- 藤岡みなみ
- ふじおか・みなみ/文筆家。暮らしの中の異文化をテーマにした『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)が発売中。
藤岡みなみ|思い立ったがDIY吉日 <vol.43>
タレントの藤岡みなみさんが、モノづくりに対してのあれこれをつづるコラム連載!題字ももちろん本人。可愛くもシュールな世界観には、思わず引き込まれちゃいます。今回は、スワッグ作りに挑戦。
- 藤岡みなみふじおか・みなみ/1988年、兵庫県出身。テレビ番組・CMに出演からラジオパーソナリティ、エッセイストなど、幅広く活動。バンド「藤岡みなみ&ザ・モローンズ」ではボーカルを務める。
ブログ:藤岡みなみ 熊猫百貨店
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今回はあこがれのスワッグ作りです。
少し前、普段あまり行かない街を歩いていると、路地裏に小さなお花屋さんを見つけた。
中に入るとドライフラワーのリースやブーケ、スワッグの専門店だとわかった。
店内じゅうに飾られたお花たちは、目もくらむほどおしゃれだ。
「こわれやすいため、商品にはお手を触れないでください」という注意書きが貼ってあり、カバンやコートの裾でうっかり触れてしまわないよう身を小さくしてじっくり眺めた。
なにか買いたかったけれど、雨が降っていたし、荷物も多かったので、こんな繊細で素敵なものを買って帰るコンディションじゃない、と諦めた。
生花をつるして作っておいたドライフラワー。
迷い込むようにして見つけたお店だったので、また行ける自信もなく、無理をしてでも買えばよかったとずっと小さく後悔していた。
ぐるぐる考えるうち、あんなにいいものは作れないけれど、自分でも作ってみよう、という気になった。
うまくできたけど、今度は飾る場所が重要だなぁ。
ドライフラワーにしておいた花を集める。集めるだけで、すでにかわいい。
大きさやバランスを考えながら麻紐で結ぶだけ。
コツは、葉っぱ系を後ろに持ってくることだそう。
小さいスワッグと、大きいスワッグ、二つできた。
窓の外はまたしても雨だったけれど、植物を触っていると外の空気を吸った気分になれる。
お散歩日和になったら、さらなる研究のために、あのお店をまた見つけ出そう。
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