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簡単DIY:カーネーションで作る、犬と猫のフラワーアレンジメント
もうすぐ母の日。ちょっと懐かしい、プードルをかたどったカーネーションのアレンジにトライしてみませんか。以前は白で作るのが主流でしたが、最近見かける多彩なミックスカラーやアプリコット色などで作るとちょっと新鮮です。立ち耳の犬や猫のバリエーションもご紹介します。
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カーネーションでプードル犬を作ろう!
かごなどに入ったカーネーションのプードル犬、昔お花屋さんで見たことがありませんか? どことなく“昭和”な感じのする懐かしいアレンジメントですが、これ、ちゃんと作ってみると結構可愛いなと思うのです。
特にこんなふうに、3匹とか5匹をひとつの器にまとめてみたら、なんだか笑ってしまうほど楽しい雰囲気に。犬を飼っている方の家に遊びに行くときなどに、ちょっと茶目っ気のあるプレゼントとしてもいいかもしれません。
では、さっそく作ってみましょう。作り方は1匹分でご説明します。
用意するもの(1匹分)
- カーネーション 10本
- ヒムロ杉、モス(苔)など
- フローラルフォーム
- セロファンまたはビニール袋
- アレンジメント用の器(ここではブリキのミニじょうろ)
- 目、鼻、口のパーツ
下準備
アレンジメント用の器に入れたときに上3cmほどが出るくらいのサイズにフローラルフォームをカットし、水を張ったバケツやボウルなどに浮かべ、自然に吸水して沈むまでおきます。十分に吸水したら、セロファンかビニール袋でくるみ、セロテープで固定します。
これを器にきっちりと詰めれば、下準備は完了。カーネーションの茎の長さは、使う場所によって少しずつ違うので、少し長めにしておき、調整しながら挿していきましょう。
アレンジメントスタート!
STEP01.顔部分を作る
前側になるほうから先に作ります。丸くて大きな花を選び、真ん中の位置に正面を向くようにして、少し浮かせるように挿します。これが顔になります(1)。
次に、顔の左右に少し小さめの花を深めにきゅっと挿します。これが耳になります(2・3)。続けて顔の真下に胸(4)を深めに挿し、顔の上に茎を長めにした頭頂部(5)をふんわりと挿します。
後ろから見たところです。茎の長さは頭頂部が最も長く、次に顔。両耳と胸はごく短く、深く挿して立体感を出しています。
STEP02.ボディ部分を作る
後ろ側を作ります。同じような大きさの花4つを、頭頂部の花の茎を隠すように、深めにきゅっとまとまるように挿します。これが背中(6・7)とお尻(8・9)になります。
しっぽ(10)は小さめの花の茎を長めに切り、背中とお尻の間の真ん中にふんわりと挿します。
真横から見たところです。なんとなく、犬の姿に見えてきましたね。
STEP03.目鼻をつけて仕上げる
顔の表情を作ります。手芸ショップのパーツ売り場などで売っている、ワイヤーつきのパーツを使ってもいいですし、ボタンやフェルトとワイヤーを使って手作りしてもいいと思います。可愛い表情になるよう配置を考えながら、目と鼻、お好みで口を花に差します。
まわりの空いた部分を、ヒムロ杉やモス(苔)などで埋めて、でき上がりです。飾っている間、1日1回はお花の間からフローラルフォームに水をさしてあげてくださいね。
色と挿し方でバリエーションも
花びらが丈夫で密生しているカーネーションが、やはり最も作りやすいと思います。プードル以外の犬ができないかな、と思ってもうひとつ、別の色で別の形を作ってみました。こちらは何の犬種に見えるでしょう……立ち耳のテリア? それともパグでしょうか? 小さめの花やつぼみなども上手に使うと、いろいろな表情が出せると思います。
猫もできます!
同様に、カーネーション8本で猫を作ることもできますよ。耳と口のパーツは、紙やフェルトを切り抜いて手作りし、しっぽはワイヤーにテープやリボンを巻き付けたものを用意します。
プードルの頭頂部としっぽを省略し、プードルの耳としていた2・3をさらに深くぎゅっとまとまるように挿し、全体に丸くなるようにします。あとは同様で、耳、しっぽ、目、鼻、口を差し込めば完成です。
思わず笑みがこぼれてしまう楽しい犬猫アレンジメント、いつものお花の飾り方に飽きたら、ぜひ一度作ってみてください!
文:Mikako Ichimura
写真:Brian Sawazaki Photography
記事提供:Houzz(ハウズ)