
- 柳美菜子
- 大阪在住のインテリアブロガー。「お金をかけないインテリア」をモットーに家具から雑貨までを手作りし、自分スタイルの賃貸マンションライフを楽しんでいます。
ブログ「pink pinko life 」 http://pinkpinko.exblog.jp/
価格も安く、扱いやすい「すのこ」は、DIYアイテムの定番ですよね。今回は、そんな「すのこ」にさらにひと工夫。おしゃれで実用度満点の「3段ウッドラック」の作り方をご紹介します。
目次
今回挑戦するのは、室内では鮮やかなキッチンラックに、屋外では春色のプランタースタンドになるおしゃれな「3段ウッドラック」。
すのこを使ったさまざまなDIYアイデアが雑誌やテレビなどで日々紹介されていますが、若干気になるのが、その見た目。すのこの主張が強く、100%おしゃれかと言われるとちょっと微妙なことも……。
今回はちょっとした工夫で、すのこを使ったとは思えない見た目にもおしゃれなウッドラックに仕上げたいと思います!
1.ヒノキ工作板×3(厚さ2mm程度のもの)
2.すのこ×5 (※1)
3.木工ネジ(12本)
4.糸ノコ
5.プリントしたラベル (※2)
6.プラスドライバー
7.木工用瞬間接着剤
8.カッターナイフ
9.スポンジ
10.刷毛
11.塗料
12.金尺
13.ダストメディウム
まず最初に、これから作る3段ラックがどういう構造になっているか頭の中でしっかりとイメージしておきます。写真のものが完成図ですが、ラックの左右に2枚と棚板に3枚、合計5枚のすのこを使っています。
用意するすのこは5枚すべて同じサイズなので、それぞれを写真の形になるようにカットして組み合わせるイメージですね。では、早速カットしていきましょう!
まずはラックの側面になる部分から作ります。写真の赤線がすのこをカットするラインで、影のところが不要部分です。これをラックの側面部(左右一対)用に合計2枚作ります。
ラックの棚板となる部分を作ります。写真のように「天板」「中板」「底板」の計3枚を作ります。
先程カットした「側面板」2枚と「底板」を上のように組み合わせます。
と、ここで気になるのがラックの見た目。やはり、”すのこ感”が否めません。おしゃれなラックとして使うにはやや抵抗がありますよね。そこでご紹介するのが、次のひと手間アイデア。
用意するのはホームセンターで売っている「ヒノキ工作板」。様々な長さやサイズのものがありますが、今回は2mm厚で幅2cmのものを使いました。この板幅については、使うすのこのサイズ感に合わせて選んでもらえればOKです。
最後に、完成したウッドラック本体を次の水性塗料で好みの色に塗っていきます。
すのこで作ったウッドラック。段違いの3段オープンラックになっているためとても開放的で、すのこの特徴である板と板の隙間によって圧迫感なく、どんなシチュエーションにもマッチする仕上がりになりました。
これが、箱形の棚には決してマネのできないところ。
作りもしっかりしているので実用性も十分! 重さのあるものも難なく収納することができます。
室内ではキッチンラックとして使ってみるのがオススメです。食器類やジャムなどを並べて、カントリー風に彩ってみましょう。
室外ではプランタースタンドとして使ってもOK!
すのこはヒノキでできているため本来水気に強く、板と板の隙間があるおかげで水捌けもバッチリなので、安心して使うことができます。
今流行の「すのこDIY」ですが、組み方やカットの仕方、塗装方法などにひと手間かけるだけで、ここまで変身させることができるんです。
材料費も安くて作り方も簡単な春色鮮やかなウッドラック。みなさんもぜひ作ってみて下さいね!