
- 藤岡みなみ
- ふじおか・みなみ/1988年、兵庫県出身。テレビ番組・CMに出演からラジオパーソナリティ、エッセイストなど、幅広く活動。バンド「藤岡みなみ&ザ・モローンズ」ではボーカルを務める。
タレントの藤岡みなみさんが、モノづくりに対してのあれこれをつづるコラム連載!題字ももちろん本人。藤岡みなみさんの可愛くもシュールな世界観には、思わず引き込まれちゃいます。今回は、普段からよくDIYされているという『刺繍のワッペン』について語ってもらいました!
ないから作る。DIYをはじめるいくつかの動機のうち、もっとも大胆でシンプルな理由はこれだ。
ものに溢れた時代。時間営業の店、インターネット通販、輸入ショップなど、たいていのものがほしいときにすぐ手に入る。クリエイターだってたくさんいて、もうなんでも誰かに発明されつくしているように感じるかもしれない。
―例えば、カタカケフウチョウのグッズ。
でも、やっぱり、この世にすでにあるものより、まだ生まれてないもののほうが多いとわたしは思っている。環境ドキュメンタリー番組を観ているとき、不思議な求愛行動をとる南国の鳥に心を奪われた。
翼を広げると身体に大きな顔に見える模様が出現し、それだけでもギャグなのに、必死の反復横跳びでメスに愛をアピールするのだ。愛おしくてたまらなくなり、カタカケフウチョウのグッズがあればほしいと思ったが、なさそうだった。
―羽を広げたときのカタカケフウチョウです。
私は刺繍ミシンで衝動的にカタカケフウチョウのワッペンを作り、気に入った帽子につけて出かけてみた。「そんなのどこで売ってるの」と聞かれるのがたまらなく嬉しかった。
「まだない」ものを手っ取り早く形にしたいとき、人によってはTシャツがカンバスかもしれないし、木工が表現先かもしれないし、庭が舞台かもしれない。
わたしの場合は、刺繍ミシンで作品を作ることが多い。
―DIYの相棒は刺繍ミシン。糸も集めてます
誕生日プレゼントに…刺繍ミシンをもらいました…!興奮で頭がボーッとしてます…。オリジナルグッズ作り放題!加速するDIYガール!!Tシャツくんや3Dプリンタもあるので、もはやみなみ工房! pic.twitter.com/wJOkznjMtp
— 藤岡みなみ (@fujiokaminami) 2014年8月9日
―ナンのワッペンを作ってインド料理屋に行くことも
できた!ナンワッペン pic.twitter.com/iH4KEyEjy3
— 藤岡みなみ (@fujiokaminami) 2016年5月7日
―かきあげのワッペン
かきあげのワッペンをつくったよ。https://t.co/XvMZRYy0a5 pic.twitter.com/6f1JvuqI8r
— 藤岡みなみ (@fujiokaminami) 2016年6月20日