- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
扇風機は部屋干しの必需品?乾燥効率アップの活用術!
扇風機はどの家庭にも必ず1台はあるといえる定番の家電です。そんな扇風機は部屋干しの強い味方でもあります。扇風機は上手に活用すれば、部屋干しの洗濯物を早く乾かせる便利な家電です。部屋干しを快適にする扇風機の活用術をご紹介します。
部屋干しは扇風機で快適に!おすすめの活用術!
部屋干しは天候に左右されないため、雨の日や花粉の時期、長時間の外出時など、皆さんよく利用されるのではないでしょうか?中には「洗濯物はいつも部屋干し」という方もいるかもしれません。
しかし「部屋干しの洗濯物はなかなか乾かない」、そんな悩みを抱えていませんか?その悩みは定番の家電である扇風機が解消してくれます。部屋干しに上手に扇風機を取り入れて、部屋干しを快適なものに変えましょう!
部屋干しに扇風機を取り入れるメリット
「部屋干しに扇風機」とはよく聞くことですが、どのようなメリットがあるのでしょうか?まずはそのメリットから確認しましょう。
部屋干しでもより早く乾く
部屋干しで一番困ることが、洗濯物が乾くまでに時間がかかることです。そこで扇風機を使ってみましょう。
扇風機の風を洗濯物に当てると風が湿気を吹き飛ばし、ただ干した場合よりも約3倍早く乾くといいます。洗濯物が乾くまでに時間がかかりやすい梅雨時でも、シャツのような薄手の洗濯物なら2~3時間で乾かすことが可能です。
コストパフォーマンスがよい
扇風機は洗濯乾燥機よりも電気代がかかりません。洗濯乾燥機を1時間使うと20円前後は掛かってしまいます。しかし扇風機ならわずか1円ほどです。多少長めに使用してもコストパフォーマンスの差が大きいとこがわかります。
部屋干し特有のにおいを防げる
洗濯物が早く乾けば、その分雑菌の繁殖を抑えることができます。雑菌の繁殖を抑えられれば、部屋干し特有の嫌な臭いも抑えられるのです。扇風機は単に時間を短縮できるだけでなく、衛生面でもおすすめの家電といえます。
洗濯物の干し方も大事なポイント
部屋干しした洗濯物は、扇風機の風を当てる以外にも早く乾かすコツがあります。それが洗濯物にあわせて干し方を変えることです。部屋干しの洗濯物を早く乾かす干し方のコツをまとめてみました。
洗濯物は間隔を空ける
洗濯物を部屋干しするときには、最低15cm以上は間を空けて干すようにしましょう。そうすることで通気性がよくなり、洗濯物がより早く乾くようになります。干せる場所が限られていて干し切れない場合には、あえて2回以上に分けて洗濯することも大切です。
洗濯物は厚手と薄手を交互に掛ける
洗濯物は厚手と薄手を交互に掛けることで、より早く乾くようになります。丈の長い物と短い物も交互に干しましょう。干す間隔が同じでも厚さや長さの差ですき間ができ、通気性がよくなるためにより早く乾きます。乾いた洗濯物は先に取り込み、より空気の通りをよくしてあげましょう。
タイツやスカートは筒干しに
ジーパンやタイツ、スカートなどは、生地が厚く乾きにくい洗濯物です。乾きにくい洗濯物は立体的に干すことで、中に空気の通り道ができて乾きやすくなります。ピンチやズボン用ハンガーを使って筒状に干すと、より早く乾くので試してみてください。
フードは重ならない工夫を
パーカーをはじめ、フードの付いた洗濯物はフード部分が重なりやすく、乾きにくいのが難点です。そんな洗濯物は別のハンガーにピンチなどでフード部分を留めて干すと、風通しがよくなり乾燥しやすくなります。
厚手の服は2本のハンガーで干す
セーターやちょっとしたコートなど、厚手の服を早く乾かすコツはハンガーを2本使って干すことです。中にハンガーを2本とも入れて離して干すと、間に風の通り道を作れます。さらに袖も持ち上げるように干すと、脇下も早く乾くのでおすすめです。
裏側の縫い目もスッキリ干す
服で一番乾きにくい場所は、裏側にある服の縫い目です。布が重なって厚みがあるため乾きにくく、裏側にしたままではなかなか乾きません。そこで衣類を裏返せば、この乾きにくい部分の風通しがよくなるため、より早くスッキリ乾かせます。
部屋干しで扇風機をどう回す?
部屋干しに洗濯機を取り入れるにしても、効果的に風を当てなければ乾燥効果は半減してしまいます。扇風機の効果を上げるコツをまとめました。
空気を通す
扇風機は部屋干しの洗濯物の通気性を上げる目的で使います。そのため空気の流れを意識して配置しましょう。
洗濯物を干したら、扇風機を真横に1mほど離して置いてください。洗濯物の横から風を当てることで、風通しをよりよくすることができます。風通しがよくなれば、部屋干しでも洗濯物は早く乾くのです。
風量は強くなくても大丈夫
「部屋干しはなかなか乾かないから」と扇風機の風量を「強」にする必要はありません。強すぎる風は洗濯物を飛ばしてしまうこともあります。空気の流れが作れれば効果は十分なので、風量は「弱」で大丈夫です。
洗濯物は少なめに
先にもご紹介したように、干す場所の確保や空気の通りをよくするためにも、洗濯物の量は少な目を心掛けるのがおすすめです。乾きも早くなるため、効率もアップします。洗濯物は溜めずにこまめに洗濯するようにしましょう。
除湿機能付き家電とあわせて効率アップ
部屋干しの洗濯物が乾きにくい理由に、部屋の湿度があります。部屋干しすると湿度が上がるため、より洗濯物が乾きにくくなってしまう悪循環に陥ることも。そんな悪循環を防いでくれるのが除湿機能付きの家電です。扇風機と併用して効率をアップしましょう。
エアコンと併用する
エアコンを「除湿モード」か「冷房モード」に設定し、さらに部屋の温度を20℃に設定して運転します。エアコンからの風と扇風機からの風を別々の方向から当てることで、2時間ほどもするとムラなく均等に乾かすことができるのでおすすめです。
なお、除湿するときには湿度は高いところから低いところに移動するため、部屋干しする部屋の窓やドアはしっかり閉めておきましょう。せっかく湿気を取ってもなかなか湿度が下がらず、無駄に光熱費が掛かることになります。
除湿機と併用する
エアコンよりも電気代が安く、部屋干しの洗濯物をより早く乾かす家電として除湿機も人気です。除湿機は扇風機で飛ばした湿気を取ってくれるだけでなく、吹き出し口からの送風で洗濯物を乾かす手伝いをしてくれます。
除湿機は扇風機よりも送風エリアが広いため、扇風機が届かない高い場所にも風を送れる点も強みです。扇風機と上手に併用すれば、さらに早く洗濯物を乾かすことができます。
おわりに
扇風機は部屋干しの効率を上げられる便利な家電です。電気代も安いことからコストパフォーマンスもいうことありません。ほかの除湿機能付き家電とあわせれば、さらに短時間で洗濯物を乾かすことができます。扇風機を活用して部屋干しを快適にしてください!