- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
エリンギの基本の切り方!料理にあわせて切り分けよう
エリンギといえばさまざまな調理法にあり、食感も優れた美味しいきのこです。エリンギは切り方によってさまざまな食感を演出できるため、いろいろな切り方を身に付けておきましょう。エリンギの切り方について、おすすめの調理法とともにご紹介します。
エリンギをいろいろな切り方で楽しもう!
「エリンギはよく料理に使うけれど、切り方はいつも一緒」ということはありませんか?エリンギの切り方は豊富にあり、それぞれ食感が異なるのです。せっかくならば切り方を変えて、エリンギの食感をもっと楽しみましょう。
エリンギの切り方をその食感の特徴で分け、おすすめの調理法とともに詳しくご紹介します。
食べ応えのある切り方
エリンギは元々歯応えのよいきのこですが、切り方によってはその食感も控えめになってしまいます。せっかくなのでエリンギの食感を最大限に活かす切り方で、エリンギを主役に楽しみましょう。エリンギの食べ応えのよさを、前面に出した切り方をご紹介します。
縦薄切り
エリンギを縦に置いて、端から同じ厚さで切っていく切り方です。残りの幅が少なくなって切りにくくなってきたら、無理はせずに横に寝かせれば、最後まで楽に安全に切ることができます。
時短したいときは先に半分に割って、切り口を下にして端から切るとよいでしょう。ただしエリンギそのものの形を活かしたいときには、基本の切り方がおすすめです。素焼きやソテー、姿炒めなどのほか、お鍋など見た目を活かす料理に向いています。
兜割り
エリンギを縦に2つ割りするだけの切り方です。エリンギは火の通りがよいきのこなので、姿煮やバーベキューでの素焼き、揚げ物など、エリンギの存在感を前面に出したい料理に向いています。
食感を活かす切り方
エリンギにはエリンギならではの弾力があります。料理でこの弾力を活かしたいときには、また切り方を変えてみましょう。エリンギの特徴である弾力を活かした切り方をご紹介します。
輪切り
エリンギを横に寝かせて置いたら、あとは端から好みの厚さに切っていくだけです。とてもシンプルな切り方ですが、どのくらいの厚さで切るかによっても見た目はもちろん、食感などが変わります。
調理にあわせて厚さが調節しやすい輪切りは、とても使い勝手のよい切り方です。和洋中問わず、炒め物から煮物、揚げ物と、どんな料理でも使えます。切った後の見た目にきのこっぽさがないため、素材の見た目にこだわりたいときにもおすすめです。
乱切り
手軽でありながらエリンギの食感を楽しむのにピッタリの切り方が乱切りです。エリンギを
まな板の上に斜めになるよう置いてから、端から三角形になるように意識しつつ、回しながら切っていきます。
どのくらいの大きさに切るかで料理での主張が変わるため、いろいろな大きさに切って試してみるとよいでしょう。煮込み料理やスープ、カレーなどがおすすめです。
斜め切り
まな板の上に斜めに置いたら、端から好みの厚さに切っていく切り方が斜め切りです。大きいエリンギは先に半分に切っておくと、安定するので楽に切れます。
斜め切りはそのまま炒め物などに使ってもよいですが、切断面が広く味染みがよいので、煮物や鍋に使うのもおすすめです。スープや鍋物の旨みを吸って、より美味しいエリンギを楽しめます。
食べやすい切り方
エリンギは小さく切っても適度に食感が保たれるきのこです。そんなエリンギの食感を活かすため、料理によってはあえて食べやすい大きさに切って使いましょう。エリンギの食べやすさにこだわった切り方をご紹介します。
ささがき
エリンギの根元の方から、鉛筆を削るようにしてそぎ切りにしていく切り方です。ささがきに切っても食感が保たれ旨みも感じられるエリンギは、ほかのそぎ切り野菜とかき揚げにしたり、パスタとからませたり、煮物に入れてもおいしくいただけます。
キノコでささがきは意外に感じるかもしれませんが、使い勝手のよい切り方なのでぜひ試してみてください。
千切り
できあがりの細さにあわせて薄切りにしたエリンギを並べ、端から順に好みの太さに切っていく切り方です。エリンギは主張の強いきのこなので、さりげなく使いたいときにおすすめの切り方といえます。ただし作業の細かい切り方なので、ケガには注意してください。
おすすめの料理はさり気に食感を活かしたいスープ系や、旨みを加えるだけでなく食感も足せるパスタです。炒め物などでも使い勝手がよいですが、きのこご飯などの炊き込みご飯に入れても楽しめます。
さいの目切り・みじん切り
太めの千切りにしたエリンギを端から切ったさいの目切りや、より細く切った千切りを端から切ったみじん切りも使い勝手のよい切り方です。エリンギは細かくしても型崩れしにくいので、小さく切っても安心して使えます。
炊き込みご飯やチャーハン、オムレツなどに入れれば、食感と旨みを同時に足すことができるのでおすすめです。いろいろな大きさに切って入れても、食感の違いを楽しむことができます。
手で割く切り方もあり
ほかのきのこでも使われる切り方ですが、エリンギでも包丁を使わずに手で割く切り方があります。この場合は包丁と違ってエリンギの繊維をほぼそのままの状態で切ることができるため、最も味を損なうことがない切り方です。
エリンギの味が損なわれないため、手で割いた場合は濃いめの味付けでも楽しめます。また断面も広くて味が浸み込みやすいため、煮物には特におすすめです。もちろん炒め物やパスタなど、定番の料理でも楽しめます。
おわりに
エリンギは料理にあわせてさまざまな切り方をするのが正解です。切り方が豊富なので、同じ使い方でも切り方の違いで食感の変化を楽しめます。さまざまな切り方を上手に取り入れて、さまざまなエリンギの食感をその旨みとともに楽しんでください!