- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
ダンボールハウスは子供を育む!気に入ってもらうコツ大公開!
子供の大好きな遊びにダンボールハウスがあります。自分たちでいろいろとアレンジするなど、子供の知育にもピッタリのダンボールハウス。しかし、無意識に大人の好みを押し付けて、子供の可能性の芽を摘んでいませんか?知育に活用するコツを解説します。
ダンボールハウスは子供の知育にぴったり
ダンボールを使ったおもちゃは、手軽で低コストなおすすめの知育おもちゃです。そんな中でもダンボールハウスは、子供にも大人気の最高のダンボールおもちゃの1つといえます。
ダンボールハウスは子供のさまざまな感覚を育んでくれるおもちゃです。作る時には周囲の人たちと協力することで協調性を学べます。自分のイメージを形にすることで、自己表現する楽しさも知ることができるのです。
遊ぶ時にもダンボールハウスを様々なものに見立て、空想を膨らませることで感受性も豊かになります。ごっこ遊びで自分の身の回りの様々な人々に興味を持ち、また、まねることでルールや簡単な作業を身につけることも可能です。
友人や家族と遊べば思いやりや社会性も学べるなど、ダンボールハウスは知育に大きな貢献をしてくれます。子供と一緒に作るところから始めたいおもちゃです。
ダンボールハウスが子供に喜ばれる理由
子供がダンボールハウスを好むのにはちゃんと理由があります。子供は胎児の時の記憶が残っているのか、狭い場所を好む傾向があるためです。
さらにダンボールハウスには潜っていくだけでもワクワク感があります。その時だけの物語が子供たちを待っているためです。ダンボールハウスの中から見る家の中すら非日常の世界になり、子供たちは彼らだけの物語に没頭します。
そのため兄弟や友達とも同じ世界を共有でき、遊びの幅も大きく広がる点もダンボールハウスの魅力です。普段はケンカばかりの兄弟や友達とも、ダンボールハウスでは仲よく遊べる子供も多いといいます。子供にとってダンボールハウスは別世界への入口なのです。
子供に喜ばれるダンボールハウスにするコツ
ダンボールハウスは組み立てればよいだけの既製品もあります。様々なサイトなどで、手作りのダンボールハウスが紹介されていることも珍しくありません。
問題はそれらの完成品や画像を見て、「このダンボールハウスが素敵」と感じているのは子供たち自身かどうか。多くの場合はお店に連れて行ったり、検索をかけたりした親の感想のはずです。
そのため、せっかく買ってきたダンボールハウスに子供が興味を示さなかった、という意見も時として見られます。それは子供目線で買い物をするという、最も重要なコツを守れていなかったということです。
ダンボールハウスは家で簡単に作れます。子供の興味を引くコツは、子供の好きなように作らせてあげることです。怪我をしないように大人が注意しながら、子供の発想力に任せて自由に作らせてあげましょう。
このコツを守れば、子供がダンボールハウスに見向きもしないということはまずありません。親から見ると部屋の雰囲気に合わない仕上がりになることも珍しくありませんが、子供が楽しめることを優先して作ってください。
注意したい点はダンボールハウスの強度です。子供は思ったままに作っていくだけなので、倒れやすいデザインになってしまうこともあります。そこは大人が手助けしてあげれば、子供にとって最高のダンボールハウスができあがるはずです。
くれぐれも大人の意見を押し付けないこと。それが子供にとって最高の知育になるコツです。大人にとっても子供の個性を再発見するよい機会となることでしょう。
ダンボールハウスの選び方のコツ
既製品のダンボールハウスを購入する時のコツは、まずはすでに色が塗られたものから選ぶことです。よく自由に色を塗れるタイプが売られていますが、子供が夢中になっているのは塗っている間だけだったという声も多く聞かれます。
理由は子供にとって塗る行為は楽しいものの、できあがりを想定して描くということはまだできないためです。できあがったダンボールハウスを見た時に、「これは違う」と思うと興味を失ってしまいます。
ただし、リメイクする形で子供の興味を引き戻すのも、購入後に失敗しないコツの1つです。できあがりに子供が不満を漏らしたら、好きなシールやちぎった折り紙などをペタペタと貼らせてみましょう。今度は貼る行為に面白さを見出し、興味を引き戻すことができます。
できあがった後も、気分で柄を変えたくなった時にも使えるコツです。はじめから好きなものを貼るだけにするのもよいでしょう。
注意したい点は、既製品だからといって安全に作られている、強度も十分にある、と保障されているわけではないことです。ダンボールのカット面で手などを切らないか、付属のオプションが落ちてきても安全か、強度が不十分で倒れないかなどをしっかり確認しましょう。
しかし、ダンボールハウスのカット面や付属品の確認はしやすいですが、強度の目安はわかりにくいかもしれません。強度の目安は、ダンボールの厚さが5mm以上あることです。
ダンボールの規格でいうと厚さ5mmのAフルート以上、おすすめはもっとも厚いWF(Wフルート)。WFは、AフルートにAフルートよりちょっと薄いBフルートを貼り合わせたダンボールです。子供がお気に入りのダンボールハウスを長持ちさせるコツにもなります。
ダンボールハウスを楽しんだ後は?
ダンボールハウスは子供のおもちゃでもあるため、補修していてもいずれは壊れてしまいます。壊れたダンボールハウスはどのように処分するとよいのでしょうか。
ダンボールハウスは色を塗ったり、シールなどを貼ったりしているため、基本的に資源ごみとしては出しにくいです。自治体によっても扱いは変わるので、まずはホームページで確認してみましょう。
資源ごみとして出せるようなら、指定された場所と日時を守って、まとめて縛ってから捨てれば大丈夫です。もし資源ごみとして出せないようなら、小さくちぎってからごみ袋に入れ、可燃ごみとして処分します。
ダンボールハウスを処分する時に注意したい点は、指定された以外の場所に捨てた場合、不法投棄となることです。個人の不法投棄は「5年以下の懲役または1000万円以下の罰金、あるいは両方」となります。最後まできちんと責任を持ちましょう。
おわりに
ダンボールハウスは子供にとって様々なメリットがあるおもちゃです。子供に気に入ってもらうためにも、長く使ってもらうためにもコツはありますが、夢中で遊ぶ様子を見たら、きっと作ってよかったと思うこと間違いありません。
子供の世界を広げてくれるダンボールハウス。ぜひ子供と一緒に作ってあげてください。