- 津久井 玲子
- 自分が仕事の中で勉強したことを、わかりやすさ、伝わりやすさに気をつけて書いています。読んでくださった方にとっても、読んでよかった、勉強になったと思える記事を目指しています。
ベランピングをマンションで!簡単だけど気をつけたいことも
外出に制約が多い昨今、マンションでもベランピングが流行しています。マンションのベランダでも簡単に楽しめるベランピングですが、気をつけたいことがあるのも事実です。マンションでベランピングを満喫するために必要なことをご紹介します。
近頃流行?ベランピングとは
「なかなか外出する余裕がない」「手軽に自宅で外出気分を味わいたい」そんな方にピッタリなのが「ベランピング」です。
ではこの「ベランピング」とはいったい何なのか?というと、元々あった「グランピング」という言葉に「ベランダ」をくっつけて作られた造語になります。
「グランピング」はおしゃれで華やか、そして豪華なキャンプのこと。そんなグランピングをベランダで楽しもうというのが「ベランピング」です。ベランダの広さによって規模の制約は受けますが、自宅でキャンプ気分を味わえるのは大きな魅力といえます。
さらに自宅のベランダのため、凝った道具は一切必要ありません。重い荷物を運ぶ必要もなければトイレの心配もないので、子供がいても安心です。やりたいと思った時にすぐ楽しめるのもメリット。
ただし、特にマンションの場合は周囲への配慮も欠かせません。スペースも限られるため、キャンプそのものを完全に再現するのも不可能です。しかし、それらのデメリットに勝る楽しみがあるのも間違いではなく、ベランピングの人気は高まっています。
ベランピングはマンションでも簡単?
マンションのベランダは細長くて幅も狭めですが、スペースを上手に活用すれば簡単にベランピングを楽しむことができます。子供がいる家庭なら、小型の簡易テントで雰囲気づくりをするのもおすすめ。いつものベランダを簡単にキャンプ場感覚にできます。
あえて大きなテーブルなどを持ち込まず、ソロキャンプ用のちょっとした調理道具とランタンだけ。そんな簡単なセッティングでも独特のキャンプ気分が味わえます。特に夜にいつもと違った気分を味わいたい時におすすめです。
また、いっそのこと大きなテーブルと椅子を1つずつ。後はテーブルの上にご馳走を並べてパーティ気分で。そんなベランピングの楽しみ方もあります。思い切って椅子をなしにして、床に直接座ってくつろぐのもありです。
特にベランダの床をウッドパネルなどでリメイク済みなら、床にラグを敷くだけでも簡単にセッティングできるのでおすすめ。人工芝のシートを敷き詰めるだけなら、だれでも手軽にレジャー感を演出できます。
ベランピングにおすすめの道具
ベランピングをマンションで楽しむ時には、それなりに道具が欲しくなるものです。しかし、必要のないものまで購入する必要はありません。では何があればよいのでしょうか?
マンションでベランピングをする時には、特に外からの視線が気になるという意見があります。そこでおすすめなのが目隠しグッズです。
部屋の目隠しも兼ねるならサンシェードやタープ、すだれなどがよいでしょう。ベランピングの気分を盛り上げるだけでなく、日除けや虫除け、雨除けも兼ねるならテントもありです。ベランダのリメイクも兼ねるなら、ラティスやすのこ、フェンスなども使えます。
では目隠しのほかでは何があるといい?となると、ベランピングの雰囲気づくりのためにベランダをおしゃれに改造したいと思うようになるのではないでしょうか?
DIYで人工芝やウッドパネルなどを使って床を改造してみましょう。人工芝のシートを広げるだけでも簡単に雰囲気を変えることができます。使わない時は丸めるだけで元通りに片付けることもできるのでおすすめです。
縦に空間を使うのも、雰囲気作りに活かせます。ラティスなどを立てて、そこにランプなどを下げれば、グッと雰囲気を盛り上げることも可能です。木製ラックなども用意しておけば、小物置き場に困りません。
雨対策には耐水加工されたタープやシェードを用意しておけば安心です。突然雨が降ってきても、落ち着いて対処できます。大切なのは耐水圧の高いタープやシェードを用意しておくことです。耐水圧が高ければ、強い雨でも防いでくれます。
調理器具にもこだわるのであれば、火の粉が舞い散る炭火ではなく、ガスで焼ける卓上コンロの方がよいでしょう。火事になりにくくて火起こしも簡単、さらに臭いをおさえるタイプなら安心です。普段使いもできるので、無駄が少ないのも魅力。
ランタンは火が揺らぐのを楽しんでもよいですが、火事の心配を避けるならLEDライトのランタンもおすすめです。室内で使っても、普段と違う雰囲気を演出してくれます。
マンションでのベランピングで気をつけたいこと
マンションでベランピングをする時には、いくつか気をつけたいことがあります。たとえ一軒家でも大きな声で騒げば近所迷惑になるのに、マンションの場合はより騒音騒動に発展しやすいため要注意です。
さらに失念しやすいことは、マンションのベランダは共用スペースであるということ。これも気をつけたいことの1つです。マンションのベランダは避難経路でもあるため、消防法でふさいでしまうことを禁じられています。
もちろん、隣との間仕切りも兼ねている蹴破り戸の前に、物を置きっぱなしにするのは禁止事項です。見た目が悪いからと家具やラティスなどでふさいではいけません。床にも避難はしごがある場合があるため、床のリメイク時には気をつけたいこととして意識すべきです。
もちろんマンションの利用規約も気をつけたいことの1つ。消防法や近所トラブルの原因となる行為を禁止していることは珍しくありません。ベランピングをする前に、何が禁止事項かを大家や管理会社に確認しておきましょう。
ベランピングは火を使うこともあるため、消防法や火事のリスクから禁止されることもあります。また、迷惑行為になりかねないという点で禁止事項に含まれることも。大声のほか、調理中の臭いが周辺に充満し、洗濯物に臭いがつくなどといった心配があるからです。
ベランピングはキャンプ場で行う本物のキャンプとは違います。周囲をほかの人たちに囲まれていることを忘れてはいけません。特にマンションでは近所との距離が近い為、これらは特に気をつけたいことです。マナーを守って楽しみましょう。
おわりに
ベランピングは、普段とは違ったひと時を楽しみたい時にピッタリです。マンションのベランダでも簡単にさまざまな楽しみ方ができるのも、ベランピングならではといえるでしょう。
しかし、一方でマンションならではの気遣いも必要です。周囲への配慮は特に気をつけたいこと。せっかく楽しい時間を過ごしたのに、ご近所トラブルやマンション規約で退去命令なんて残念すぎます。
ベランピングは誰でも手軽に楽しめることです。それだけに周囲への配慮も大切といえます。マナーを守って、あなたならではのベランピングで心を癒してください。