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暮らしの工夫
三輪礼子

電車でソロキャンプ!道具の運搬方法や注意したいポイント

キャンプには行ってみたいけど、車を持っていない方や、一人でゆっくり過ごすのが好きな方はソロキャンプに挑戦してみてはいかがですか。電車でソロキャンプに行く場合の道具の運搬方法や、注意したいポイントを紹介します。

ソロキャンプの魅力

 

ソロキャンプの一番の魅力は、行きたくなったらすぐにキャンプに行けるところです。同行者がいないので、スケジュールを調整する必要がありません。

 

ソロキャンプなら道具をコンパクトにまとめられるので、車を持っていなくても、電車やバスで行くこともできます。一人なら小さなテントで十分なので、設営や撤収も楽です。

 

最近では、ソロキャンプをみんなで楽しむ、グループソロキャンも人気です。集まりによって違いはありますが、各自ソロキャンプを楽しみながら、食事やお酒を交換したり、食後に一緒に焚き火を囲んだりします。

 

ソロキャンプは、トイレやお風呂などでテントを離れるとき、盗難などの不安がありますが、グループソロキャンなら、周りに声をかけておけば、安心です。

 

ソロキャンプに興味はあるけど、踏み出せない方は、周りにソロキャンプ経験者や興味がある人がいないか探してみてはいかがでしょうか。グループソロキャンなら初めてでも挑戦しやすいのでおすすめです。

 

 

電車でソロキャンプ、道具の運搬を楽にするには?

 

キャンプ道具は軽量でコンパクトなものをチョイス

ソロキャンプに向いている道具は、軽量でコンパクトなものです。準備から片付けまで、全て一人で作業することになるので、軽量でコンパクトなもののほうが扱いやすくなります。

 

基本の道具一式がバッグパックに収まっていれば、行きたくなったときに、簡単に準備できます。電車を使ったソロキャンプはもちろん、車でソロキャンプをする場合でも役立ちます。

 

電車で移動する場合は、使える燃料が制限されます。電車内は、ガソリンや灯油などの可燃性液体の持ち込みが禁止されているからです。

 

制限はありますが、ガス缶ならしっかり保護すれば持ち込めます。調理用のコンロなど、ガス缶で使えるものを選びましょう。

 

バッグパックに収まらない!そんなときはキャリーカートが便利

キャンプ道具をバッグパック一つにまとめておけば、準備が簡単にできます。しかし、どうしてもバッグパックに収まらない場合や、電車で移動するには重すぎる場合があります。

 

そんなときにおすすめなのがキャリーカートです。スーツケースもよく使われていますが、スーツケースのタイヤは小さいので、舗装されていない道では安定しにくくなります。

 

キャリーカートは車輪の大きいものがあり、キャリーケースより安定しやすくなります。耐荷重が高く、車輪の大きいものがおすすめです。

 

キャリーカートに荷物を積むときのポイント

キャリーカートがあればなんでも乗せられるわけではありません。移動しやすいように乗せるには、コツがあります。それは、キャリーカートからあまりはみ出さないようにすることです。

 

とくに両サイドから大きくはみ出すと、不安定になり、グラグラして運びにくくなります。もう一つの理由は、改札を通れなくなるからです。

 

改札の幅は55〜60cmのタイプが一般的です。ソロキャンプに電車で向かうときには、意識しておきましょう。もう一つのポイントは、コンテナなどに入れることです。

 

ソロキャンプ用の道具は、コンパクトなものが多いので、コンテナに入れておくと荷崩れ防止になります。キャンプ道具はツルツルした素材が多いので、振動で少しずつ、ずれてしまうことがあります。

 

他にも、傷の防止や、急な雨から荷物を守れます。電車で移動していると、階段を使うこともあるので、持ち上げられるようにしておくと安心です。

 

初めての時には安定して運べるか、試しておくとよいでしょう。キャンプ当日は、準備で忙しくなります。いざ出発してみたら、不安定で思うように歩けず、電車の時間に間に合わなかった…なんてことを防げます。

 

 

知っておこう!電車内に持ち込みNGなもの

 

公共の交通機関を利用する場合、車内に持ち込めないものがあるので注意しましょう。基本的には他の利用者に迷惑や危険がないように注意することです。

 

もう一つは危険物です。ガソリンや灯油などの可燃性液体は持ち込み禁止です。電車での移動を考えている場合、燃料はガス缶か固形燃料を選びましょう。

 

しっかり保護をして、事故がおきないよう対策が必要になり、持ち決める量にも制限があります。市販のガス缶、2リットル以内、又は容器を含む重量が2キロ以内です。固形燃料も2キロ以内です。

 

他に注意したいのが刃物です。刃物は簡単に取り出せないよう保護し、バッグパックの中に入れておきましょう。バッグパックやズボンのポケット、財布などの手回り品を入れているバッグに刃物を入れていると、銃刀法違反にあたる可能性があるので注意しましょう。

 

 

おわりに

キャンプといえば車でたくさんの荷物を運ぶイメージですが、ソロキャンプならバッグパック一つでもキャンプができます。車を持っていなくても、電車で行けるのも魅力です。

 

ガス缶など一部送れないものもありますが、荷物を送って、観光してから帰ることもできます。ソロキャンプは,自由に一人の時間を楽しめますが、安全対策も大切です。家族に行先やスケジュールを伝えるなど、安全対策を忘れず、ソロキャンプを楽しみましょう。