- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
つっぱり棒を使って上手に部屋干し!注意点は?
つっぱり棒を使えば雨の日や帰宅時間がわからない日でも、洗濯物を部屋干しできて安心です。しかし、つっぱり棒も正しく設置しなければ落下の危険性があります。つっぱり棒を上手に使いこなして、安心して部屋干しをするコツをご紹介します。
つっぱり棒が利便性高すぎ!だけど注意点もある?
つっぱり棒はさまざまなデッドスペースを活かせるアイテムとして人気です。そんなつっぱり棒を活用すれば、洗濯物を部屋干しするためのスペースも確保できます。
つっぱり棒はその利便性から、長さだけでなく様々なタイプが登場し、さらに利便性が高まっているアイテムです。部屋干し専用に工夫された商品も登場し、選択肢も増えています。
花粉や梅雨時など外で洗濯物を干しにくいときには、つっぱり棒を活用して上手に部屋干ししてみませんか?つっぱり棒を利用するときの注意点もご紹介します。
つっぱり棒で部屋干しするメリット
部屋干しのメリットは、花粉や梅雨など外に干しにくい季節や、外出が多くて外に干しにくい方でも安心して洗濯物を干せる点です。しかし室内干しは、デメリットとして室内用物干しやワイヤーを張るなど、「干し場所の確保が大変で、用意したものも邪魔」という方もいるのではないでしょうか?
そんな時に便利なのがつっぱり棒です。部屋の窓際や壁際、天井付近のデッドスペースを有効活用できるだけでなく、取り付け・取り外しに特別な工具も必要ありません。自立式の物干しと異なり、天井と床の間に突っ張らせて固定すれば、そうそう倒れない点も人気の理由です。
最近では部屋干し用に工夫された商品も発売され、ますます使い勝手がよくなっています。デッドスペースを有効活用できるつっぱり棒は、部屋干しにも欠かせない存在になってきているのです。
つっぱり棒の種類
部屋干しに使うつっぱり棒は、取り付け方によって横展開型と縦展開型にわかれます。それぞれの利点をまとめてみました。
横展開型
横展開型は強力つっぱり棒を壁に張って取り付ける方法です。長さにもよりますが、耐荷重の大きいつっぱり棒を選ぶことで、低コストで部屋干しスペースを確保できます。しっかり取り付けないと落下の危険があるため、取り付ける際に注意が必要な点が難点です。
縦展開型
縦展開型は上下につっぱり棒を取り付けて、間に物干しをかけるタイプです。最近では縦棒に竿受けなどが取り付けられた商品が、ホームセンターなどで売られています。
1本のつっぱり棒に竿受けなどが数か所取り付けられたものや、窓枠に取り付けられるコンパクトタイプ、2本のつっぱり棒の間に竿を渡す物干し台タイプなど、種類も豊富です。耐荷重に注意すれば、安定感もあって扱いやすいといえます。
つっぱり棒の設置におすすめの場所
部屋干しするためにつっぱり棒を設置するにはどのような場所がよいのでしょうか?邪魔になりにくいおすすめの場所をご紹介します。
部屋の角
縦展開型の1本タイプなら、部屋の角に立てっぱなしにしても邪魔になりません。使わないときに物干し部分をたためるタイプを選ぶとよいでしょう。バネ圧着式のタイプも売られているため、移動が多い方はこのタイプがおすすめです。
窓際
日の当たる窓際も設置場所としておすすめです。部屋干ししている間は出入りの邪魔になってしまう欠点がありますが、家を空けることが多い方にはそこまで問題にならないでしょう。
縦展開型の物干しタイプならばたっぷり干せて、干し終わった後は竿受けをたたむだけで場所を取りません。部屋干しならば直射日光に弱いプラスチック製でも十分もつので、コスト以上に便利でおすすめです。
壁際
縦展開型を干したい洗濯物の量にあわせて設置するのに最適な場所です。窓際だけでは足らない場合はもちろん、「エアコンなどの乾燥対策に洗濯物を干すことがある」という方にも向いています。「窓際は出入りのために開けておきたい」という方にもおすすめです。
つっぱり棒で部屋干しをするときに注意する事
つっぱり棒を使った部屋干しは確かに便利です。しかし、安全に干すために注意したい点もいくつかあります。つっぱり棒で部屋干しする際の注意点をまとめました。
十分な強度があるか確認する
つっぱり棒を取り付けるとき、取り付け先の壁や天井部分に十分な強度があるかを確認しましょう。壁板が薄かったり、デコボコしている場所は、つっぱり棒の設置に適していません。壁に穴が開いてしまうこともあります。
つっぱり棒の設置に適しているか確認するときは、設置しようと思っている部分を棒の先で叩いてみてください。壁が薄い場所や弱い場所のときは軽い音が返ってきます。重い音がする場所を選ぶようにしましょう。
耐荷重を守って使う
つっぱり棒はそれぞれに支えられる重さ、耐荷重が決まっています。しかも耐荷重はつっぱり棒が最も短いときに耐えられる重さです。引き伸ばせば耐荷重は小さくなるため、少なめにかけるようにしましょう。
つっぱり棒の強度をこえて掛ければ、当然支えられずに落下するだけです。つっぱり棒に掛かっているものも一緒に落ちてくるため、場合によっては思わぬ事故につながります。必ず耐荷重を守って使用しましょう。
設置面に対して垂直に設置する
つっぱり棒は設置面に垂直に取り付けるようにします。垂直に取り付けることでつっぱり棒の両端に均等に力がかかるようになるため、取り付け角度は要注意です。角度が悪いと力が分散してしまい、支える力が弱くなります。設置は丁寧におこないましょう。
棒が縮まないよう固定する
まれなことではありますが、つっぱり棒を取り付けたままにしておいた場合、自然と縮む方に回転して落下することがあります。勝手に軸が回転しないように留め具を利用したり、身近なアイテムを活用して固定しましょう。
ポールを設置して支える
つっぱり棒の支える力を分散させるために、ポールなどを立てて下から支えることも有効です。特に横展開型では荷重が受け手の壁などにすべてかかっています。両端や中央をポールなどで支えて力を分散することで、耐荷重の強化も可能です。
落下防止グッズを使う
つっぱり棒の落下防止グッズを設置面に取り付ける方法もあります。支える力を分散させてくれる留め具のようなグッズのほかにも、耐震用のマットを挟んでも効果的です。摩擦力を強化してくれるだけでなく壁面も保護してくれるため、つっぱり棒をしっかりと張ることができます。
おわりに
つっぱり棒を使った部屋干しは季節や天気を選ばず洗濯物を干せるため、はまる人も多い干し方です。「部屋干しは場所が足らなくて困っている」という方は、ぜひつっぱり棒を試してみてください。きっと悩みが解決することでしょう!