- 三輪礼子
- ハンドメイドとキャンプが好きな主婦ライターです。趣味の時間を確保するため、家事の時短を日々研究中。役立つ情報や、モノづくりのたのしさを共有できるような記事を目指しています。
キャンプでの服装の正しい選び方は?基本を知ってオシャレを楽もう
キャンプでは服装を意識すると、快適に過ごしやすくなります。服装の選び方や、大切な服を守るための対策を紹介します。また、キャンプ中に嫌な虫を少しでも寄り付きにくくする、服装の選び方も紹介しているので、参考にしてください。
重要!気候のチェックは忘れずに
キャンプ場の気温は、居住地域と違うことが多いので、必ず確認しておきましょう。標高が100m上がるだけで、気温は0.6℃下がります。
暖かい季節でも林間サイトなどで、日差しが届きにくい時は、日中でも肌寒いこともあります。風や湿度で体感温度も変わるので、天気だけでなく、風や湿度もチェックして備えておきましょう。
春や秋といった過ごしやすい季節でも、テントを設営していると汗をかいてしまいます。汗で濡れた服のままだと、設営が終わった後に冷えてしまうことがあるので、着替えも用意しておくと安心です。
知っていると役に立つ!キャンプでの服装の選び方
寒さ対策に役立つ!レイヤリングの基本
レイヤリングとは重ね着のことです。登山など体を動かすアウトドアシーンでは、体温を調整しやすいようにレイヤリングが基本になります。
キャンプはそこまで体を動かすわけではありませんが、知っていると寒さ対策に役立ちます。服を足し算したり、引き算したりして暖かさを調整するので、同じアイテムで幅広い季節に対応できるのもポイントです。
夏以外もキャンプを楽しみたいと思っている方は、服装を選ぶときにレイヤリングを取り入れると寒さ対策になります。
ベースレイヤー
ベースレイヤーの役割は、汗を吸い、早く乾かし、汗で体が冷えるのを防ぎます。汗をかいてもべたつかないので、快適です。寒い季節には保温性がプラスされたタイプだと重宝します。
アウトドアメーカーからもたくさんのベースレイヤーが販売されていますが、お手軽に楽しみたい方は、作業用のインナーを試してみてはいかがでしょうか。
ホームセンターなどでお手頃な価格で買うことができます。吸汗速乾と書かれたアイテムを選んでみてください。
ミドルレイヤー
ミドルレイヤーの役割は、保温と通気性です。ベースレイヤーの働きを邪魔しないために、通気性は大切です。フリースやウールのシャツなどは、ミドルレイヤーにあたります。
ミドルレイヤーは一枚とは限りません。寒い時には、ミドルレイヤーを重ねて着ます。細かい調整がきくところが、アウトドアシーンで役に立ちます。
冬のキャンプでも、車の中は暖かいので、外で過ごすような服装では暑すぎるうえに、動きにくくなってしまいます。簡単に脱ぎ着できる服装がおすすめです。
キャンプでは、ミドルレイヤーにインナーダウンも人気です。小さくなるので邪魔になりにくく、暖かいので1枚用意しておくと重宝します。
アウターレイヤー
アウターレイヤーの役割は、風や雨を防ぐことです。登山などでは高機能なものが求められ、高額なアイテムですが、キャンプで使うものはそこまで気にしなくてよいでしょう。
キャンプ用のアウターレイヤーでおすすめなのは、難燃性の素材が使われているものです。キャンプでは、調理や焚き火で火の粉が飛んでくることがあります。
難燃性の素材は、多少火の粉に当たっても穴が空きにくいので、キャンプに最適です。
火の粉に注意、大切な服を守るには?
キャンプでは、BBQや焚き火で火の粉がでます。ダウンジャケットやフリースなどの化学繊維の衣服は火の粉が当たるとすぐに穴が開いてしまいます。
大切な服を火の粉から守ってくれるのが、焚き火ウエアです。コットンや難燃性の素材で作られており、火の粉がついてもすぐには穴になりません。
ジャケットタイプやポンチョタイプなでいろいろなタイプがあります。ポンチョタイプは袖が邪魔になりやすいですが、膝までカバーすることができるので、焚き火をゆっくり楽しむのに向いています。
ダウンジャケットなどの厚手の服の上からでも着られるので、1年中活躍してくれます。ジャケットタイプは袖がスッキリしているので、料理を作るときに邪魔になりません。
デニムシャツなどの厚手のコットン素材の服でも代用できます。手持ちの服が使えるので、初心者でも取り入れやすいのではないでしょうか。
焚き火などをすると、服に匂いがついてしまいます。一枚羽織っておくと、煙からも服を守ってくれます。
暖かくなったら要注意!虫対策に有効な色とは?
キャンプをするときに、虫が気になる方は多いのではないでしょうか。虫除けスプレーなどは有効な対策ですが、実は虫が好む色も存在します。
基本的に、花の色に多い黄色やオレンジは虫が好む色です。しかし、キャンプ中に厄介な虫といえば、蚊やハチ、アブやブユではないでしょうか。
これらの虫は、黒い色に寄ってくる習性があります。キャンプでは明るい色の服を着て、危険な虫から身を守りましょう。虫全般が苦手な方は、緑や青がおすすめです。比較的虫が寄り付きにくい色なので、取り入れてみてはいかがでしょうか。
おわりに
キャンプ中は、体温調整のしやすい服装を心がけましょう。おしゃれなキャンプウエアはたくさんありますが、基本がわかっていると、手持ちの服も有効に使えます。
キャンプでの服装は、快適度にも影響するので、基本をしっかりとおさえて、キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。