- 柴﨑 光一
- リゾートガーデンスタイル専属の庭師×Webコンテンツクリエイター。
カナダのトロントで造園士を、その後日本で花屋のバイヤー・鉢物の管理・アドバイザーを経験した後、ヤシの木を主体とするリゾート・ドライガーデンの造園士に。
現在は、リゾートガーデンスタイルの社会福祉施設・DOG CAFEの専属庭師に加え、畑の開拓・管理、SNSも兼務。
植物を専門とするWebコンテンツクリエイター、ガーデニング商品の監修者としても活躍中。
幼いころから生き物やもの作りが大好きで、庭木・草花・観葉植物を使ったガーデニングの世界を開拓しています。
日本とカナダでの造園・庭師の経験に加え、趣味の植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに植物や庭の魅力をお届けします!
エアプランツのハイセンスな飾り方!吊るす方法や掛け方を紹介
センスよく部屋のコーディネートをするときは、ハンギングでエアプランツを飾るのがおすすめ。鉢に植えられた観葉植物よりも軽くて手軽にできます。今回は、エアプランツの吊るし方や掛け方の方法、アイディアをたっぷりとご紹介します!
エアプランツを飾る前に!吊るす場所や置き場所をチェック
吊るす場所や置き場所は日当たりと風通しのよい場所で
エアプランツは、午前中に明るい日が差し込み、午後は半日陰になるような場所で育てるのがベスト!日陰すぎると、緑の色味が薄くなったり、葉がひょろひょろになったりすることもあります。
また、風通しが悪いと、霧吹きやソーキングをしたあとに、内側の葉に溜まった水分が乾きにくく、そのまま放置してしまうと枯れてしまうことも。
明るい窓側で、午後の直射日光が当たらない、風通しのよい場所に吊るしたり、壁に掛けたりしましょう。
気温が10℃になる場所は避けよう
基本的には高温多湿な環境が苦手なエアプランツ。乾燥にはとても強く、梅雨の時期以外は比較的室内で育てやすい植物です。
ただし、冬の間はできるだけ暖かい場所で育てるのがベスト!気温が10℃を下回るとエアプランツは休眠期に入り、水やりで失敗してしまうことも。
屋外で育てている場合は、肌寒さを感じる9月中旬ごろになったら室内に取り込み、暖かい場所で管理しましょう。
日頃の管理がしやすい吊るし方や掛け方を選ぶ
水だけで生長するエアプランツは、毎日の霧吹きや月数回のソーキングが欠かせません。特に夏場は何度も霧吹きをしたり、週に1回のペースでソーキングをすることも。
吊るす位置や、エアプランツが取り出しにくいような掛け方をしていると、ケアがしにくくてストレスを感じやすいです。面倒になって水を与えず、そのまま枯らしてしまうことが起きないよう、できるだけ手の届く位置に吊るしたり、掛けたりしましょう。
壁掛けタイプの場合も、壁からさっと簡単にエアプランツが取り出せるように、手がはいるようなサイズを選んだり、フックや釘のようなものなどシンプルな掛け方をしたりするのがおすすめ。
エアプランツの飾り方|上手に吊るす方法や、オシャレな掛け方
エアプランツを吊るすなら、カーテンレールや照明用ダクトレールに
エアプランツを吊るすなら、すでに家にあるもので手間を掛けずに飾りたいですよね。ホームセンターなどで売っているようなS字フックや、カーテンフックを使って、エアプランツが吊るせるようにしておくと便利。
カーテンレールや、照明のダクトレールに引っ掛けるだけで、オシャレな雰囲気のあるインテリアになります。
ほかにも天井の梁(はり)や鴨居、窓枠などに吊るすと、世話もしやすくておすすめです。
アートのようでオシャレ!壁をつかった掛け方
写真フレームや流木、バークなどとワイヤーを組み合わせた壁掛けのエアプランツ。クールでスタイリッシュな印象のあるコーディネートをしたい方におすすめです。
掛け方も画びょうや釘、ネジなどでシンプルに止めておくと、世話もしやすく、掃除も楽になります。
テラリウムやマクラメで吊るすとナチュラルでオシャレ
ハンギングのテラリウムや、マクラメ編みにエアプランツを吊るすと、ハイセンスなインテリアに。
テラリウムなら好みで、カラーサンドや小石、苔を入れてオリジナリティのあるアイテムが作れ、そのまま置いて飾ることもできます。
マクラメ編みとエアプランツを組み合わせる場合は、エアプランツの種類や大きさが、マクラメ編みのサイズにちょうどフィットするようなものを選びましょう。吊るしたときにアンバランスにならず、見た目もオシャレです!
壁フックを使うと、吊るし方や掛け方が簡単
コートやジャケットなどの衣類を掛けるような壁フックを使うと、エアプランツが吊るしやすく、掛け方もシンプルです。
ワイヤーや紐、チェーンなどを使って、エアプランツが吊るせるようにします。ブリキのバケツや、取っ手のついたガラス瓶に入れると、ナチュラルでさまざまな部屋のテイストにあわせやすいです。
大きいエアプランツは、そののま吊るすとクール
アメリカ大陸に広く生息するエアプランツは、種類もさまざまで、姿や形も異なります。
比較的、株が30cm以上になるようなエアプランツを飾るときは、シルエットがはっきりと見えるように吊るすのがおすすめ。部屋の大きな印象となり、一つの大きなアート作品のような雰囲気があります。
太いワイヤーで吊るすほか、流木にエアプランツを付けて吊るすと、さらにクールでオシャレですよ。
株が大きいエアプランツ
- ウスネオイデス
カールした葉が、髪の毛のように細長く伸びて大きくなるエアプランツ。部屋のインテリアとしても飾りやすく、アレンジがしやすいです。 - ストラミネア
肉厚のシルバーの葉を鋭く伸ばし、大きくなると50cm以上になることも。存在感のあるエアプランツで人気。 - キセログラフィカ
エアプランツの中でも特に大きく、王冠のような姿になり勇ましい印象があります。重量もあるので、天井に吊るすときや、壁に掛けるときは、しっかりと釘やネジを使って固定しましょう!
おわりに
エアプランツを天井から吊るしたり、壁に掛けたりするだけで部屋の印象は大きく変わります。吊るし方や掛け方を工夫すれば、日頃のエアプランツの世話が簡単になり、掃除もらくです。ぜひエアプランツを飾って、オシャレな部屋のコーディネートをしてみてくださいね!