使うシーンを選ぼう！洗える黒マスクのメリットとデメリット

今までは見られなかった洗って使える黒いマスクを利用している人が、増えてきたように感じます。機能性を持たせたスポーツ仕様のマスクや、活性炭を使った黒マスクも人気です。洗える黒マスクのメリットやデメリットを知っておくと、より効果的に使えるかもしれません。

洗える黒いマスクのメリットとデメリット

日本ではマスクといえば白が定番でした。しかし、長期にわたるコロナ禍の中、マスクにも機能性ばかりではなく、ファッションアイテムとしての側面も加味されるようになりました。

そんな中、韓国のアイドルやビジュアル系バンドのメンバーが黒いマスクを使ってカッコよく映っているポスターや、動画が配信されたのをきっかけに、ファッションアイテムとして注目が集まったのではないかといわれています。

では、黒マスクには、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか？

黒マスクの中には、活性炭が練りこまれているものがあります。洗うと洗剤などの臭いが付着しやすいウレタンマスクですが、活性体が含まれることで、こうした不快感が軽減されます。

こうした機能面以外の、黒マスクのメリットを紹介しましょう。

顔の半分を黒で覆うことで、小顔効果は抜群です。特に、あごのラインが気になる人には、シャープに見える黒マスクは、最適でしょう。

ファッション性という点でも、文句なく黒マスクは使えるアイテムです。フェミニンな装いに黒マスクを使うと、ファッションの引き締め効果で、より可愛く見えます。

大人っぽい服装や、シャープなファッションに黒マスクは定番です。とてもスタイリッシュな雰囲気を作ってくれるでしょう。

また、外側に付着したPM2.5や花粉、埃などの、粒子の大きな汚れが目立つという点でも、マスク効果が実感できるというメリットがあります。

ファッションアイテムとしては効果抜群の黒マスクですが、デメリットも知っておきましょう。

黒マスク怖いという検索キーワードがあるくらい、黒いマスクは人に恐怖心を感じさせてしまう危険性があります。黒マスクは、ファッションとして楽しめる人が使うべき色だと感じます。

外面の汚れが目立つのと同様、中の汚れも目立ちます。何気にマスクを外したときに、チラッと見える中面に、ファンデーションの汚れが付着していたのでは、少し恥ずかしい気がしますよね。

また洗ったつもりでも、こうした汚れが落ち切っていないと、やはり黒マスクは洗い残しが目だってしまいますから、注意が必要です。

黒という色をファッションとして使うなら、肌に透明感があってこそ美しくみえます。肌にクスミがあると、それを余計に強調してしまい、結果、実年齢より老けて見える事にもなりかねません。

暑い夏、黒は熱を集めます。顔表面の温度上昇は否めません。熱中症の原因になる可能性がありますから、十分注意してください。あくまでもファッション性というポイントが高い黒マスクだからこそ、こうしたデメリットには注意をしたいものです。

日本のマスクは、コロナ禍前までは白が当たり前だったというのが、共通認識ではないでしょうか？実は、日本のマスクの始まりは黒だったことが分かっています。

最初の記録は、明治12年です。北海道の炭鉱で働く人々や、工場労働者用の防塵マスクとして開発されたのが、マスクの始まりでした。汚れが目立たないようにということで、その殆どは黒だったそうです。

一方、白いマスクの材料となるガーゼは、漂白などの手間が加わる分、とても高価なもので、一般的に使用するマスクには使えななかったようです。

医療用にのみ普及していた白マスクですが、その後、インフルエンザやスペイン風邪の大流行に伴い、一般の人も使うようになったというのが、白いマスクの歴史です。

洗える黒いマスクも、使い捨ての黒いマスクも、その色ゆえに使うシーンを間違えないようにしましょう。デメリットの中でも、怖く見えるという点に配慮が必要です。

社外の人と顔を合わせることが多い仕事をしている人、小さな子供と接する機会が多い人や多い場所、リモートワークの中でも、特に社外の人との打ち合わせの場合など、黒いマスクのせいで好感度が下がらないよう注意しましょう。

普通に接しているつもりでも、黒いマスクの印象が強すぎて、目つきが鋭く感じられたりすることがあります。黒マスクは、使って良いシーンかどうかを、しっかり考えてから利用したほうが無難です。

洗える黒マスクを使っていますか？他のマスクとは違って、人に与えるインパクトが強い黒マスクですから、それを十分考慮してカッコよく使えると素敵ですね。洗う時も、丁寧にしっかりと、優しく洗って陰干しで、キレイな黒をキープしましょうね。