おうち時間の楽しみ倍増！アウトドアリビングをつくろう

新しい暮らしの習慣が根づきつつあり、おうち時間がより重要になっています。おうち時間をより充実させるアウトドアリビングづくりのポイント、具体的なノウハウなどピックアップします。

快適なアウトドアリビングづくりに外せないポイント！

屋外でありながら、居心地のよい居間のような空間！　お茶したり、ご飯を食べたり、パーティもできるし、おうちキャンプも！　ぜひあなたの庭やベランダ、バルコニーを「アウトドアリビング」にしてください。

アウトドアリビングとは、文字とおり「戸外の居間」。居間というと室内限定と思われがちですが、庭やベランダでもゆったりとくつろげる空間をつくれば、そこが「アウトドアリビング」になるというわけです。

アウトドアリビングでは、ティータイムを満喫したり、家族で団らんしたり、ホームパーティを催したりする場所。贅沢で快適なキャンプ…グランピングやベランピングも、アウトドアリビングの楽しみ方のひとつといえます。

しかし、庭やベランダをそのまま使っても、暑い・まぶしい・人目が気になる・不便・人工的など、ゆったりくつろぐには程遠い場合がほとんど。アウトドアリビングづくりには、いくつかの工夫が必要なのです。

アウトドアリビングは、室内とのつながりのある土台をつくることで、よりリラックス感が増します。リビングの掃き出し窓からつながる形ならば、リビングとの床の高さをそろえて、ウッドデッキやタイル張りの床を設けるのがおすすめです。

ウッドデッキやベランダの床面は、室内と床張りと近いテイストの床材を使う、色味をそろえるなど、一体感を出すための素材選びも大切です。

ただし素材は、屋外の厳しい環境下でも耐久性も問われるので、木材ならウェスタンレッドシダーなど、対候性や害虫に強い性質のものをセレクトしてください。耐久性に優れた擬木や樹脂製を用いるのも手です。

リビングといえば、リラックスできる家具も必要。専用のガーデンファニチャーはもちろん、普段は収納できる折り畳みのイスやテーブルも便利です。

植物の鉢や雑貨を飾るための棚や、外からの視線をさえぎるパーテーションなど、リビング感が増します。お好みのインテリアを構成するように、お気に入りの家具をセットしてみましょう。

ただし、屋外に置きっぱなしの場合、木材など自然素材の家具は腐食や劣化が進みます。まめにメンテナンスをするか、屋外用の素材でできた家具をセレクトして。

アウトドアリビングの良さといえば、たっぷりお日さまを浴びれること！　しかし、あまりに暑い＆まぶしすぎる、となると、日よけがないことには、とても居られたものではありません。

日よけには、ロール式のオーニングや、テーブルと一体になったガーデンパラソルなどがあります。アウトドアリビングの場所、日ざしの強さ、吹き抜ける風の強度、使い勝手を検討して選んでください。

日よけを設ければ、人への日差しをさえぎれるだけでない付加的な効果もあります。デッキを強い紫外線の直撃から守って長持ちさせ、ちょっとした雨なら雨よけにも。

また、やんわりと外部からの視線をさえぎる点もありがたいところです。

共働き世帯やひとり暮らしの会社員など、夜しか在宅しない方にとっては、アウトドアリビングは夜のくつろぎの場になります。明るさを求めるだけでなく、外壁にスポットライトを当てる、床にはアッパーライトをと、照明を工夫すれば、夜のアウトドアリビングの居心地がアップ！

外にコンセントがないアウトドアリビングの場合は、ソーラーライトの照明が便利。また、アウトドアリビングに面する部屋に明かりを付けておいて、テーブルの上にはランタンやキャンドルの灯りだけ…というムードのある演出も素敵です。

シンボルツリーの木陰、四季折々の草花が風にそよぐ姿…「アウトドア」ならではの心地よさ・癒やしを存分に感じられるよう、アウトドアリビングには、グリーンが欠かせません。

庭はもちろん、ベランダのアウトドアリビングでも、狭いからとグリーンを無くすのはもったいない！　ベランダの手すり壁にセットするプランターを利用する、上からぶら下げるハンギングタイプに植えるなど工夫して。

グリーンは観賞用のみではなく、ローズマリーやミントなどのハーブ、ベビーリーフやイチゴなど野菜やフルーツを植えれば、アウトドアリビングのティータイムやランチがより充実しますよ。

いかがでしたか？幅1mほどのベランダでも、工夫次第で十分にアウトドアリビングはつくれますよ！