こんなラック見たことない！変形使いが新しい「クリアケースラック」【柳美菜子のDIYレシピ】

今回ご紹介するのは、用途によって自在に変形させることができる「クリアケースラック」。４本のネジ止めと数枚の工作板を貼り付けるだけで簡単に作れるので、木工に自信がない方でも大丈夫。木工デビューの一作にしてみては？

こんなラック見たことない！変形使いが新しい「クリアケースラック」

深い木目が美しいウッドラックと、クリアケースの透き通るような透明感が見事にアジャストした、インテリア使いにとても重宝しそうなこちらのラック。

これだけでも十分使える小物ラックなのですが、実はある仕掛けが隠されているんです。

まずはその「仕掛け」からご覧下さい。

実はこのラック、棚の天板をパカッと外せる仕組みになっているんです。

天板を外せることによって、クリアケース内に収めることができない、高さのあるものを収納することが可能に！

天板がない分、見た目の開放感がアップし、幅広いジャンルのインテリアに馴染みやすいラックになりました。

さらにラックの下棚が前に飛び出し、段違いのオープンクリアラックに大変身！

上下のクリアケースがフルオープンになり、ポストカードやペンといった高さのあるアイテムを収納できる、オープンクリアラックへと変形しました。

そんな、用途によって自在に変形させることができる、一風変わったこちらのクリアケースラックを、今回は簡単木工で作ってみようと思います！

１. 栂集成材（厚さ約1cmのもの)×５枚　※１
２. ヒノキ工作板（厚さ1mm×幅5mm程度のもの)　※２
３. プラスチック製クリアケース×６個　※３
４. 木工ネジ×４本
５. 電動ドリル＆ドライバー
６. 刷毛
７. 水性ステイン塗料

※１　同じ幅＆厚みの板材を棚の天板、底板、中板、側板共通で使います。
※２天板＆底板デコレーション用飾り板になります。
※３ 100円ショップで購入。

以上の材料・道具を用意したら、さっそく作っていきましょう。

まず最初に、各棚板の元となる板材を用意します。

厚さ1cm程度で、板幅がクリアケースの幅とジャストサイズになる板材をホームセンターで探します。

板材を用意したら、天板、底板、中板、側板を、各々クリアケースの大きさを考慮しながら長さを決め、カットしていきます。

こちらがカット後のイメージです。
天板と底板、側板２枚は各々同じ長さです。
これらの板を、写真のように組み合わせます。
この組み合わせイメージと、棚にのせるクリアケースの寸法を考慮しながら、各板の切り出し寸法を事前に計算しカットして下さい。

自分でやるのは意外と難しい木材カットですが、ホームセンターの「木材カットサービス」を利用すれば、専用の切断機を使って正確かつ綺麗に木材をカットしてくれます。

１カット数十円程度なので、手頃で便利です！

棚の側板（左右）と中板をネジで固定します。

天板と底板を作ります。
写真のような感じになるよう、厚さ1mm×幅5mmのヒノキ工作板を、木工用瞬間接着剤などで天板＆底板の側面に貼りつけていきます。

厚さ1mm×幅5mmのヒノキ工作板を、天板＆底板の側面に一周ぐるりと貼り付けるイメージです。こうすることによって、板の側面に「段」のようなものができ、見た目の印象が格段に良くなります。

底板と天板は全く同じものなので、これを２セット作ります。
底板にＨ型のラック本体部分を乗せ、上から天板を被せればウッドラック部分の完成です！