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家事
津久井 玲子

部屋干しに便利な物干しは?タイプ別にご紹介!

部屋干しには困ることがいくつかありますが、その中の1つに干す場所の確保があります。そんな時に重宝するのが室内物干しです。室内物干しにはどんなタイプがあるのかから、賃貸や持ち家で部屋干しするときのおすすめのタイプまでご紹介します。

室内物干しってどんな種類がある?

室内物干しといってもさまざまなタイプがあります。移動できる床置きタイプから屋根や壁に直接取り付ける物まで、重さや大きさ、可動性も全く異なる商品があるため、どの物干しにするか迷っている方も多いのではないでしょうか?

 

それぞれの物干しには特徴となる個性があります。使う人によっても使いやすいタイプは大きく異なるため、使う環境にあわせて選びましょう。部屋干しに欠かせない室内物干しの選び方についてご紹介します。

 

 

室内物干しのタイプ

室内物干しにはさまざまなタイプがあります。それぞれの特徴をご紹介しましょう。

 

伸縮タイプ

洗濯物の量にあわせてポールを横に伸ばせる伸縮タイプは、スペースを有効に活用できる点が強みです。幅や高さを変えられるタイプもあり、折りたたみ機能が付いたものもあります。

 

パラソルタイプ

1本のポールに段々に円形に竿が伸びているパラソルタイプは、小物やタオルを干すのに便利で、コンパクトに収納できる点が特徴です。クリップの付いた段があるものや、アームの回転機能が付いたものなど、普段小物を干すことが多い家で活躍します。

 

折りたたみタイプ

折りたたみタイプはさまざまな形があり、四角い枠を2つ重ねただけのシンプルなものから、屏風のようにジャバラに広げられるもの、アコーディオンのように広げられる干しスペースが付いたものなど、部屋干しの用途や干すスペースにあわせて選べる点が利点です。

 

安定性が高く、大型の物の中には布団を干せるものもあります。折りたためばコンパクトに収納できるためどのような家でも使いやすく、多機能な商品が多いことも強みです。

 

つっぱり棒タイプ

窓枠に取り付けて日光を有効活用できるタイプから、部屋の邪魔にならないスペースを選んで取り付けられる1本タイプなど、こちらも部屋のスペースや用途で選択肢が広いのが特徴です。

 

窓枠に取り付けるタイプも大きい窓に取り付けられる2段式の物から、小窓に取り付けられる補助的な物干しまで多数あります。安定性が高く取り付けが簡単な点もおすすめポイントです。

 

天井取り付けタイプ

天井に取り付けることで、天井付近のデッドスペースを有効活用できる室内物干しです。物干し竿にワイヤーが取り付けられていて高さを調節できるタイプと、ポール状で先に輪っかが付いた2本1組で間に物干し竿を渡すタイプがあります。

 

高さを調節できるタイプは洗濯物を干す高さを調節できるだけでなく、普段は天井の本体に収納しておけるため、生活感を気にせず使えるのが特徴です。物干し竿を間に渡すタイプは、普段は観葉植物などを下げるといった別のインテリアに使うことができ、どちらもそれぞれに長所があります。

 

ワイヤータイプ

つっぱり棒でも届かない広い部屋に洗濯物を干したい時に便利なのが、ワイヤータイプの室内物干しです。壁にフック受けを2ヶ所取り付け、その間にワイヤーを渡すだけで物干しスペースを確保できます。

 

部屋干ししないときにはフック受けにワイヤーを収納できるため、生活感を感じさせない便利さが利点です。しかし、フック受けの取り付けはネジでおこなうものが主流のため、壁に穴をあけてしまうことから賃貸には向きません。

 

エアコンに掛けるタイプ

洗濯物を干せる耐荷重は低めですが、壁とエアコンのすき間に挟み込んで使うため、設置が簡単で壁を傷めません。エアコンの風を直接当てて洗濯物を乾かせる利点があります。

 

 

室内物干しを選ぶ基準

 

室内物干しを選ぶとき、ただ何となく選んでしまってはあとで後悔します。それぞれの家庭環境にあわせて適切な物干しを購入しましょう。室内物干しを選ぶときの基準をまとめました。

 

洗濯物の量

部屋干しに必要なスペースは各家庭で異なります。洗濯物の量が多くなれば、部屋干しに使う物干しは大きいタイプがおすすめです。1人暮らしならばそんなにも干す場所を必要とはしないため、小さいタイプで十分でしょう。

 

洗濯物が少ないのに大きい物干しがあっても邪魔になるだけです。逆に洗濯物が多いのに物干しが小さくては困ります。洗濯物の量と置けるスペースを考えて、その家庭に最もあった室内物干しを用意しましょう。

 

部屋干しの頻度

部屋干しの頻度も物干しを用意するときに気をつけたいポイントです。部屋干しするのは花粉の季節や雨の日だけという場合には、使わないときにはコンパクトにしまえて生活感を感じさせないタイプがよいでしょう。

 

普段から部屋干し派という場合は、部屋に置いたままでも邪魔にならないタイプや、大きくても折りたためる収納性に優れたものが生活感を感じさせずおすすめです。部屋干しするときの部屋の使い方や、来客の頻度も参考にして選ぶと間違えにくくなります。

 

 

部屋干しに適した場所は?

これから家を建てるという場合には、来客から目の付きにくいところに部屋干し用のスペースを作っておくというのも一考です。洗濯機のすぐ近くに部屋干し専用の部屋を用意しておけば、移動に取られる時間も少なくてすみます。部屋干しにも使えるサンルームもよいでしょう。

 

しかし、すでに家を建てた後や賃貸の場合にはそうはいきません。その場合には、部屋干し中にあまり使わない空間を利用するようにしましょう。日中であれば浴室乾燥機を使いながら浴室に、夜であれば寝ている間は空く部屋で扇風機やエアコンの除湿機能と併用しながら干すのがおすすめです。

 

このほかでは廊下も空気の流れがよいことから洗濯物が乾きやすいため、人の通りの少ない場所を選んで干すとよいでしょう。階段の吹き抜けも上昇気流が起こりやすいため洗濯物が乾きやすく、人目にも付きにくいことから部屋干しにおすすめの場所です。

 

 

賃貸と持ち家ではどんな物干しがおすすめ?

住んでいる場所が賃貸なのか持ち家なのかでも、使いやすい室内物干しは変わってきます。賃貸の場合は室内に傷がつくと修繕費を請求されることがあるため、釘やネジを使った物干しは適しません。持ち家でも「室内に傷を付けたくない」という方もいるでしょう。

 

室内物干しの中でも取り付けるタイプには、天井取り付けタイプやワイヤータイプのようにネジやピンなどの金具を必要とするものと、折りたたみタイプやつっぱり棒タイプのように金具を必要としないものがあります。

 

賃貸に住んでいる方は金具を使わずとも設置できるタイプの物干しを、持ち家に住んでいる方は好みの物干しをそれぞれ選ぶとよいでしょう。

 

おわりに

部屋干しに欠かせない室内物干しにもさまざまなタイプがあります。設置方法も様々で、中には室内に傷をつけてしまうものもあるため賃貸の方は要注意です。しかし、ぴったりの室内物干しが見つかれば、部屋干しもより快適なものとなることでしょう!