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慌ただしい毎日の中、家事を少しでもラクにしたい!そんな願いを叶えてくれるのが家事ラクグッズたちです。今回の「家事ラクグッズ大賞」 は、「これからの時代の家事」に役立つグッズをセレクト。掃除賢者編の発表です。
「家事をもっとラクに、楽しく」という願いを込めて毎年実施している家事ラクグッズ大賞。
今回もホームセンターの皆さんと読者の方々、また3人の“家事賢者”からの情報をもとに、注目の家事ラクグッズをセレクトしました!
本記事では、“掃除賢者”こと藤原千秋さんが厳選したおすすめグッズ5点をご紹介します。
住生活ジャーナリスト。大手住宅メーカー営業職を経て、住まいや暮らしまわりの専門家として執筆、監修、テレビ・ラジオ出演。著書に『人生が整う家事の習慣』(西東社)など。
近年、「名もなき家事」が話題になるなど、「家族が気づいていない家事」があることの認知が広がりました。特に掃除は普段きれいな家ほど、「汚れている状態」が家族に見えていないことが多いようです。
「掃除を家族でシェアするには、グリム童話の『こびとのくつや』のように、いつの間にかきれいになっている状況をやめることが大切です。掃除する姿や、床を拭いた後の汚れた雑巾を家族に見せましょう。在宅時間が増えた今は、絶好のチャンスです」と藤原さん。同時に、”きれい”のハードルを下げる必要もあるそう。
「掃除のそもそもの目的は”生きるため”です。少し散らかっていても汚れていても、危険でなく健康を害さないのであればOK、ぐらいのユルさにすると家族みんなが掃除に参加しやすくなります」
汚れが落ちる快感を知ると、やみつきになるのも掃除の魅力。「まだそれを知らない人には、よく落ちる洗剤などで、掃除の快感を体験してもらうのもいいですね」
A:「混ぜるな危険」は最低3日置いて。
「洗剤は説明書きをよく読んで使いましょう。〈混ぜるな危険〉の表示があるものは特に注意が必要。例えば塩素系のカビ取り剤と水あかを落とす酸性の洗剤やクエン酸が混ざると塩素ガスが発生して命に関わる危険もあります。同時に使わないのはもちろん、洗剤が排水口の中に残ることがあるので、少なくとも3日はあけて」
掃除賢者が今どきの家事に役立つアイデアを公開!毎日の家事の「ちょっと面倒……」がラクに楽しくなりそう。
使い捨て掃除グッズをどんどん活用しよう!
「なるべくエコに」と考えがちな掃除だけど、スポンジやブラシは雑菌の温床。きれいにしたつもりが菌を広げていた、なんてことも。
「今は洗剤を含んだ使い捨てシートやブラシの人気が高まっています。道具を清潔に保つ手間はないし、感染予防にもなるので今こそトライを!」
浴室洗剤は中性と酸性を曜日で使い分けて。
浴室には皮脂や黒ずみの酸性の汚れ、水あかやせっけんカスのアルカリ性の汚れがある。どちらも軽いものなら中性洗剤で落ちるが、しつこいアルカリ性の汚れには酸性洗剤が有効。
「普段から中性洗剤を2日使ったら3日目は酸性洗剤にしておくと汚れがたまらず大掃除もラク!」
布団を干せないならば起床後にめくっておこう!
就寝中にかいて布団が吸収した汗を放置してはダメ……分かっていてもなかなかできないのが布団干し。
「布団乾燥機を使うのがベストですが、起床後に空気に触れるようめくっておくだけでもOK。日中エアコンの風にさらすことができればなお良しです」
ハンドサニタイザーでトイレ掃除できる!
家庭にも常備されるようになったハンドサニタイザー(アルコールが主成分の消毒剤)。
「トイレ掃除には消毒用エタノールを使うことがありますが、ハンドサニタイザーで代用可。トイレットペーパーでトイレの床、便座や便器の外側、ドアノブなどをさっと拭くだけで清潔に」
いかがでしたか?藤原さんおすすめの家事ラクグッズや工夫を実践して、日々の掃除をよりラクにしたり、楽しんだりしてみてくださいね。
「家事ラクグッズ大賞2021」では、ほかにもたくさんの注目グッズをご紹介。
ぜひ、くまなくチェックしてくださいね!
こちらに掲載している商品以外にも、たくさんの家事ラクグッズをご紹介!全国のホームセンターで配布中のPacoma1月号も要チェック!
撮影・吉江正倫
イラスト・德永明子
構成、文・藤屋翔子
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