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DIY
柳美菜子

大人可愛いシックなフラワースタンドを作ろう!【柳美菜子のDIYレシピ】

部屋の中にグリーンがあるだけで雰囲気ががらりと変わるもの。試験管を使った一輪挿しをシックに仕上げるDIYレシピです。

大人可愛いシックなフラワースタンドを作ろう!

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いよいよ夏本番!

青々と茂る木々たちと、みずみずしい草花たちが彩る爽々とした季節がやってきました。部屋の中も、夏の景色に合わせたグリーンがあるだけで雰囲気ががらりと変わるものです。

そこで今回は、爽やかな夏にぴったりの、清涼感あふれるフラワースタンドを作ってみようと思います。

 

用意するものはこちら

1. パイン集成材(厚さ1cm程度のもの) ※台座になります
2. ヒノキ角材(1cm角のもの) ※枠になります
3. ヒノキ工作板(厚さ1mm×幅5mm程度のもの) ※台座用飾り板になります
4. ヒノキ工作板(厚さ1mm×幅8mm程度のもの) ※枠の目隠し板になります
5. パイプ通し×7個(φ12mm)
6. 試験管×7本
7. 木工用瞬間接着剤
8. カッターナイフ
9. 刷毛
10. 塗料
11. 電動ドリル&ドライバー
12. 皿ネジ×14本
13. 木工ネジ×7本

以上の材料・道具を用意したら早速作っていきしょう。

 

さっそく作ってみましょう!

1.フラワースタンドの「枠」を作る

まず最初に、フラワースタンドの「枠」になる部分を作ります。

イメージとしては、4本のヒノキ角材を木工ビス4本で写真のように固定するような感じです。とても簡単に見えますが、この作業、実はなかなか難しいんです。

その理由がこちら。

細い板に直接ネジを入れると、ネジの太さのせいで板がバキッと割れてしまうんです。
これを「板割れ」というのですが、この板割れを防ぐために予め下加工をしておく必要があります。

写真のように、電動ドリルを使って予めネジの太さよりやや小さめの穴をあけておきます。

こうすることによって、ネジの太さで板を圧迫する(押し広げる)ことがなくなりますので、板割れを未然に防ぐことができます。

さらに、こういったところに使うネジ選びというのも重要になります。

こちらが今回使ったネジです。俗に「木工ネジ」と呼ばれるものですが、普段よく目にする皿ネジとの最大の違いが「軸の太さ」です。

通常の皿ネジは、軸が細いものでも3mm程度あるのですが、こちらの木工ネジは1.5mmほどしかありません。そのため、直接ネジ込んでも板割れしにくく、さらに長さもあるので固定強度も強く、こういった小さな木工雑貨を作る際にとても便利なネジです。

この木工ネジを使って、フラワースタンドの枠を組み上げます。

4本のヒノキ角材を木工ネジでしっかりと固定すれば、フラワースタンドの枠部分の完成です。

 

太さ1.5cmまでのヒノキ角材の切断方法

太さ1.5cm程度までのヒノキ角材を、ノコギリなどの工具を使わず簡単に切断する方法をご紹介します。

 
 

  1. カッターを使って切断したいラインに深さ2mm程度の溝を入れます。(写真のように四方全面に溝を入れる)
  2. 角材の左右を手で握り、板を折るようなイメージでゆっくりと力を入れながら上下数回にねじると、ポキッと簡単に切断することができます!

 

2.フラワースタンドの枠を台座に固定する

先程作ったフラワースタンドの枠を台座にネジで固定します。

写真のように台座の中心に枠を置き、台座の裏側から3本の木工ネジで固定するイメージです。これでフラワースタンドの本体(木工部分)が完成です! ……が、ここでさらに一工夫。

 

写真で見る限りでは、ネジが表面に1本も無いように見えますが、上から見るとご覧の通り。

しっかりとネジの頭が見えてしまっています。

このままでももちろん構成上何も問題はないのですが、ネジが見えてしまっては美しい木目が台無しです。せっかく作るなら見た目の美しさにもこだわりたいもの。

そこで、こういったネジを見えなくするような、見た目の完成度をグッと上げるテクニックをちょっとご紹介したいと思います。

見た目の完成度をぐっと上げるテクニック

 
 

  1. ネジの頭が見えてしまっている部分の上から、薄手のヒノキ工作板を木工用接着剤で貼り付けます。
  2. 作業はたったのこれだけです。
    こうするだけで、ネジの見えない木目が美しい作品へと生まれ変わりました!

 

さらにこちらのテクニックを応用してみましょう。

見た目の完成度をぐっと上げるテクニック【応用編】

 
 

  1. フラワースタンドの台座部分にも同様に、薄手のヒノキ工作板を木工用接着剤で四方に貼り付けます。
  2. 「段」のようなものが付いたことがお分かり頂けるでしょうか?
    塗装した後の写真もあわせてご覧下さい。

  3. 台座部分に注目。ちょっとした段差をつけるだけでここまで見た目の印象が変わるんです!
    こういったちょっとした一手間を加えるだけで、作品の完成度はグッと上がります。

 

3.金具(パイプ通し)を取り付ける

「パイプ通し」と呼ばれる金具を、フラワースタンドの枠に皿ネジで取り付けます。
パイプ通しは、洗面台のタオル掛けなどに使われている金具のことで、どのホームセンターにも1つ100円程度で売っています。

 

  1. 写真のように、ネジがぶつかることがないよう、金具を裏表交互に合計7個取り付けます。

  2. 好みの色に塗装し、試験管を差し込めばフラワースタンドの完成です!

 

グリーンを飾ってみよう!

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爽快な夏をイメージしたフラワーアレンジです。

花瓶と違って1本1本「一輪挿し」のように使えるのでボリュームを押さえることができ、花器にガラスの試験管を使っているため透明感が生まれ、とても涼しげなフラワーアレンジができるのが特徴です。

金具(パイプ通し)を交互に取り付けているため前後に奥行きが生まれ、より立体的なアレンジが可能です。

さらに、試験管を逆向きに差し込めばこんな使い方も!

フラワースタンドならぬ「フラワードーム」に大変身です!

中に華奢なドライフラワーやタグなどを入れると、フラワースタンドとはまた違った表情になります。こちらは秋~冬のシーズンにぴったり似合いそうですね!

アレンジ次第で年中を通して活躍してくれそうなフラワースタンド。皆さんもぜひ作ってみて下さい!