- 河村ゆかり
- 広島県出身、巳年、乙女座、O型。 1夫2娘1孫ありのフリーランス編集&ライター。
これまで携わった企画は、育児、インテリア、インド、占い、ガーデニング、敬語、コミックエッセイ、クラフト、クリーニング、辞典、図鑑、スノーボード、ダイエット、ペット、マナー、マネー、メンタルトレーニング・・・以下割愛。
嫌いなもの「波風と熱帯夜」。人生の目標は「平々凡々」。
これも多肉植物!?個性的な多肉植物3選
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見てみたい・育ててみたい・触ってみたい!個性派多肉植物3選
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多肉植物の種類は?
多肉植物は、葉や茎、根の一部が肥大化して貯水機能を持つ植物をさします。品種をカウントすると、数万に至るほど膨大な植物群です。大きな植物のグループである「科」で種類をわけると、ベンケイソウ科、ユリ科、トウダイグサ科、サボテン科など50科ほどに分類されます。
生態の違いから多肉植物を種類分けすると、主に温暖な時期に育つ「夏生育型」と、冷涼な気候で生育する「冬生育型」が。その多肉植物が夏生育型か冬生育型かでシーズンごとの対応や環境整備の方法が変わるので、購入する際には必ずチェックしましょう。
脱皮&擬態する多肉植物「リトープス」
リトープスはハマミズナ科の多肉植物で、「メセン類」とも呼ばれます。リトープスは年に一度、外側にある古い葉が徐々にしおれてきます。「枯れてしまうのかな?」と心配になりますが、やがて中から新しい葉が育ってきて、外側の古い葉と入れ替わり、「脱皮」するのです。同じような生態の多肉植物に「コノフィツム」があります。
リトープスは上から押しつぶしたような扁平な形で、上の部分がぱっくり裂けたような姿をしています。色は茶色、緑、濃い赤色などさまざまで、原産地の南アフリカなどの原野に転がっている砂利や石に似せて「擬態」しているのだとか。
冬生育型の多肉植物なので、生育期は厳冬期をのぞく秋から春。10~1月頃、花を咲かせる品種もあります。初夏から夏にかけて休眠するので、その期間は水やりを控えましょう。
巨大な多肉植物!「バオバブ」
サン=テグジュペリが書いた小説『星の王子さま』に登場する不思議な木として有名なバオバブ(アオイ科)。アフリカやマダガスカル島、オーストラリアが原産とされます。別名の「逆さの木」が示す通り、まるで根っこが広がったような形で枝が広がるのが特徴です。
20~30㎝サイズの苗が良く流通していますが、育てていくと幹が下のほうから肥大化してきます。本の挿絵でおなじみの、あの樹形に近づいてくるのが楽しみ! バオバブは夏生育型の多肉植物のため、酷暑期を除く春~初秋が生育期で、秋~冬にかけてが休眠期します。生育期には、土が乾いたらしっかり水やりをするのがコツです。
香りのする多肉植物「アロマティカス」
アロマティカス(シソ科)は、ミントによく似た香りを漂わせる多肉植物。葉や幹は産毛でおおわれており、肉厚の葉はフェルトのようにフカフカな触感です。
アロマティカスは食用にもできるため、ハーブティにする、サラダに加えるほか、ホワイトリカーに入れて香りのよいリキュールを作ることもできます。夏生育型の多肉植物で、春~初秋にはたくさんの葉を付けますから、どんどん収穫して活用を。
アロマティカスは日当たりを好み、日陰で場所で育てると元気がなくなり、葉がふっくらと育たなくなるので要注意。購入時にも、葉色が濃く肉厚なものを選ぶとよいでしょう。
夏の暑さ強いのですが、寒さは苦手。鉢植えで育てて晩秋には室内に取り込み、5度以上の室温をキープして栽培すれば安心です。病害虫にも強く育てやすいアロマティカスは水耕栽培も可能です。日当たりのよい窓辺で、ぜひチャレンジしてみて。
一口に多肉植物と言っても、姿はもちろん育て方もいろいろです。お気に入りの品種を見つけ、多肉植物との暮らしを楽しんで!