- Pacoma編集部
- このWebマガジンと月刊フリーペーパー『Pacoma パコマ』の編集部です。自分の手で心地よい暮らしをつくりたい、ホームメイドな人たちを応援する楽しい記事を日々模索中です!
【2022年完全保存版】革靴・ブーツのカビの取り方~予防対策も解説~
下駄箱に入れていた久しぶりに履こうと思った革靴やブーツにカビが生えたときのダメージ…。超簡単な革靴やブーツのカビの取り方や予防策を知っていると心強いですよ。そこで今回はカビが革靴に生える原因や取り方から予防法までご紹介します。
革靴にカビが生えてしまう原因
革靴にカビが生えてしまう原因は、ズバリ革そのものがカビの養分になるからです。
さらに革製品は一定の湿度がないと傷んでしまうため、ふだんのお手入れではクリームを使った保湿が当たり前。
カビの繁殖に必要なエサと湿度が同時に存在するため、どうしても革靴はカビが生えやすくなってしまうのです。
革靴に生えたカビの取り方
革靴・ブーツに生えてしまったカビの取り方をご紹介。
カビの発生の原因も予防できるから、ぜひチャレンジしてくださいね!
革靴のカビ取りでやってはいけないこと
革靴のカビ取りを行う前に、カビを取る際にやってはいけないことを確認しましょう。
知らないとついやってしまうことばかりなので要注意!
- 水洗い
- 汚れやカビを目にするとついやってしまいたくなる水洗いですが、カビの増殖に必要な湿気を与えてしまうため、絶対にやってはいけません。
- お風呂やキッチン用の除菌スプレーを使う
- 除菌スプレーなら効果は同じ……と思いきや、使用する場所によってその成分の強さは異なります。
お風呂用などの除菌スプレーを革靴に使用すると、脱色してしまうことがあるので注意が必要です。
革靴のカビの取り方
【用意するもの】
- 布きれ(未使用)・・・3枚
- 皮革用除菌スプレー・・・1本
- 革靴用クリーム・・・適量
- 皮革用防水スプレー・・・1本
- ビニール袋・・・1枚
【革靴に生えたカビの取り方】
- まずは乾いた布を使って、表面に付着したカビをふき取っていきます。少し力を入れてゴシゴシと強めにふき取りましょう。ここで使用した布はカビ菌が付着しているので、ビニール袋に入れて捨ててください。
- 別の布に皮革用除菌スプレーを吹きかけて、革靴を丁寧に拭いて除菌します。革靴全体を拭く前に目立たない部分を試しに拭いてみて、色落ちしないかどうかを確認しておきましょう。直接スプレーを吹きかけると、色落ちしてしまう可能性があるので注意してください。
- 除菌が終わったら、風通しの良い場所で革靴を乾燥させます。乾燥させすぎても色落ちの原因になってしまいますので、色落ちが気になる革靴であれば、陰干しで乾燥させるのがベターです。
- 革靴が完全に乾いたら、革靴用クリームをまた別の布に付けて、通常のお手入れを行います。革製品はある程度の湿度がないと長持ちしないので、クリームで革に栄養を与えてあげましょう。
- クリームでのお手入れが終わったら、最後にカビ菌や汚れの付着を防ぐために防水スプレーを吹きかけて、作業完了です。
【カビ取り&予防に!モールドクリーナー】
- 皮革専用のカビ落とし剤。きれいな革靴にスプレーをかけておけば、カビ予防にもなりますよ。【M.MOWBRAY モールドクリーナー/amazon】
【スエードの靴に生えたカビも同じ方法で除去できるの?】
スエード素材に付着したカビは革の内部まで入り込んでしまっていることが多く、表面を拭くだけでは落とせません。
スムースレザーでも、靴の際に入ったカビや靴の中のカビを取り除くことは難しいので、そういった場合はクリーニングに出すほうが賢明です。
靴の宅配クリーニング【リネット くつ】
どうしてもカビが取れないなら、プロにオーダーしましょう。
宅配クリーニング「リネット くつ」は熟練の職人がすべて手作業で丸ごと水洗いしてくれます。
カビ取りだけでなく、24時間かけて除菌消臭してくれます。
また、靴にやさしい自然乾燥なのも嬉しいポイントですね。
自宅に集荷に来てくれるから、忙しい方にもおすすめ!
革靴のカビを予防する3つの予防対策
革靴のカビを予防するコツは、革靴そのものだけでなく下駄箱などの保管場所にも気を配ること。
下駄箱内の湿気に注意すれば、大事な革靴も長く履けるようになりますよ。
【カビ予防1】革靴に付着した汚れはすぐに取り除く
汚れやホコリはカビにとって、繁殖のための栄養源になってしまいます。
脱いだ後は、ホコリなどを落とすことを心がけましょう。
特に長期間履かないことが分かっている革靴は、しまう前に念入りに掃除を行いましょう。
普段の革靴の手入れ方法についてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
【カビ予防2】履いた革靴はすぐに下駄箱にしまわない
履いた直後の革靴は汗による湿気を大量に含んでいるので、そのまま下駄箱に入れるとカビの原因になってしまいます。
履いた後の革靴は一晩置いて、しっかりと乾燥させるようにしましょう。
雨で濡れてしまった革靴は、中に丸めた新聞紙を入れて日陰干しにすることで、内側まで乾燥させることができますよ。
【カビ予防3】下駄箱の除湿も忘れずに
下駄箱の内部は空気の流れがないため、湿気もたまりがちです。月に1度は扉を開けっ放しにして、空気の入れ替えを行いましょう。
また、下駄箱の中に靴がたくさん入っていることでも空気の流れが悪くなるので、下駄箱に靴を入れすぎないことも大切です。
革靴の下に新聞紙を敷いたり、市販の除湿剤のほか竹炭を置いておくのも、湿気対策には効果的ですよ。
革靴はその素材の性質上、梅雨の時期には特にカビが生えやすくなってしまいます。
早めに発見して取り除き、今回ご紹介した予防対策をしっかりと行いましょう。