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家事
Pacoma編集部

知っておきたい!大根の料理に適した切り方とは?

大根はさまざまな料理に使える便利な野菜です。そんな大根だけに切り方も数多くあり、料理のときに切り方で迷うこともあるのではないでしょうか?数ある大根の切り方をいくつかのパターンに分けてご紹介します。ぜひ料理に活用してください!

大根の切り方をマスターしよう!

大根はサラダや煮物、汁物など、さまざまな料理で活用できる万能野菜です。しかし、料理によって切り方も変える必要があるため、切り方をどれだけ知っているかも大切な野菜といえます。いつもの切り方だけでなくさまざまな切り方を組みあわせて、大根を使った料理の幅を広げてみませんか?大根の切り方の中でもこれだけはマスターしておきたい切り方を、切り方の特徴にあわせて分類してご紹介します。

大根の皮のむき方

大根は、野菜の中でも特に皮に太い繊維が何本も通っています。そのため筋張っていて硬いという特徴があり、大根の中側をしっかりと守っているのです。皮がついたまま切っても、切り方によっては味しみが悪く、硬い筋張った食味の大根になってしまいます。

大根の皮は少し厚めにむくようにすると、外側を覆う太い繊維質を取り除く事が可能です。食味をよくするためにも、味しみをよくするためにも、大根の皮は厚めにむくようにしましょう。

またむいた大根の皮も捨てずに使うことができます。あえて繊維にそって切れば、シャキシャキの食感を活かした美味しい料理を作れるのです。千切りにした大根の皮を炒めてきんぴらを作るなど、皮もしっかり使い切りましょう。

大根の繊維にそって切る切り方

大根の皮をむきおわったら、いよいよ大根を切っていきましょう。まずは大根の繊維にそって切る切り方からご紹介します。

薄切り

大根の「薄切り」は生ではサラダや酢の物、和え物などに、加熱調理では炒め物やスープの具材など、幅広く使える切り方です。まずは長さ4~5cmの長さに切った大根の切り口を下にしてまな板の上に置きます。

つづけて大根の端から、2mm程度の薄さに切ってください。切ったものを重ねてから食べやすい幅に切りわければ、大根の薄切りの完成です。

短冊切り

また、1cmほどの幅に切ったあとに薄切りにすると「短冊切り」になります。短冊切りもサラダや和え物などの生の大根を楽しむ料理や、汁物や炒め物などの加熱料理でも活用できる便利な切り方です。その時の気分にあわせて使い分けてもよいでしょう。

細切り

大根をさらに細く切ると「細切り」になります。皮をむいた4~5cmの長さの大根の端から、3mm程度の幅に切ってください。できた薄切りを重ねたら、同じく3mm程度の幅に切っていけば、大根の細切りの完成です。

大根の細切りはサラダや和え物、炒め物のほかに、パスタやスープの具材などに使っても美味しくいただけます。

拍子切り

せっかくなら大根を薄く細く切る以外にも、幅を持たせて切る「拍子切り(拍子木切り)」も覚えておきましょう。1cm程度の幅で切った大根を重ねて、さらに1cm程度の幅で切りそろえるだけです。漬物やスープの具材など、存在感も欲しいときに適した切り方といえます。

 

大根の繊維を切る切り方

 

輪切り

大根の繊維を切る切り方の代表的なものが「輪切り」です。輪切りは厚さによってさまざまな用途に使える便利な切り方の1つでもあります。薄く切ればサラダやしゃぶしゃぶ、浅漬けなどに、厚く切ればおでんなどの煮物に最適です。切り方も簡単で、皮をむいた大根をその時に使いたい厚さに切っていくだけです。煮込みに使うときには煮崩れを防ぐために、面取りを忘れないようにしましょう。

半月切り

大根の輪切りを半分に切れば「半月切り」になります。皮をむいた大根を半分に切ってから、好みの厚さに切っていくだけです。汁物の具材や酢の物、サラダや漬物などに向いた切り方といえます。輪切りでは大きすぎるときに使ってもよいでしょう。

いちょう切り

半月切りをさらに半分に切ることで、「いちょう切り」という切り方になります。半分に切った大根を、切った面を下にしてさらに半分に切り、あとは端から好みの厚さに切っていくだけです。汁物の具材や炒め物のほか、酢の物やサラダ、漬物など幅広く使えます。大根の筋が気になるときにおすすめの切り方です。

大根のその他の切り方

角切り

大根の繊維の向きに関係なく切る切り方もいくつかあります。大根を1.5~2cm程度の幅で切ったあとに、切ったものを90度回転させてください。回転させたら再び1.5~2cm程度の幅で切ると、サイコロ状の「角切り」の完成です。

さいの目切り

さらに幅を細かくして1cm程度で切りそろえると、「さいの目切り」にすることができます。角切りはミネストローネなどの野菜スープや五目煮などに、さいの目切りは炊き込みご飯の具材やスープなどにそれぞれむいた切り方です。

乱切り

このほかの切り方では「乱切り」もあります。大根の太さにもよりますが、半分の太さに切った大根をさらに半分に切り、先端に斜め45℃くらいに包丁を入れてください。

あとは切り口が上になるように回しながら、斜めに包丁を入れて不規則に切り進めるだけです。火の通りを均一にするため、一口大に切りそろえるように意識して切っていきます。シチューやポトフなどの煮込み料理におすすめの切り方です。

 

大根はさまざまな料理に使える万能野菜だけあって、その切り方も数多くあります。ここでご紹介させていただいた切り方も、その一部でしかありません。大根の切り方をマスターして、料理にあわせて上手に切り分けてください。きっと美味しい一品に仕上がってくれるはずです!