お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
ガーデニング
PR
Pacoma編集部

なぜナメクジに塩をかけるのか?ナメクジ駆除の正しい方法とは

ナメクジを駆除する方法としてよく知られているのが「ナメクジに塩をかける」というものですが、ナメクジに塩をかけるとどういうことが起きるのでしょうか。また、それ以外にはどういう方法があるのか、安全で効率よく駆除する方法とは何か、紹介します。

昔から、ナメクジを駆除するにはナメクジに塩をかけるとよい、といわれていますが、これは都市伝説ではなく、その効果は科学的にも証明されています。ただ、この方法では、ナメクジは死なずに弱るだけで、ときに復活することもあります。

また、土壌の塩分濃度が高くなると作物が育たなくなってしまうため、家庭菜園やガーデニング、畑で発生するナメクジを退治するときに大量の塩を撒くことはできません。

では、どうすれば「確実に」「効率よく」「安全で環境に優しい」方法でナメクジ駆除ができるのでしょうか。その方法を詳しく紹介します。

知らないと危険!想像以上に怖い【ナメクジの被害】はこちら。

ナメクジに塩をかける理由

ナメクジ駆除に塩が効果を発揮するのは、「ナメクジの体質」と「浸透圧」が関係しています。ナメクジは、体の90%が水分でできています。したがって、水分を奪ってしまえば、ナメクジは死にます。

ナメクジの水分を奪うために有効なのが、浸透圧の原理です。浸透圧とは、成分濃度が異なる複数の液体を混ぜるときに発生する、同じ濃度になるときの力のことです。

例えば、「成分濃度が高い液体」と「成分濃度が低い液体」の間に半透膜を挟むと、両方の液体は同じ濃度になろうとして、濃度が低い液体の水分が、濃度が高い液体のほうに移動しようとします。この移動する力が浸透圧です。

ナメクジに塩をかけた場合、ナメクジの体内の塩分濃度より、体外の塩の塩分濃度のほうがはるかに高いため、ナメクジの体内の水分がナメクジの体外の塩に移動しようとします。

塩がナメクジの体内の水分を「吸い取る」かのように、塩はどんどん「塩水」になり、ナメクジの体はどんどん小さくなっていきます。

ただ、塩の量が少ないと、ナメクジの体内の水分を吸い取る量も少ないため、ナメクジは死にません。その状態で雨が降れば、ナメクジが水を吸収し、復活してしまうのです。

塩も農薬も使わない駆除方法

土に大量の塩を撒くと植物が成長できなくなると前述しましたが、これも、浸透圧が関係しています。土のなかに大量の塩が存在すると、土のなかの水分を吸い取ってしまいます。土の水分で足りなければ、塩は、植物の体内の水分も根から吸い上げます。

つまり、植物から水分が流出していくようなものです。水分不足に陥った植物は、やがて枯れてしまいますが、これを塩害といいます。上述した様に、土に大量の塩を撒くと塩害が発生してしまうため、農場や畑には極力塩をまかないほうがよいのです。

では、他にはどのような方法があるのでしょうか?

熱湯なら即死させることができる

ナメクジに熱湯をかけると、そのナメクジは死にます。その理由は100度の湯によってタンパク質が凝固する(固まる)からです。しかし、ナメクジが畑の広範囲に発生した場合、大量の熱湯を持って散布しなければならず、手間がかかります。

また、ナメクジが葉物野菜に張り付いている場合、熱湯を葉物野菜にかけるわけにはいかず、ナメクジを地面に落としてから処理することが必要となるため、効率がいいとはいえません。

ナメクジはコーヒーが嫌い?

ナメクジは、コーヒー豆の成分であるカフェインを嫌うため、コーヒーを淹れたあとのコーヒー豆のカスを畑に撒くと、ナメクジが近寄りにくくなります。コーヒー豆のカスは肥料にもなるので、この方法ならナメクジ退治と同時に作物の成長促進ができるので、一石二鳥です。

ただし、コーヒー豆のカスには、ナメクジを殺すほどの殺虫作用はないため、あくまで予防的な措置といえます。また、畑に撒くだけのコーヒー豆のカスを集めることは簡単なことではありません。

ビールで酔わせる?

ナメクジはビール酵母や麦芽の香りを好む性質があります。そのため、ビールを瓶やペットボトルに入れて庭に置いておけば、ナメクジ用の罠(トラップ)として使うことができます。

ビールを飲んで酔ったナメクジは、ビールの中でおぼれ死んでしまいますが、お酒に強いナメクジはビールを飲んでも酔っぱらわずに逃げてしまいます。ビールのトラップと一緒に殺虫剤を用いれば、より高い効果が期待できるでしょう。

ただし、ビールを罠に使う場合、ビール代もかさむことから現実的な案ではない、といえるかもしれません。

ナメクジは「銅イオン」が苦手

ナメクジは、「銅」も苦手といわれています。その理由は、銅の上を歩くと電気が発生するため。乾いたものより濡れたものの方が効果的とされていますが、乾燥している状態でも十分効果が期待できます。

銅線や銅の板をナメクジに来てほしくない場所に置くだけなので、ぜひ試してみてください。銅がさびた緑青でも効果があるとされています。しかし、これは忌避効果のみで、駆除をするわけではありません。

野菜栽培の万能薬といわれている「木酢液」も有効

木酢液は、木炭をつくるときに生じる強酸性の性質を持つ液体です。自然由来でありながら、殺虫力と殺菌力に優れる強酸性であるため、木酢液は「野菜栽培の万能薬」とも呼ばれています。

この木酢液は、ナメクジ退治にも効果が期待できます。ただし、木酢液を使うときは、濃度に注意しなければなりません。

木酢液を使用する際、木酢液の原液を何十倍かに薄めて使いますが、このとき、濃度が低すぎると、ナメクジを退治する効果が弱まってしまいます。かといって濃度が高すぎると、それが野菜などにかかったとき、枯れてしまうかもしれません。

効率的、確実、安全な駆除剤「MICナメクジ退治」

上述した塩や熱湯、コーヒーや木酢液は、簡単に調達することができるものですが、使用することで植物の生育に支障をきたしたり、手間がかかったり、効果が限定的だったり、使い勝手が悪かったりします。

そこで確実に駆除したいときにおすすめなのが、ナメクジ専用の駆除剤「MICナメクジ退治」です。「MICナメクジ退治」は、株式会社エムシー緑化(本社・東京都)が開発・販売するナメクジ駆除専用の農薬です。

「MICナメクジ退治」の有効成分である「燐酸第二鉄」とはどういう成分なのか、作用性や耐雨性、誘引性や処理方法などについて紹介します。

 

自然由来の 成分「燐酸第二鉄」

「MICナメクジ退治」は農薬ですが、用いられている有効成分、燐酸第二鉄は、自然界に広く存在する成分です。欧米でもその安全性が確認されていて、農家が「有機農産物」の栽培でこれを使っても問題はありません。

したがって、犬や猫がいる庭や畑でも安心して作物の周りに撒くことができます。

MICナメクジ退治、その作用性

「MICナメクジ退治」は白い粒状の駆除剤で、土の上に撒いて使用します。白い粒を餌として食べたナメクジは、燐酸第二鉄によって膵臓に生理的な変化が生じ、食欲が著しく低下。

数日ほどで餓死してしまいます。つまり、MICナメクジ退治は「食毒」なのです。

雨にも乾燥にも強い

ナメクジ駆除剤の大きな課題として「雨」があります。ナメクジは、春先から活動を始め、梅雨の時期に大量発生します。したがって、水分を吸うと効果が薄れてしまう駆除剤は、ナメクジ退治には使えません。

また、梅雨の時期でも晴れることがありますが、そうなると気温が急激に上昇し、土が乾燥します。一般的な駆除剤は、濡れたあとに乾燥することで効果がさらに低減するとされています。

そこで、「MICナメクジ退治」はペレット状の薬剤に特種加工を施し、水分を吸収しづらく、そして、乾燥しても壊れないようにしたのです。「MICナメクジ退治」は雨にも乾燥にも強い薬剤といえます。

自然に分解され、環境にも優しい

雨にも乾燥にも強いナメクジ駆除剤、「MICナメクジ退治」は、白い粒を土の上に撒くだけと簡単に使用することができる製品です。

「ナメクジが食べると死ぬ製品」というと、「環境に良くないのでは?」と思う方もいるかもしれませんが、燐酸第二鉄は微生物によって燐酸と鉄に分解され、土に戻ります。

したがって、環境にも安心です。

処理方法は「駆除したい場所に撒く」だけ

環境に優しく、犬や猫のいる庭や畑でも安心して使用することができる有効成分「燐酸第二鉄」によってナメクジの食害を防ぐ「MICナメクジ退治」。

野菜づくりは土づくりから始めて、種植えや水やり、肥料やりや雑草取り、収穫など、多くの作業がありますが、ナメクジを駆除したい場所にパラパラ撒くだけで、ナメクジの悩みから解放されることが期待できます。

ナメクジに悩まされなくなれば、その他の作業に手をかけることができるようになるでしょう。

まとめ~いろいろ試すより最初から「決定版」を

ナメクジは、塩や熱湯、コーヒー豆のカスなどで駆除することができますが、これらの方法で駆除するには手間も労力もかかります。燐酸第二鉄を主成分とする「MICナメクジ退治」なら、手間や労力をかけず、安全かつ確実にナメクジ駆除をすることができます。

ナメクジ被害に悩まされない暮らしやガーデニングに、ぜひ「MICナメクジ退治」を使用してみてはいかがでしょうか。

【PR】提供元
株式会社エムシー緑化