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家事
津久井 玲子

掃除の定番道具のコロコロ!使いこなすコツは?

フローリングやカーペット、ソファーなど、掃除したいところを手軽にキレイにできるコロコロは、その使い勝手のよさから広く定着している掃除道具です。そんなコロコロを最大限に活用する方法をご存じですか?コロコロについて詳しくご紹介します!

コロコロを掃除で使いこなせていますか?

その名前の通り、掃除したい場所をコロコロするだけでキレイにできるコロコロですが、「テープをはがしにくい」「粘着力が物足りない」「すぐ壊れてしまう」など、さまざまな不満の声も聞かれます。

 

名前の通りに転がすだけで簡単に掃除できる便利グッズの1つではありますが、その効果を最大限活かすにはやはりコツがあるのです。コロコロの目的にあわせた選び方やコロコロできっちりゴミを取るコツなど、コロコロについて詳しくご紹介します。

 

 

コロコロってどんな掃除道具?

コロコロは1983年に株式会社ニトムズが、「粘着カーペットクリーナー」の商品名で売り出した掃除道具です。発売後に商標登録として「コロコロ」の名が使われ、以降「コロコロ」が粘着カーペットクリーナーの名前として定着しました。

 

コロコロが多くの人に受け入れられた結果、他社も類似の商品を販売するようになりましたが、それらも一般的にはコロコロの名で総称されています。しかしコロコロは登録商標のため、正確にはニトムズの商品だけを指していうのです。

 

コロコロのメリット

コロコロはその粘着力で多くのゴミを取ることができるため、掃除で重宝するアイテムです。同じように多くのゴミを取れる掃除道具といえば掃除機が思い浮かびますが、音が大きいために夜には騒音などの問題も引き起こすことがあります。

 

コロコロは大きな音がたつ心配がないため、夜でも安心して使える掃除道具です。しかも片手で扱えることから、ながら掃除にも向いています。ながら掃除は精神的にも手軽なため、部屋をキレイに保ちやすい点もメリットです。

 

コロコロのデメリット

掃除機の場合、機種によっては紙パック代がかかる場合もありますが、基本的には初期投資が主であって、長期的にみればコストパフォーマンスは悪いとはいえません。しかしコロコロの場合は、選ぶシート次第で1回の掃除費用が高くなることがあるのです。

 

さらにコロコロは、粘着力が強すぎればカーペットでも傷んでしまうことがあります。最奥に潜り込んだ汚れも、掃除機と比較すると掃除能力は低いといえるため、定期的に掃除機を仕上げにかけるようにすることが大切です。

 

 

コロコロの選び方

コロコロにはほかの掃除道具同様に、用途別にタイプがあることをご存じでしょうか?タイプ別で上手に使い分ければ、掃除もより楽におこなうことができます。コロコロの主なタイプと用途にあわせた選び方をまとめてみました。

 

柄の長さ

コロコロには大きく分けて3タイプの柄の長さがあります。立った状態でも使用可能なロングタイプ、目の前のゴミ取りや座ったままでも使えるハンディタイプ、柄を組み立てて好みの長さに調節できるジョイントタイプです。

 

ロングタイプは、リビングなどの広いスペースを掃除するのに向いています。立って歩きながら掃除するときや、座ったまま離れた場所のゴミを取るながら掃除でも便利です。

 

ハンディタイプは目の前のゴミ取りや、座ったまま周囲のゴミを取る、ながら掃除に向いています。両方で使えるタイプが欲しい場合や、柄を組み立てるのが手間でないならば、ジョイントタイプがおすすめです。

 

用途

コロコロは使う場所と使い方次第で、粘着力の異なるテープが売られています。テープがくっついてしまわないように、フローリング用は適度な粘着力に、逆に繊維の奥まで入り込んだゴミもしっかり取れるように、カーペット用は強力な粘着力に、といった具合です。

 

使い方の工夫でもテープの選び方は変わり、カーペットのゴミを取ったら、そのままゴミが付いたことで適度に粘着力が弱まったテープを、フローリングに使うという方もいます。製造側も強粘着と弱粘着の両面を独自に配置したマルチテープを販売しているので、試してみるのもよいでしょう。

 

このほかにも衣服用に、ガラと平行の縦型に作られたコロコロもあります。この衣服用には、外出先にも持って行きやすい折りたたみ式のコンパクトなタイプもあり、使い勝手もよいのでおすすめです。

 

粘着力

「ゴミはまとめて一気に取りたいから、テープの粘着力は強い方がよい」という方もいれば、「フローリングなどに張り付いてしまうのは困る」という方もいるなど、必要とする粘着力は使う場所や使い方で異なるものです。強すぎず弱すぎない、場所にあったテープを選びましょう。

 

テープの扱いやすさ

購入時に気にせず買ってしまい、後に困ることが多いのがテープの処理のしやすさです。テープの切れ目が見つけにくかったり、切り取ってもキレイに切れなかったりして、不快な思いをした方も多いのではないでしょうか?

 

テープにもいろいろ工夫の施された物があり、切り取り用のミシン目を入れた物や、はがしやすいように斜めに切れ目の入ったものなど、テープの注意書きに注目して選ぶのがおすすめです。

 

もしそれでも上手にはがれないという場合は、使う前にシールの端から1cmほど折り目を付けてください。はがしたいときにはその折り目を引っ張れば、簡単にキレイにはがすことができます。

 

ケースの使い勝手

コロコロには収納用の付属ケースのある物と、ない物の2つのタイプがあります。収納ケースがあるものの場合は、取り出しやすさやしまいやすさといった使い勝手のよいものを選ぶことが大切です。ケースが付いていない場合には、必要性を感じたら別売りのケースを買いましょう。

 

本体の耐久性に注意

コロコロの本体の耐久性は、値段相応という意見が少なくないといわれています。あまりに安いコロコロの場合は、使用時に本体が変形してしまったり、カバーがすぐに壊れてしまう場合が多くあるとされるので、耐久性は重視して選ぶことが大切です。

 

 

掃除でコロコロを使いこなすコツ

フローリングでコロコロを使うときには、床板の目にそって転がすだけでキレイにできますが、カーペットや衣服などの場合にはコツがあります。カーペットや衣服のような布製のゴミを取りたいときには、繊維の向きに注目してください。

 

繊維の向きにそってコロコロを転がすと、中に潜ったゴミの上に繊維の覆いができてしまい、奥までキレイに取ることができません。そこで繊維の向きと逆にコロコロを転がすことで、繊維の蓋もできずに奥のゴミまでごっそり取り除くことができます。

 

掃除をするのは夜が多いという家では、音が大きい掃除機はかけにくいものです。カーペットのゴミに手こずっているという方はぜひ試してみてください。

 

 

コロコロの収納方法は?

コロコロをむき出しのまま置くのは、あまり気分のよいものではありません。そこでせっかくならば、おしゃれなケース付きの物を選んだり、あえて別売りケースを購入するのもおすすめです。

 

市販の別売りケースの中には、ケースの素材にこった物や、収納場所にあわせたさまざまな形状の物があるほか、予備のテープごと収納できる物などもあります。コロコロの使用頻度が高い場所に溶けこむ、インテリアとしても置けるケースを探してみるのもおすすめです。

 

 

おわりに

掃除用具としてすっかり定着したコロコロですが、使用場所にあった形状の物やテープを上手に選んで使い分けたいものです。また、よく使う物だからこそ収納方法にもこだわってみませんか?身の回りをキレイにしてくれるコロコロが、もっと身近になるかもしれません。