- 三輪礼子
- ハンドメイドとキャンプが好きな主婦ライターです。趣味の時間を確保するため、家事の時短を日々研究中。役立つ情報や、モノづくりのたのしさを共有できるような記事を目指しています。
冬でもキャンプ!憧れの薪ストーブを手軽に楽しむには
テントに薪ストーブを入れて、冬キャンプを楽しんでいる方が増えています。しかし、薪ストーブの扱いって難しそうですよね。そんな薪ストーブを手軽に楽しめる方法を紹介します。キャンプ初心者の方や、キャンプに挑戦したい方にもおすすめです。
冬キャンプでも大活躍!最強の暖房、薪ストーブ
薪ストーブの魅力とは?
薪ストーブの暖かさは格別です。遠赤外線効果で、体の中からぽかぽかとしてきます。輻射熱でイスやテーブルなども温まり、冬のキャンプでも暖かいのを超えて暑いくらいです。
最近話題のテントサウナも、薪ストーブとサウナストーンでテント内を温めています。薪ストーブの魅力は暖かさだけではありません。料理にも重宝します。
寒い冬キャンプに、薪ストーブで作った熱々おでんは芯から温まります。シチューやカレーなどの煮込み料理はもちろん、ものによっては、ピザやグラタンなどのオーブン料理を楽しむこともできます。
食事を終えたらリラックスタイムです。炎のゆらめきを眺めながら、ゆったりとした時間を過ごせば、忙しい毎日の疲れが癒されます。
焚き火が楽しくて仕方ないキャンパーさんにとっては、寒い冬でもテントの中でぬくぬくしながら、焚き火気分を味わえるとなると、人気が高いのもうなずけます。
薪ストーブはハードルも高め
冬キャンプを楽しむ方が薪ストーブをテントの中に入れて、快適にキャンプしている様子をSNSなどでもよく目にします。しかし、テントの中で使うには、準備も必要でハードルが高いのも事実です。
薪ストーブと煙突は高温になるので、薪ストーブや煙突にテントが当たれば、一瞬で穴が開いてしまいます。最悪の場合、テントが全焼してしまうことも。
一酸化炭素中毒の危険も懸念される点です。無色、無臭の一酸化炭素は強い毒性があります。一酸化炭素の濃度が上がっても気が付きにくいため、最悪の場合死亡事故につながります。
とくに子供は呼吸する回数が多いので、一酸化炭素中毒になりやすいといわれています。初期症状や対応方法などは、しっかりと把握しておきましょう。
火器をテントの中で使うには、正しい知識と準備、メンテナンスが不可欠です。一酸化炭素チェッカー(警報機)を用意しておくのも大切です。
冬キャンプは魅力的だが苦労も多い
冬キャンプには、夏とは違った魅力があります。空気が澄んでいて夜空が美しく、虫も少なく、利用客も多くないので、ゆっくりとした時間を楽しめます。
その反面、大変なことが多いのも冬キャンプです。一番の苦労は、誰もがイメージする寒さです。家とは違い、断熱効果のないテントでの宿泊は、準備を怠ると眠れないほどです。
しかも逃げ場もありません。車の中に移動したところで、鉄の塊である車では、全く暖を取れません。そのため、防寒対策のアイテムや服、毛布など荷物が多くなってしまいます。
テント内で薪ストーブや石油ストーブを使えば、一酸化炭素中毒の危険があるので、暖房器具の検討も課題です。とくに子供が一緒の場合は、心配が尽きません。
ハードルの高い冬キャンプ、手軽に楽しむには?
心配事の多い冬キャンプですが、薪ストーブは冬ならではで、普段はなかなか使うことができない特別なものです。そんな薪ストーブを手軽に楽しめる方法を紹介します。
コテージを利用すれば、冬でも快適
冬のキャンプを快適に楽しむには、コテージやロッジなどの利用がおすすめです。日中は外でキャンプやアクティビティを楽しみ、夜は室内で暖かく過ごせば、冬のキャンプでも快適です。
探してみると、薪ストーブが設置されたコテージなどもあります。暖かく快適な部屋で、炎のゆらめきを眺めながら、リラックスタイムを思う存分堪能できます。
薪ストーブを使った料理に挑戦してみるのもおすすめです。テント泊では、荷物が多くなってしまうので、大きな鍋などは持って行きにくいですが、コテージなら荷物も少なくなります。
大きな調理器具も持って行けるので、いろいろな料理に挑戦しやすいと思います。また、冬キャンプに挑戦したいと思っている方にとっては、逃げ場を確保しつつ、冬のキャンプがどれくらい寒いのか、予行練習にもなります。
キャンプには興味があるけど、虫が苦手でなかなか踏み出せない方にもおすすめです。焚き火が楽しいと、テレビやSNSで話題ですが、薪ストーブは焚き火気分も味わえます。
キャンプ場などスタッフがいる施設なら、薪ストーブの利用が初めてでも使い方を教えてもらえるので安心して利用できます。
電源サイトなら冬キャンプも安心
ある程度キャンプ道具も揃ってきたし、テント泊に挑戦してみたいと考えるなら、電源サイトがおすすめです。ホットカーペットや電気毛布があれば、万が一寒くてどうにもならないときに暖をとることができます。
テントの中に薪ストーブを入れるのは準備が大変ですが、タープの下ならさほど難しくありません。テントの中は寝るときのために、ホットカーペットや電気毛布を用意し、外では焚き火や薪ストーブで暖をとる方法です。
焚き火はタープの下ではできませんが、薪ストーブなら煙突を外に出せばタープの下に入れることができます。暖かい空気が逃げにくくなるので、タープの張り方を工夫すれば寒さをしのぎやすくなります。
薪ストーブに興味のある方は、まずはレンタルして使い勝手を試してみては?キャンプ場で薪ストーブをレンタルできるところもあります。
レンタルショップと違い、現地で借りるため、分からないことがあっても教えてもらえるので、初めてでも心強いはずです。
おわりに
冬キャンプは想像以上に寒いです。無理してテントに泊まるより、コテージを利用すれば冬キャンプの魅力を存分に楽しめると思います。無理をして、体調を崩す心配もありません。
薪ストーブのあるコテージなら、焚き火気分も味わえるので、冬キャンプの雰囲気を楽しみながら、暖かく揺らめく炎に癒されること間違いなしです!薪ストーブのある冬キャンプはおすすめです。