- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
買ってから後悔しないために!ドライブレコーダーのおすすめの選び方
事故が起こった!そんな時に状況を知らせる手助けをしてくれるのが、車に取り付けられたドライブレコーダーです。しかしお店に購入しに行っても機種が多く、選び方がわからないという方も多いことでしょう。おすすめの選び方をご紹介します。
【ドライブレコーダーの選び方】録画範囲は?
ドライブレコーダーの選び方にはいくつものポイントがあります。そのうちの1つが録画できる範囲の広さです。どのような状況に対応したいかを考えて、その状況の記録にピッタリのドライブレコーダーを購入するのがおすすめの選び方。
例えば後方からの事故やあおり運転が気になる方は、前後にカメラを設置して撮影する「2カメラタイプ」がおすすめです。選び方のポイントとして、後方に設置したリアカメラが後続の車の動きを録画してくれるため、追突はもちろん、あおり運転も証明してくれます。
このほかでは、横からの割り込みや接触にも対応できるタイプが欲しいなら、「360°カメラタイプ」がよいでしょう。事故直後の車内の状況を記録したいなら、「3カメラタイプ」がおすすめです。
もう1つ選び方のポイントとして忘れないようにしたいのは、フロントカメラの録画範囲。カメラを中心に左右にどれだけの広さを録画できるかを表す「水平画角」は、最低の目安として、100°以上はある機種でないとおすすめできません。
同じように、カメラを中心に上下にどれだけの広さを録画できるかを表す「垂直画角」も、広ければ広いほどおすすめです。こちらも最低55°以上ないとおすすめできません。機種によっては360°撮影可能というものもあるので、好みで選んでもよいでしょう。
ドライブレコーダーの撮影範囲を表すものにはもう1つ、「対角画角」というものもあります。斜め方向にどれだけ撮影するかを表す基準ですが、水平画角、垂直画角と比較するとそこまでこだわらなくても大丈夫です。画面の見やすい機種から選ぶとよいでしょう。
【ドライブレコーダーの選び方】画素数は?
ドライブレコーダーの選び方では、いかに鮮明な画像を記録できるかも重要です。鮮明な画像を撮るには「記録画素数」と「解像度」が重要で、記録画素数は数値が大きければ大きいほどキレイで見やすい画像を記録できます。
ドライブレコーダーを選ぶ際の基準とするなら、記録画素数は200万画素以上、解像度を決める画質は「Full HD」以上です。
記録画素数にはほかにも300万画素や400万画素といったものが、画質には「3メガ」や「クアッドHD」といったものがあります。質のよいものほど高価になりますが、より鮮明で確実性の高い記録を残せるので、選び方としてはありです。
また、トンネルの出口や逆光などの場合、前を行く車がホワイトアウトしたり、黒く写ったりする「白飛び」「黒つぶれ」といった現象が起こることがあります。ドライブレコーダーを選ぶ時は、そんな白飛びや黒つぶれを予防する画像補正付きのものを選びましょう。
画像補正機能付きの機種には「HDR(ハイダイナミックレンジ)」「WDR(ワイドダイナミックレンジ)」と表記があります。明るさを自動調整することで、かなりの明暗差でも鮮明で見やすい画像を記録できるのが特徴です。
トンネルの出口なども事故が起きやすい場所のため、画像補正機能の有無はドライブレコーダーの選び方でも重要なポイントといえるでしょう。
【ドライブレコーダーの選び方】夜間機能は?
画像補正とある意味では似たような機能ですが、ドライブレコーダーに欠かせない機能として夜間機能があります。光のない夜でもわずかな光をしっかり拾って記録する機能です。「ナイトビジョン」や「スーパーナイト」など、メーカーで呼び方が変わったりします。
夜はただでさえ事故が起こりやすい時間帯です。そのため夜間機能が付いているかどうかは、ドライブレコーダーを選ぶ上でも欠かすことのできない重要なポイントの1つといえます。
また、選び方のポイントとして押さえておきたいのが、信号機の色がきちんとキレイに映るかどうかです。近年増えているLEDライトの信号機に対応していないと、肝心の色が不鮮明なために証拠能力がない、という本末転倒なことにもなりかねません。
ドライブレコーダーなんだから、信号のことはいちいち気にしなくてもキレイに写るはずだと思っていると、いざ事故の時に信号だけ真っ黒だったということもあり得ます。意外と見落としがちなポイントなので要注意です。
押さえておきたいおすすめ機能
ドライブレコーダーには、これまでご紹介した以外にも押さえておきたい便利な機能が付いた機種があります。いざという時に助けられる機能ばかりなので、選び方のポイントとしてチェックしておきましょう。
駐車監視機能
出かけ先や自宅でも、駐車中に当て逃げや車上荒らしなどの被害にあうことがあります。この駐車監視機能がついているドライブレコーダーは、エンジンを切っていてもこれらの被害を記録してくれるのです。
この駐車監視機能は録画方法にも種類があります。エンジンを切っていても常に録画しつづける「常時録画」、当て逃げなどのように車体に衝撃が加わったことを感知して録画を始める「衝撃検知(Gセンサー)」、周囲で車や人が動いたことを感知して録画を始める「動体検知」です。
どのタイプの駐車監視機能がよいかは、普段の車の乗り方や止めておく場所によっても選び方が変わります。ドライブレコーダーの電源によっても適した録画方法が変わるので、購入時にお店の人に相談するとよいでしょう。
デュアルカメラ
デュアルカメラは車内の様子も録画できるというもので、問題発生時の車内の様子まで克明に記録できるメリットがあります。後続の車も記録できる2カメラタイプに、さらにもう1つ車内用カメラを取り付ける3カメラタイプがおすすめです。
事故とは関係なく使いどころもあり、ドライブ中の車内での思い出を記録することもできるため、家族旅行などを記録するのにも使えます。ドライブが趣味という家庭では、もう1つのビデオカメラとしての選び方ができるタイプです。
家族旅行の記録用としても使う場合は、長く録画できるようにmicroSDカードの容量にもこだわるとよいでしょう。ドライブレコーダーの選び方として、ダブルカードスロットタイプを購入するのもありです。別のmicroSDカードにデータをコピーして持ち出すことができます。
GPS機能
GPS機能が付いている機種は、車の正確な位置や走行速度もデータとして残せます。日時の設定も自動で修正されるため、情報の正確性が増すことから証拠能力としても価値が高まるのがメリットです。なるべく搭載している機種を選びましょう。
電源不要の機種ってあるの?
ドライブレコーダーの電源は、走行中と停車中、機種などで違いはあれど、電源不要ということはありません。充電式の機種でも、車が走行する時に電気を起こして充電しているため、専用の配線が必要になります。「配線不要」と宣伝して売っている機種でも、電源コードは必要です。
ドライブレコーダーは機種によって電源が異なり、それによって必要となる配線にも違いが出ます。電源コードをスッキリみせたい、配線が複雑で手に負えないといった場合には、無理せずプロに依頼するのがおすすめです。
おわりに
ドライブレコーダーは万が一の時に、詳しい状況を教えてくれる便利なものです。それだけに自分に合った機種を見抜けるよう、選び方のポイントを学んでからお店に行きましょう。お店の人とも納得いくまで話をして、最高のドライブレコーダーを取り付けてください。