性!「サラダちらし」
- 材料(2人前)
- ご飯 ……300g
- 卵 ……1個
- エンダイブ (内側)……50g
- アーモンドスライス ……少々
- いくら ……適量
【A】
- 酢 ……大さじ2
- 砂糖 ……大さじ1
- 塩 ……小さじ1/2
- こしょう ……少々
【B】
- 酢 ……小さじ1
- 塩 ……少々
作り方
1. 温かいご飯にAを入れて混ぜ合わせ酢飯を作る。卵を耐熱容器に溶きほぐし、Bを混ぜて電子レンジで40秒加熱し、一度混ぜて再び40秒加熱する。さらによく混ぜてフォーク等でほぐし、そぼろをつくる。
2. エンダイブをちぎって1とざっくり混ぜて器に盛り、アーモンドスライスといくらを散らす。
おいしく育てよう!
パワーベジタブルは、
- 生命力が強い
- 栄養価が高い
- 育てやすい
という、三拍子がそろった野菜です。少量でも栄養価が非常に高く、購入するとやや高価ですが、自分で育てれば手軽に手に入るのも嬉しいですよね!
なかでも「エンダイブ」は葉の部分によって、食感や味の違いを楽しめる食材です。おいしく育てて、おいしい料理にも、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。