お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
暮らしの工夫
井上 佑佳

ノートの上手な活用法は?楽しく継続するコツやアイディアを紹介

ノートを購入しても未使用のままだったり、使い切れなかったりなどの経験をお持ちではないですか?今回は普段の暮らしのなかでノートを使うメリットやアイディア、活用法について紹介します。ノート作りのちょっとしたコツをおさえて、楽しく取り組みましょう。

暮らしのなかでノートを活用するメリットとデメリット

 

 

デジタルノートが普及している昨今ですが、紙とペンを使った手書きのノートも根強い人気。メモやスケジュール管理、気持ちを書き留めるなど、活用法はバラエティに富んでいます。さらに好みの表紙や高品質な紙ならば、ノートを眺めるたびにテンションがあがりますよね。

 

一方でせっかく買ったノートを最後まで使い切れず、何冊も溜まってしまうという方は多いのではないでしょうか。家事・育児・仕事など、毎日多忙な中でのノート活用は、思った以上に難しいもの。しかし忙しいからこそ上手くノートを使えば、心や時間の余裕も生まれるのです。

ここでは暮らしのなかでノートを活用する場合のメリットとデメリットを紹介します。

 

ノート活用のメリット

デジタルノートに比べると自由度が高い

ノートとペンというシンプルな道具のみにもかかわらず、書き込みの自由度の高さは大きなメリットだといえるでしょう。文字を書くために場所を選ばず、図やイラストなどのアレンジも思いのままです。データ消失といったリスクもありません。

 

また、お気に入りのノートや文房具を手に取れば、モチベーションの維持にも繋がるでしょう。

 

記憶が定着する

ノートに文字を書くと、記憶が定着しやすくなります。頭の中で記憶するだけよりも、数行でも書き込んだほうが忘れにくいと感じませんか?紙とペンを使って手を動かす動作は、同時に脳も活性化されるのです。

さらに他ページと関連付けた記憶によって、なお忘れにくくなります。

 

やるべきことや思考を可視化できる

多忙でもノートに書き込むことで、やるべき項目や自分の考えを具体的に把握できます。「支払いを忘れた」「浄水器のフィルター交換はいつだっけ?」「夫とケンカしてもやもや……」など、忙しいときに細かい予定や突発的な出来事をゆっくり整理する機会はなかなかありません。

しかし頭の中を「見える化」させることで、現状把握や改善方法を認識しやすくなります。思考を切り替えるきっかけにもノートは役に立つはずです。

 

ノート活用のデメリット

収納スペースが必要

物理的な保管場所の確保は、アナログ管理のデメリットだといえるでしょう。デジタルではUSBメモリなどにデータ保管が可能ですが、ノートや筆記用具は収納スペースが必要です。『邪魔にならない場所』『忘れない場所』など、自身がノートを継続できそうな保管場所を見つけましょう。

 

作業効率が悪い

手書きのノートは、編集に手間がかかります。ペンによる斜線などで修正も可能ですが、見返すと読みにくい可能性が高いのは否めません。書いたノートが汚いとテンションも上がりませんよね。

そのため筆記用具以外にも、消しゴムや修正液の常備をおすすめします。

 

ノートの活用法を明確にすれば長続きできる

 

ノートの継続がうまくいかず、途中で挫折してしまうこともありますよね。忙しくて書く時間がなかったり、ペンを出す動作自体が面倒だったりと、さまざまな原因があります。

 

しかしノート作りにおけるポイントの把握や自分のルールを決めれば、楽しく無理のない継続が可能となるのです。ここではノート作りを長続きさせるためのポイントを紹介します。

 

書く目的を明確にする

ノートの活用法は多岐にわたるため、最初はあれもこれもと盛り込みがちです。しかし何を書くかが曖昧なままでは、日に日に疲れてしまうでしょう。

 

なぜならノートに書くこと自体が目的となってしまうためです。「何か書かないと……」といったプレッシャーが次第に義務感となり、せっかくのノートも楽しめません。

 

まずはおおまかでも構わないので、自分にとってノートの役割を考え、活用法を明確にしてみましょう。

 

だいたいの書く時間を決めて習慣化する

子どものお昼寝の時間や家族が寝静まったあとなど、ライフスタイルに合わせてノートを書く時間を決めます。「〇〇時からノートの時間」と具体的に決めてもいいですし、「隙間時間の5分」「夕飯作り前の20分間」といった、時間範囲の設定のほうが合う方もいると思います。

 

自分自身に負担にならない程度で時間を定めておくと、ノート作りも楽しめるでしょう。長続きさせるために重要なのは『習慣化』です。

 

書くルールを厳しくしない

最初はノートにあれもこれも書こうと意気込みがちですが、ルールを細かく定めないようにしましょう。書けない日があるとやめたくなりますし、きっちり書くことが目的となってしまいます。

 

たとえばタスク管理で「◯◯時にこの家事をやる」と決めても、計画通りには進むとは限りません。あらかじめ調整時間を設けるなど、余裕をもって取り組みましょう。

 

1冊にまとめて書く

多忙な方こそ、ノートは1冊にまとめての活用がおすすめです。家事や育児、趣味関連など、ノート別のほうが見た目がきれいに整うものの、その都度ノートの取り出しや収納に手間がかかります。

 

また、「あの項目を確認したい」などと思いついた際に、1冊であれば持ち運びもしやすく手軽に読み返せます。

 

ノートはライフスタイルに合わせた活用法を

 

自分の予定や思考を、手軽かつ自由に記録ができる手書きのノート。しかし「何を書いていいのかわからない」「書くことがない」といった悩みも抱えがちです。

 

ここではライフスタイルや趣味などによる、おすすめのノート活用法を紹介します。数種類の項目を組み合わせてオリジナルのノートにするのも楽しいですね。

 

スケジュール関連

細かい予定を忘れないように、日付とタスクを手書きで残しておく習慣づけをおすすめします。手帳代わりとしてスケジュールを自由に書くといった、定番のノート活用法ですね。

 

例えば「クリーニングの受け取り」「前回の換気扇掃除」「子どもの提出書類の締切日」など、家事育児のなかで忘れがちな項目をノートに記載して可視化しましょう。書くことで記憶にも定着するうえに、他のスケジュールも組みやすくなります。

 

ノートに箇条書きでも構いません。まずはメモ代わりとして予定を書く習慣をつけてみましょう。家事・育児・仕事などで色分けしたペンを使うと、視覚的にもわかりやすくなりますね。

 

やりたいことリスト

欲しい物や食べたい物、行きたい場所など、未来に向けて記録するノートの活用法です。自分が心待ちにしている内容を思い浮かべながら書き込むので、気分も高揚しますね。例えばおいしそうなスイーツのリストアップや、部屋の模様替えのアイディアを図で記すなど、たくさんの可能性を秘めています。

 

また、イライラしたり落ち込んだり、気分を変えたいときのセルフケアを記すのもおすすめ。自らを癒す方法は、意外と覚えていないものです。いくつか書き出しておくとメンタル回復の際に役立つでしょう。

 

便利ノート

災害時の避難場所や緊急連絡先、インフラ系トラブルの連絡先といった、重要な内容を書き留めておくノートの活用法です。大事ながらもすぐに思い出せなそうな項目は、まとめてノートに書いておきましょう。

 

ほかに家系図やお年玉の金額、親族の名前・誕生日・命日、贈り物や頂き物の日付なども、うっかり忘れてしまいがちですよね。一括した記録や一覧があると、必要時に便利です。情報を紐付けて思い出せるので、半永久的に活用できるノートとなります。

 

手軽な文房具でノートをカスタマイズする活用法

 

販売されているノートの種類は多種多様です。お気に入りのデザインであれば、やる気もあがりますよね。また、工夫次第で利便性を高めることも可能。ここでは付箋やゼムクリップを用いて、ノートの活用をさらに楽しくさせる方法を紹介します。

 

大きめの付箋にメモを書いてノートに貼る

正方形タイプなどの大きめの付箋に、スケジュールや仕事の手順、やりたいことなどを書き込んでノートに貼る活用法があります。付箋のメリットは、なんといっても汎用性の高さ。貼ってはがせるので、項目内容の変更や不要の場合はすぐに交換が可能です。

 

基本的にノートは台紙代わりとなります。ノート全面に付箋を貼ってもよいですし、ノートのページ縦半分に付箋、もう半分をノートに直接記入など、使い方も自由自在です。ただし、粘着の弱い付箋は剥がれやすいので注意しましょう。

 

ゼムクリップとマスキングテープでかわいいインデックスに

ノートに使うための、簡単でかわいい文房具を作ってみませんか?準備物品はゼムクリップと、お好みの柄の15mm幅マスキングテープのみ。5~6cmにカットしたマスキングテープをゼムクリップのカーブ部分に通し、貼りあわせます。端をきれいに切りそろえて完成。

 

数個作ればノートのインデックスとして活用可能です。色違いのインデックスをノートの項目別に使えば、便利でかわいいオリジナル文房具となりますね。

 

おわりに

最初はまっさらなノートでも、書き込む内容やカスタマイズ次第で毎日のノートが充実します。無理に気負いせずマイペースで継続できれば、自分自身にとってのノートの楽しみ方がみえてくるでしょう。ライフスタイルに合う活用法が見つかることを願っています。