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DIY
木津 イチロウ

ダンボールでおしゃれな「猫の爪とぎ」を自作!【お猫様に奉納DIYグッズ】

猫を愛しすぎて専用アパートまで建ててしまった大家が、我が家のお猫様にもっと喜んでもらうため、今度は猫グッズをDIY! 第4回目は、初回に悔しい思いを味わった、あの「猫用爪とぎ」を新作でリベンジ! 果たして今回の手作りは成功なるか?

お猫様満足度
★★☆☆☆

猫大好き素材「ダンボール」で、爪とぎDIYにリベンジ!!

こんにちは! 東京・杉並区にある、デザイナーズ猫専用賃貸「Gatos Apartment」の大家、木津です。

さて、猫を飼っているご家庭には、たいてい常備されているアイテムの一つ、それが「猫用爪とぎ」。以前、なんとか手頃な価格で、お猫様も人間も満足する爪とぎが作れないかと三角コーンとロープを使った爪とぎをDIYしたものの、あえなく撃沈……(お猫様の反応はお察しください)。

というわけで今回は、猫大好きな王道素材・ダンボールを使った、カッコいい「猫用爪とぎ」を作っちゃいます! ウー様、今度こそ満足いただける爪とぎを奉納しますからね〜!!

チー
登場猫物:チー(母)

MIX・8歳。生粋のノラ。目の見えないわが子ウーを連れてきたことがきっかけで飼うことに。人見知りの激しいツンデレ猫。恥ずかしがり屋のため、あまり出てこない。

ウー
登場猫物:ウー(娘)

MIX・5歳。物怖じしない人懐っこさでGatos Aptの広報を担当。おっとりした甘えん坊猫。本企画の主役。

 

今回使用した材料はこちら

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<材料>

  • (写真には写ってませんが)大きめのダンボール1〜1.5箱分
  • 丸型ウッドポール(長さ43cm x 直径35mmφ)
  • 丸座留め金具(大)
  • 丸座留め金具(小)
  • 木製台座(15cm x 15cm) ※1
  • 木材(10cm x 10cm)※2

(※1)「丸座留め金具(大)」のネジの長さよりも、厚みのあるものを選ぶ
(※2)「丸座留め金具(小)」のネジの長さよりも、厚みのあるものを選ぶ

<道具>

  • ダンボールカッター(詳細は記事内にて!)
  • コンパスカッター(詳細は記事内にて!)
  • ドライバー(あれば電動のもの)
  • カッターマット
  • 鉛筆
  • 定規

引っ越しや通販の利用などで、家にダンボールが溜まっているご家庭も多いのでは?

我が家も例に漏れず……、いつかこのダンボールを再利用してやろうと思っていたのです! そこで思いついたのが、ダンボールを正方形にカットし、積み重ねて猫爪とぎを作ってしまおう! というアイデア。

ちょっとしたサプライズ的な仕掛けもあるので、乞うご期待!

 

今回の主役・ダンボールの「選び方」と「切り方」

大きめのダンボール1〜1.5箱分を利用

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ダンボールはこのくらいの大きさがベスト。手元になければ、スーパーなどに行くと無料でもらえます。

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上の写真のように、側面に波型の隙間があるものを選んでください。
この隙間に爪がひっかかってガリガリできるというわけ。

 

カットには便利アイテムの利用がオススメ!

ダンボールって、案外と切るのが難しいんですよね。カッターで切ろうとすると、なかなか刃が入らなかったり、グニャッと曲がってしまったり……。そこでおすすめなのがこちら。

アイリスオーヤマの「電動段ボールカッター」!!

コレさえあれば、楽にダンボールを切断できる! んです。

 

早速、作ってみよう!

1. ダンボールを切断する

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まずは、爪をとぐ部分となるダンボールを切り出します。今回の猫奉納、このアイテムがないと途中で諦めちゃう可能性高し。制作にチャレンジされる方には、購入推奨です。

 

  1. 10cm角の木材をダンボールに当て、鉛筆でなぞります。

  2. 正方形の下書きが5つできました。このダンボール1片から、20個ほどの正方形が作れます。

  3. 下書きに沿って、電動段ボールカッターで切ります。
    ガガガー、シュイーン! ウヒャー、作業が捗るぅ!!

  4. このように10cm角の正方形を86枚、カットしてください。もう一度言います。86枚です。

 

2. 正方形に切ったダンボールの中心に、穴を開ける

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86枚のカットが完了したところで、今度はそれらの中心部分に、ポールに通すための穴を開けていきます。一枚ずつ、全部です。

 

  1. ここで、以前のDIYで活躍したコンパスカッターが再登場!
    コンパスカッターの半径を丸棒の半径(今回使用した丸棒は直径35mmなので、17.5mm)にセットします。
    切り出した正方形のダンボールに鉛筆でバツ印を書き、バツの中心にコンパスカッターを当てて丸く切り抜きます。

  2. こんな感じ。
    はい、あと85枚ありますよ。

  3. 「私、寝るね。ごめんにゃ」

  4. 無事、切り抜きました。
    大変そうですけど、単純作業なので慣れるとサクサク進みます。制作開始からここまで、正味30分ほど。

 

3. 土台部分の作成

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お次は、爪とぎの土台となる部分を作っていきます。台座となる15cm角の木材は、元々「飾り棚」用の材料として、ホームセンターで売られていたもの。でも、サイズが同じぐらいのものであれば、普通の木材を使用してもOKです。

 

  1. 先ほどと同様に、対角線上にバツ印を鉛筆で書き、中心を定めます。ここに「丸座留め金具(大)」を取り付けます。

  2. 金具の中心をバツ印に合わせ、ビス止めします。今回は電動ドライバーを使いましたが、なければ普通のドライバーでもOK。大変ですけどね……。

  3. 台座が完成しました!

  4. 次は、全部のダンボールを土台にはめこんだあとに上に乗せる「フタ」を作ります。
    同じように、10cm角の木材に「丸座留め金具(小)」をビス止めします。

  5. 台座に、丸型ウッドポールを取り付けます。
    このウッドポール、もともとはシェルフやテーブル製作用であるため、最初からネジ穴が開いています。そのため、くるくる回すだけで固定完了!

 

4. ダンボール片を土台にセットする

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ようやくここまできました……! 土台に、86枚のダンボールをセットします。

 

  1. 土台に、側面が波状になっているほうを合わせるようにして、ダンボール片をセットします。

  2. 86枚をセットし、最後に10cm角の木材を取り付け、ダンボール片を固定します。

 

トランスフォーム猫爪とぎ、完成!

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セットされたダンボールをちょっとずつズラすと……トランスフォーム(変形)爪とぎの出来上がりです!

 

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ズラし方は簡単。こんな感じで、指で押すだけです。

 

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模様ができました!! 一見、爪とぎとは分からないオシャレさと、猫大好きダンボールの実用性を兼ねた一品の完成です!

どうですか!? ウー様!

 

「……」

あれ……? イマイチな反応……。この企画の最初に作った爪とぎといい、私が自作した爪とぎにはみじんも反応しないウチのお猫様たち。

 

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ダンボールの切断面がバラバラで、オブジェとしての見てくれもイマイチなことは認めますが……、

そう、何を隠そう筆者は「不器用」。器用な方がキレイに作って、センス良くズラして模様を作ることができれば、カッコいい爪とぎができること間違いなし! オマケに、要らないダンボールを再利用して作るエコ仕様!

負け犬(いや、猫か)の遠吠えにしか聞こえませんね……。アイデアの着眼点は良かったと思うんだけどなぁ。ウー様に気に入ってもらえる爪とぎができるまで、この企画、続けますからね! 次は頑張るぞー!!

 

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「頑張ったのは認めるから、星2つあげる。精進するにゃ。」