- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
グレープフルーツをおしゃれにカット!切り方のコツは?
グレープフルーツを食べるときの切り方にこだわってみませんか?いつも半分に切りわけるだけでなく、見た目もおしゃれに楽しんでみましょう。食べやすさはもちろん、おもてなしでも使えるグレープフルーツの切り方をご紹介します。
グレープフルーツは切り方で雰囲気が変わる!基本の切り方
グレープフルーツは身近な果物の1つですが、「食べるときの切り方はいつも基本の半分にするだけ」という方も多いのではないでしょうか?
半分に切ったグレープフルーツをスプーンで食べるとき、汁が飛び散って食べにくいと感じながら食べていては、せっかくの美味しさも半減するだけです。
しかし、グレープフルーツはいつもとちょっと切り方を変えるだけで、ずっと食べやすく切ることができます。おもてなし用に使えるおしゃれな切り方もあるのです。
そんなグレープフルーツの基本の切り方というと、やはり横にして半分に切る切り方になります。このときグレープフルーツの上下の端を5mm程切り落としておくと、器としても安定して置くことができるのでおすすめです。
食べる前に包丁を入れて皮と果肉の間を切り離せば、スプーンで食べるときに汁が飛ぶことを防げますが、代わりに薄皮をよけにくいという欠点もあります。
種は箸などで取り除いておくと食べやすくなるので、先に取り除いておくとよいでしょう。砂糖をかけると酸味をまろやかにすることができます。グレープフルーツの酸味が苦手という方は、砂糖と一緒に食べると美味しくいただけるのでおすすめです。
グレープフルーツを食べやすくするなら、くし切りもおすすめ
くし切りはグレープフルーツの果肉が露出するため、食べやすさもアップする切り方です。実がはがれやすくて食べやすいくし切りは、ちょっとした手間で簡単にできる切り方なので、食べやすさにこだわりたいときにぜひ試してみてください。
切り方はいたって簡単です。グレープフルーツの上下を横にしたら、いつものように半分に切ります。半分に切った実をそのままの向きで3等分にしたら、そのままでも食べやすいくし切りの完成です。
くし切りのよさは、食べるときに皮の両端を反対側にそるように広げるだけで、繋がっていた実が離れてより食べやすくなることでしょう。切り方が簡単で食べやすいくし切りは、手軽にグレープフルーツを美味しくいただく食べ方としておすすめです。
グレープフルーツの皮を器におしゃれに盛り付ける切り方
おもてなしにも使える、グレープフルーツの皮を器として利用し、中に果肉を盛りつける切り方です。果肉はピックやフォークで簡単に食べられるだけでなく、見た目にも華やかなのでさまざまなシーンで使えます。
グレープフルーツは皮をキレイに洗い流してから、水気を拭き取っておきましょう。グレープフルーツを横向きにして、実の上下を5mm程の厚さに切り落とします。切り落とした部分はあとで使うため、捨てずにとっておいてください。
次に横にしたまま、真ん中から半分に切りわけます。切り分けたら皮と果肉の間にナイフを入れて、グルッと1周させて中身を切り抜いてください。このとき皮は切らないように注意し、輪の形になるように残します。
取りだした果肉は薄皮と種を取り除いてから、必要に応じて食べやすい大きさにカットしておきましょう。特に中心部の白いワタは、取り除いておいた方が苦味が減って、より美味しく食べやすいです。
中身を抜き取った輪の形をした皮の底に、最初に切った端の皮を、外側をそろえて中からはめ込みます。これで皮の器のできあがりです。最後に器の中に果肉をキレイに盛り付けたら、おもてなしにも最適なおしゃれなデザートになります。
グレープフルーツの皮のむき方
グレープフルーツを食べやすくする切り方というならば、いっそのこと皮をキレイにむいてしまうというのも1つのやり方です。ではグレープフルーツの皮は、どのようにむいたらよいのでしょうか?
グレープフルーツの皮は外皮と薄皮の2つがありますが、両方とも包丁で一気にむけるだけでなく、果肉もキレイに取りだせる切り方があります。食べやすいだけでなくお菓子のトッピングにも使える切り方なので、基本の切り方の1つとしてぜひ覚えておきましょう。
まず丁寧に洗って水気を拭き取ったグレープフルーツの上下を、5mm~1cmほど切り落とします。このとき果肉が多少見えるくらいまで切り落としてしまっても大丈夫です。
次にグレープフルーツをまな板に立てて置いたら、包丁で皮を厚めに削ぎ落すように切っていきます。このとき手で持って皮をむこうとすると果汁がでやすいため、まな板の上で切るのが望ましいです。皮を厚めに切って白い部分が残らないようにしましょう。
皮をそぎ落としたらグレープフルーツを手で持ち、薄皮のすぐ横に包丁を入れていきます。これだけで果肉を1房ずつキレイにはがせるので、ぜひ試してみてください。
グレープフルーツの皮を簡単にむく裏技
皮をむくとき包丁を使うと、どうしても果汁が出てしまってもったいないと思う方もいることでしょう。果汁を無駄にしないためにも、グレープフルーツの皮をみかんのように簡単にむく方法はないのでしょうか?実はちょっとした工夫でグレープフルーツの皮はむきやすくなるのです。
まずは鍋にたっぷりの水を入れて火にかけます。水が沸騰したら中にグレープフルーツを入れて、中火で3分ほど茹でてください。茹であがったら冷水に1分ほどつけて冷ませば、手でもみかんのように簡単に皮をむけるようになるのでお試しください。
グレープフルーツを美味しく食べるコツ
グレープフルーツを美味しく食べるには、まずは美味しいグレープフルーツを選ぶ必要があります。グレープフルーツはどのような点に着目すれば、より美味しいものを選べるのでしょうか?
旬はいつ?
グレープフルーツはほとんどが輸入品です。日本産のものはほとんど出回っていません。そのため産地や品種によっても旬が異なります。
輸入品のグレープフルーツは1年中出回っていますが、アメリカのカリフォルニア産とフロリダ産のグレープフルーツの実際の出荷時期は主に11~6月です。旬に当たる時期は4~5月になります。
同じ輸入品でも南アフリカ産のグレープフルーツは、6~11月が出荷期間で、旬は7~9月です。北半球であるアメリカと南半球である南アフリカは季節が逆のため、1年を通じてグレープフルーツを購入することができるようになっています。
また、グレープフルーツの仲間であるスウィーティーはイスラエル産で、11~2月が旬です。日本産の旬は4~8月となっているので、産地ごとの旬を覚えておくのもグレープフルーツを美味しく食べるコツといえます。
美味しいグレープフルーツの見分け方
美味しいグレープフルーツは皮が薄いものだといいます。しかし、実際の皮の厚さは切ってみないとわかりません。見分けるにはどうしたらよいのでしょうか?
皮の薄いグレープフルーツを見分けるコツは、「表面がなめらかでキメ細かい皮のもの」を選ぶことです。さらに手に取ってみて、ずしりとした重みのあるものを選ぶと、ジューシーで美味しいグレープフルーツを選べます。
見分けるのに自信がないという方は、フロリダ産のものから選ぶのがおすすめです。なぜなら皮が薄くて味もよいものが多いと評価もよいので、見分ける練習におすすめのグレープフルーツといえます。
もちろん形も重要です。形がややへんぺいでキレイな丸い形をしたものを選びましょう。形のキレイなものは日当たりのよい場所で育ち、栄養も十分にいきわたっていることが予想されます。そのため糖度も高いといわれているのです。
保存方法は?
グレープフルーツはほかの果物のように追熟は不要です。購入したらすぐ食べてしまいましょう。保存するときには冷暗所か、ほかに香りが移らないようにビニール袋に入れてから、冷蔵庫の野菜庫で保存します。
冷暗所でも1週間ほど、冷蔵庫の野菜庫なら2週間ほど保存可能です。日をおくことで、酸味を和らげる効果も期待できます。
余ったグレープフルーツを冷凍保存する方法
グレープフルーツもほかの野菜や果物のように、冷凍で保存することが可能です。冷凍保存の方法は、皮も薄皮もすべてむいて、果肉だけを冷凍します。
ラップをしいたアルミなどの金属製のトレイの上に、むいたグレープフルーツの果肉を並べ、その上にまたラップをかけてから冷凍庫で急速冷凍するのがおすすめです。完全に凍ったら保存用袋などに密封すれば、冷凍庫で約1か月保存できます。
グレープフルーツは果汁を絞って、ジュースの状態にしても冷凍保存が可能です。保存容器や製氷皿などに入れて冷凍すれば、果肉の場合と同様に約1か月冷凍保存できます。
解凍はせずにそのまま使う
冷凍保存しておいたグレープフルーツは、当然のことながら凍った状態です。しかし、使うときには凍ったままの状態か、半解凍させてから使用します。シャーベットとしてそのまま食べたり、サラダなどのトッピングに使ったり、活用法は豊富です。
スムージーの材料やアルコールのトッピングや味付け、ヨーグルトなどと組み合わせてデザートにと、果肉もジュースも同じように使えます。料理の幅も広がるので、冷凍庫に常備しておいてもよいでしょう。
おわりに
グレープフルーツは身近なフルーツですが、「ちょっと食べにくい」と苦手意識を持っている方もいることでしょう。しかし、これまでご紹介したように、切り方を工夫するだけで手軽に食べることができます。これからはもっと気軽にグレープフルーツを楽しんでください!