- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
アレルギー対策にピッタリな米粉シフォンケーキのカロリーは?
「小麦にアレルギーがあってもケーキを食べたい!」そんな人たちに人気なのが、小麦粉の代わりに米粉を使ったケーキです。米粉シフォンケーキもそんなケーキの1つですが、カロリーはどのくらいなのでしょうか?自宅での作り方もご紹介します。
米粉シフォンケーキのカロリーってどのくらい?
小麦アレルギーの人にとって、小麦粉を使うケーキは憧れのスイーツの1つでしょう。そこで最近では小麦粉の代わりに米粉を使ったケーキが考え出され、小麦アレルギーの人でも食べられると人気を集めています。
しかし、ケーキといえば気になるのはそのカロリーです。米粉シフォンケーキも例外ではありません。いくらアレルギーの心配がないとはいえ、きちんとカロリー計算をした上で食べたいものです。
そこで米粉シフォンケーキのカロリーがどのくらいあるのか、実際に調べてみました。また、米粉シフォンケーキの基本の作り方や、卵アレルギーや乳製品アレルギーの人でも食べられる卵と牛乳抜きのレシピなど、見どころタップリでご紹介します!
米粉シフォンケーキのカロリー
まずはさっそく米粉シフォンケーキのカロリーから見てみましょう。残念ながら日本食品標準成分表2015年版(七訂)のような公的なデータが見つからなかったこと、作り方によってもカロリーが変わることから、参考としてご覧ください。
米粉シフォンケーキのカロリーは、直径20cmのシフォン型で焼いたものを8等分しただけのもので、特にクリームなどをのせずに食べた場合の目安は185kcalです。同様の条件の小麦粉を使ったシフォンケーキが251kcalなので、米粉シフォンケーキの方が低カロリーといえます。
ではカロリーと同様に気になるもう1つの要素、糖質はどのくらいなのでしょうか?米粉シフォンケーキの場合、同様の条件の1切れの目安は20.6gです。小麦粉のシフォンケーキの場合は27.5gなので、糖質の量でも罪悪感が少ないといえます。
小麦アレルギーの心配がなくて、通常のシフォンケーキより低カロリーにして低糖質なのですから、米粉シフォンケーキは通常のものより健康的なケーキであり、アレルギーのない人にもおすすめのケーキといえるでしょう。
米粉シフォンケーキの基本的な作り方
米粉シフォンケーキは自宅でも簡単に作ることができます。まずは基本となる生地作り用のボウルと、卵白を泡立ててメレンゲを作るためのボウル、シフォン型を用意してください。シフォン型は、使う材料の量に合わせて大きさを調節するとよいでしょう。
生地用のボウルに卵黄ときび砂糖を入れたら、砂糖のザラザラ感がなくなるまでよく混ぜます。そこにオリーブオイルかサラダ油、牛乳を加えて再度しっかり混ぜ合わせてください。混ぜ終わったら米粉を加え、ヘラでさっくり混ぜ合わせたら、次はメレンゲ作りです。
メレンゲ用のボウルに卵白ときび砂糖を入れてよく泡立てます。メレンゲが完成したら、先に作っておいた生地の素に加えて、泡をつぶさないよう注意しながら手早くサッと混ぜ合わせましょう。
生地の素とメレンゲを混ぜ合わせたものをシフォン型に流し入れ、型を軽くたたいて生地をなじませてからオーブンで焼きあげます。焼き上がったら型を取り出し、ひっくり返して完全に冷めきったら完成です。
「作ってみたいけど型がない」という人は、炊飯器を使っても作れます。できた生地を内窯に入れて、炊飯ボタンかケーキモードを押すだけです。炊けた合図の後はしばらく保温のまま放置して、竹串を刺して生地がつかなければ焼き上がっています。
後は内窯を取り出して、型の時のように逆さに置いて冷ませば完成です。型と内窯では形が違うため、やや薄型の米粉シフォンケーキになります。作る頻度が少ないという人や初めて作るという人におすすめの作り方です。
卵・牛乳アレルギー向け米粉シフォンケーキの作り方
豆乳とベーキングパウダーを使うことで、卵や牛乳なしでもフワフワの米粉シフォンケーキを作れます。自然な甘さを楽しめるバナナの米粉シフォンケーキの作り方をご紹介しましょう。
まずはバナナをよくつぶしてから油と混ぜ合わせておきます。次に豆乳をレンジで熱々に温めてから、砂糖と塩を加えてハンドミキサーでしっかりと泡立ててください。豆乳は泡立ちにくいのですが、ここでしっかり泡立てておくことがポイントです。
豆乳がメレンゲ状になったら半分をバナナに加えてよく混ぜ合わせ、そこに米粉とベーキングパウダーを合わせてよく混ぜておいたものを加えます。全体をよく混ぜ合わせたら残りの豆乳のメレンゲを入れて、ヘラでさっくりと混ぜて型に流し入れ、焼き上げれば完成です。
豆乳を泡立てるのに手間はかかるものの、卵や乳製品にアレルギーのある人も食べられる米粉シフォンケーキを作れるので、ぜひ試してみてください。
米粉シフォンケーキのフレーバーあれこれ
米粉シフォンケーキは通常のシフォンケーキのように、簡単にさまざまなフレーバーを楽しむことができます。いつもと違う甘味を楽しみたい時には、先にご紹介したように生地にバナナや刻んだドライフルーツなどを練り込んでもよいでしょう。
カロリーをおさえつつちょっと変化をつけたい時には、カロリーの低い紅茶の葉や抹茶を加え、香り付けしてみるのもおすすめです。上にかけるものも、粉糖(100gあたり386kcal)ではなくピュアココア(100gあたり271kcal)にするとカロリーダウンできます。
紅茶や抹茶、ココアやジャムなどは、風味の変化だけでなく米粉シフォンケーキの色付けにも使えるので、いろいろな組み合わせや変化を楽しんでみてはいかがでしょうか?
おわりに
米粉シフォンケーキは本来の小麦で作ったシフォンケーキよりも、低カロリーで低糖質な健康的なケーキです。作り方次第では、卵や乳製品にアレルギーのある人でも安心して食べられます。簡単にさまざまなフレーバーも楽しめるので、ぜひ自宅で作ってみてはいかがでしょうか?