- 藤岡みなみ
- ふじおか・みなみ/文筆家。暮らしの中の異文化をテーマにした『パンダのうんこはいい匂い』(左右社)が発売中。
藤岡みなみ|思い立ったがDIY吉日 <vol.03>
タレントの藤岡みなみさんが、モノづくりに対してのあれこれをつづるコラム連載!題字ももちろん本人。今回は『スノードーム』のDIYにトライします。藤岡みなみさんの可愛くもシュールな世界観には、思わず引き込まれちゃいます。
目次
今回のDIYは『スノードーム』
ずっとスノードームに疑問を感じてきた。かわいいので贈り物でもらったりするととても嬉しいが、2~3回ひっくり返して眺めてきたところで「で?」という感じになる。
まず、スノードームは雪を甘く見ている。
まもなくこのあと23時から、2週間ぶりの「おささらナイト」放送です。 #おささらナイト pic.twitter.com/5jGszasMGu
— 藤岡みなみ (@fujiokaminami) 2016年11月5日
雪ってあんな、ふんわりふわふわロマンティックなものとは限らない。北国ではドシャー!と降って身の危険を感じるし、春先は泥色に濁ってきたない。
もちろん幻想的な雪の魅力もわかるが、問題はスノードームが雪の良い面しか表現していないことである。というわけで、今回は雪の厳しさをもつめこんだスノードームを自作したい。
っというわけで『氷河期ドーム』をDIYします
ないものは、作るべし。これだ、と思いついたのは、『氷河期ドーム』。
マンモスがいた、狩りの時代をテーマにした。意外と簡単にできそうだと思ったけれど、すぐに問題が発生。
マンモスが入らない
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粘土で作ったマンモスが大きすぎてビンに入らないのだ。私のDIYは常に衝動だけで始まるのでこういうことは日常茶飯事である。(このあと二度作り直した)
黒曜石の矢じりも一緒に設置
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容器を新たにし、接着剤で固定して砂と水を入れるとすぐに完成だ。生命の尊さと切実さを表すために黒曜石の矢じりも一緒に設置してみた。矢じりを入れると物語性が強くなるはず。
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藤岡みなみ
ふじおか・みなみ/1988年、兵庫県出身。テレビ番組・CMに出演からラジオパーソナリティ、エッセイストなど、幅広く活動。バンド「藤岡みなみ&ザ・モローンズ」ではボーカルを務める。
ブログ:藤岡みなみ 熊猫百貨店
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完成。なんと!ファンタスティック!
ひっくり返して雪を降らせてみると、なんと!ファンタスティックなだけでなく、自然の厳しさと生命力が伝わってくる作品になった…ような気が、する。
いいんです、自己満足で!みなさんも自己満足スノードーム、冬のDIYにぜひ。