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家事
佐藤 恵子

【便利で安心】赤ちゃん用引き出しロックの使い方と外し方

つかまり立ちを始めるころから、赤ちゃんの好奇心は、危険なくらい強くなります。引き出しを開けて、中のものを引っ張り出したり、立ち上がろうとして掴んだ引き出しに手を挟まれたり…目が離せない事や、怪我を心配するのも、ママのストレスですよね。そんな時、必ず役に立ってくれる引き出しロックを紹介します。

引き出しロックの選び方と取り付ける時の注意点

 

引き出しロックは、赤ちゃんが引き出しを引っ張って開けないようにするためのものです。ドアロックとか、ドアストッパーと言ったりもします。もちろんドアにも使えますが、引き出しにも問題なく使えます。

 

引き出しロック機能を持つアイテムは、大きく分けて4つあります。

 

  • ベルト・バンドタイプ
  • 挿しこむタイプ
  • 磁気タイプ
  • キャビネットロックタイプ

 

それぞれ、どんな使い方をするのか解説しましょう。

 

引き出しロック「ベルト・バンドタイプ」

例えば、引き出しのある家具の側面に、ベルトやバンドの一方を貼り付けます。引き出しにも、同様に貼り付ければ、使用することができます。

 

ベルトやバンドは、長さを調節することができるものもあります。ロックしたい場所や家具に合わせて調節ができるのが、最大のおすすめポイントです。

 

片方のロックを外せば、引き出しはスムーズに開閉します。

 

引き出しロック「挿しこむタイプ」

挿しこむタイプは、セットを引き出しある家具の側面と、引き出しの表側の端に貼って使います。

 

引き出しを絞めると、カチッとロックがかかり、開けるときは、そのストッパーにかかっている部分を軽く押すだけで、引き出しの開閉ができます。

 

引き出しを開閉する動作に、プラスアルファの作業が殆どないため、頻繁に開け閉めする引き出しに最適です。

 

引き出しロック「磁気タイプ」

引き出しの中に本体を取り付け、外側から磁気を近づけることでロックがかかります。外側に貼るものがないので、見た目の美しさという点ではダントツです・

 

オートロック機能がついたものもあり、鍵の掛け忘れの防止もできます。

 

引き出しロック「キャビネットロックタイプ」

名前の通り、観音開きに扉をロックするために使いますが、引き出しロックの利用も可能です。

 

2つの引き出しを跨ぐ形で貼り付けます。真ん中を押し上げるようにしながら、ロックを外すと、それぞれの引き出しを開けることができます。

 

引き出しロックを選ぶ時の注意点2つ

目的に合わせた引き出しロックを選ぶことは大切ですが、その際に注意して欲しいポイントが2つあります。

 

  • 赤ちゃんの目を引きませんか?
  • 簡単に使える構造ですか?

 

引き出しロックがビビットな色で、赤ちゃんの好奇心を煽ってしまっては本末転倒です。できるだけ、家具の色に調和した引き出しロックを選ぶか、透明の引き出しロックを選ぶなど、工夫してください。

 

使う側の大人が、少しでも面倒だと感じてしまうと、せっかく取り付けた引き出しロックも、次第に使わなくなる可能性があります。

 

できるだけ手軽に使い続けられるものを選ぶよう、注意しましょう。

 

使わなくなった引き出しロックの取り外し方

 

あかちゃんがある程度大きくなり、引き出しロックが必要なくなれば、それを取り外すことになるでしょう。

 

中には、簡単に取り外せますという引き出しロックもありますが、長い時間使い続けたことで、剥がれずらくなってしまったという事例もあるようです。

 

引き出しロックを無理に剥がそうとすると、家具の塗装を傷めてしまうことがあります。シール剥がし溶剤は、臭いや家具の変色が気になる人が多いようです。

 

そんな残念な結果にならないよう、引き出しロックの外し方を幾つか紹介します。

 

  • 引き出しロックを衣類用スチーマーで外す方法
  • 引き出しロックを、アイロンで外す方法
  • 引き出しロックを、サラダオイルで外す方法

 

引き出しロックを衣類用スチーマーで外す方法

衣類用スチーマーがあれば、これが一番簡単な引き出しロックの取り外し方です。

 

引き出しロックの粘着部分を温めて、緩めることで、剥がしやすくするという点では、ドライヤーと同じです。ただ、衣類用スチーマーの方が断然早いというのが、高ポイントです。

 

粘着部分に熱を確実に伝えるために、土台以外は取り外します。そして、衣類用スチーマーを、1分程度当てておくと、粘着部分が緩みます。ここで土台部分を剥がします。

 

粘着テープの糊が残っているような時は、そのままスチームを当ててください。糊が柔らかくなれば、あとは簡単にキレイに剥がすことでできます。

 

引き出しロックを、ドライヤーで外す方法

こちらは、王道の方法です。原理は、衣類用スチーマーと同じです。まずは、引き出しロックの土台部分が残るように、他は外してしまいましょう。

 

スクレーパーや定規のような、剥がすための道具を準備してください。ドライヤーで温めた引き出しロックの粘着部分がゆるんだら、隙間に挿しこみ剥がすためです。

 

剥がした後に、粘着部分が残っていた場合は、ラップと中性洗剤でパックをします。まずは、ラップに中性洗剤を垂らし、残った糊の部分に貼り付けて10分程度放置しましょう。

 

その後、ラップで粘着部分をかき取るように落とし、洗剤などの残りは硬く絞ったタオルやティッシュペーパーなどで拭き取ります。

 

1度では取り切れないことがありますので、その場合は、パックをするところから繰り返してください。

 

引き出しロックを、サラダオイルで外す方法

シール剥がし材の代わりに、サラダオイルを使う方法です。爪楊枝の先にサラダオイルをつけ、粘着部分に少しずつ挿しこみながら剥がしていきます。

 

引き出しロックを貼った壁が、油分を吸収してしまうような材質の場合は、この方法は使えません。

 

そうでない場合でも、とっても時間がかかります。シールを剥がすための有機溶剤のような臭いや、壁へのダメージが無いという点がポイントです。

 

沢山の引き出しロックを、一気に剥がすときなどはおすすめしませんが、方法の1つとして紹介しました。

 

おわりに

引き出しロックの種類と使い方、その外し方を紹介しました。便利に利用できるものを賢く使って、楽しく子育てができると良いですね。また、地震対策として、引き出しの飛び出し防止にも使えますので参考になればうれしいです。