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家事
佐藤 恵子

必見!こたつの寿命が延びるお手入れ方法と買い替え手順

「日本人には、こたつでしょう!」という人も少なくないはずです。どんな暖房器具があっても、やっぱりこたつは落ち着きますよね。そこで、こたつの寿命を延ばすお手入れと、買い替えなければいけなくなった時の処分法を紹介します。

こたつの寿命は何年?

 

こたつのヒーターの耐用年数は、おおむね10年と言われています。しかし、ヒーターの種類や使い方などでも、この年数が増減することはいうまでもありません。

 

ちなみに、こたつのヒータの種類には、以下のようなものがあります。

 

  • 石英管ヒーター
  • ハロゲンヒーター
  • コルチェヒーター
  • カーボンヒーター

 

それぞれの寿命を、紹介します。

 

石英管ヒーター

昔からあるのが、遠赤外線の石英管ヒーターです。平均寿命は、5,000時間。1日12時間、4か月使い続けるとして、おおよそ3.5年となります。

 

ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターは、遠赤外線の放出量が多く、まぶしさも軽減され、温まるのが早い電気こたつです。平均寿命は8,000時間。同じように計算すると、5.5年となるめ、5年から6年が寿命といったところです。

 

コルチェヒーター

ハロゲンヒーターを改良した、近赤外線ランプヒーターです。平均寿命は10,000時間なので、6.9年、ほぼ7年となります。

 

カーボンヒーター

赤外線カーボンランプヒーターともいいます。発熱性のガスを使わないため、瞬時に温まるのが特徴です。平均寿命は7,000時間、4.8年となり、おおよそ5年と言い換えることができます。

 

こたつの寿命のサインとは!?

 

こたつの寿命のサインを紹介します。

 

  • 電源を入れてもつかない
  • 異臭、異音がする
  • 温まるのに時間がかかる
  • 温度調節ができない

 

電源コードを入れてもつかない

電源を入れてもつかないときは、まずは電源コードを確認しましょう。コンセントにきちんと挿入されているか、受け側が外れてはいなかなどです。

 

コードを動かしてみて、一瞬でも繋がるようであれば、コードの断線が考えられます。

 

こうした原因以外でこたつがつかないのであれば、ヒーター本体の故障が考えらえますので、それなりの使用期間が過ぎているのであれば、こたつの寿命と考えましょう。

 

 

異臭、異音がする

 

 

焦げ臭い匂いや、ジーといった音がするようになると、こたつの寿命が近いサインです。修理ができるかどうか確認してみるのも、方法の一つです。

 

あたらしいこたつを購入したほうが安いか、修理をしたほうが良いかは、判断が分かれるところでしょう。使用年数や金額に応じて、決めることをおすすめします。

 

温まるのに時間がかかる

経年劣化で、石英管ヒーターの中の燃焼ガスが減少し、なかなか温まらないという現象が起きたら、それはこたつの寿命と諦めて、買い替えを検討してみましょう。

 

温度調節ができない

こたつの温度調整ができないのは、こたつに取り付けられたサーモスタッドが機能していない可能性があります。部品保存期間内であれば、修理もできますので問い合わせてみましょう。

 

部品保存期間が過ぎてしまったときは、こたつの寿命と判断してください。

 

壊れたこたつを処分するには

 

新しいこたつを購入する前に、壊れてしまったこたつを処分する必要があります。そこで、こたつの処分方法について、詳しく紹介します。こたつを処分する方法は、3つあります。それぞれ解説しますので、参考にしてください。

 

粗大ごみとして、自治体回収に出す

粗大ゴミの回収については、自治体によって、処分の方法が異なるため、お住いの自治体のホームページなどで確認してください。こたつ本体の材質によっては、処分方法が違う場合もあります。自治体のルールに従って、処分をするようにしましょう。

 

家電量販店に引き取ってもらう

新しいこたつを購入する際に、その店舗で壊れたこたつを引き取りしてもらえるか、確認してみましょう。中には、引き取ることでポイント還元などを実施している店舗もあります。

 

廃品回収業者に依頼する

引っ越しのタイミングなどで、大量に処分をお願いしたものがある場合は、廃品回収業者にお願いすると便利です。

 

ただし、昔のちり紙交換を彷彿とさせるような、流しの業者には気を付けましょう。高額な処分費用を請求されたり、不法投棄をおこなったりと、トラブルの原因となっています。

 

こたつを長持ちさせる日常のお手入れについて

 

こたつを出すときと仕舞うときが、こたつのお手入れのタイミングです。

 

しかし、最近はヒーターは使わないまま、テーブルとして1年中出したままというご家庭も多いのではないでしょうか。その時は、定期的にこたつのお手入れを実施しましょう。

 

まずは、こたつの寿命を縮めてしまう使い方をしていないか、チェックしてください。

 

こたつの天板に重いものを乗せたり、急に圧力を加えるようなことはしていませか?

コードを折りたたんだり、曲げたりしたまま使ってはいませんか?

こたつを衣類乾燥機代わりに使ってはいませんか?

 

もし思い当たることがあるときは、即刻やめるようにしてください。

 

 

続いて、こたつのお手入れについて紹介します。こたつは、知らず知らず埃が溜まっていたりします。それを取ってあげると、こたつの寿命を延ばすのに有効です。

 

  1. こたつのヒーター部が上になるように、こたつをひっくり返しましょう
  2. ヒーターカバーに掃除機をかけ、できるだけ埃を吸い取ります
  3. ブロアーで細かな部分の埃を飛ばします
  4. カバー全体を、かたく絞った雑巾で拭きます

 

ブロアーとは、膨らんだ部分を握ると空気がシュッと出る仕組みになったものです。電気で大量の空気を吹き出すタイプもありますが、こたつのヒーターの掃除には、100均でも売っているような、小型のもので十分です。

 

紹介したお手入れは、ヒーターカバーを外さずに行うものです。ヒーターカバーを外して掃除をすれば、もっと細部まで掃除ができるでしょう。

 

出し入れのタイミングでこたつのお手入れを行うときは、足や天板なども、中性洗剤を溶かした溶液で雑巾をしっかり絞り、埃や汚れを拭き取ってください。

 

その後、水で絞った雑巾で、中性洗剤の成分を拭き取り、最後に乾いた雑巾で空拭きをしましょう。

 

おわりに

こたつの寿命と、お手入れ方法などをご紹介しました。実際は、平均寿命より長く使っているというご家庭も少なくないでしょう。しかし、寒い冬に突然のトラブルが起きないよう、寿命のサインを見逃さないように気を付けたいものです。