- 三輪礼子
- ハンドメイドとキャンプが好きな主婦ライターです。趣味の時間を確保するため、家事の時短を日々研究中。役立つ情報や、モノづくりのたのしさを共有できるような記事を目指しています。
キャンプ初心者のマストバイアイテムはマットだった!
キャンプにおいて、マットはとても大切なアイテムです。とりあえずラグで済ませようとしていませんか?マットの役割や、どんな種類があるのか紹介しています。コスパ抜群のマットも紹介しているので、まだマットを持っていない方は参考にしてください。
キャンプで使うマットってどんなもの?
マットは地味なアイテムですが、キャンプを快適にするために、有ると無いとでは雲泥の差です。マットはテントの中で使うアイテムで、床の凹凸をやわらげ、地面から上がってくる冷気をブロックしてくれます。
家でも冷たい床に、カーペットやラグを敷くと過ごしやすくなると思います。テントの中も同じです。マットを敷いていないと、テントの中も温まりにくくなりますし、寝心地も悪くなります。
過ごしやすい季節でも、地面は冷えていることは多いです。いざ眠ろうとした時に、地面が冷たくて眠れなかった…なんてことにならないためにも、マットは用意しましょう。
マットは主に2種類あり、「インナーマット」や「テント用マット」と呼ばれるものと、寝袋の下に敷き、敷布団のように使う「スリーピングマット」があります。
インナーマットの役割
インナーマットはテントの床全体、もしくは活動部分に敷くマットです。テントの床部分を保護し、地面の凹凸をやわらげ、冷たい床から上がってくる冷気をブロックしてくれます。
テントによっては、専用のインナーマットも用意されており、専用のものだとサイズもピッタリで、テントの床全体をカバーできます。インナーマットのデメリットは、テントの床全体をカバーするので、畳んだときも大きくなってしまうことです。
しかし、活動部分全体をカバーしておくと、テントの中で過ごすときに、どこにいても地面の凹凸や冷えに悩まずにすむので、ファミリーキャンプ、とくに小さな子供がいる場合には安心して過ごせます。
スリーピングマットの役割
スリーピングマットは寝袋の下に敷くマットで、一人用のサイズやダブルサイズ、連結して使えるものなどがあります。インナーマットと同じ役割ですが、寝袋の下だけなので、サイズが比較的コンパクトになります。
インナーマットと合わせて使えば、快適に眠ることができますが、どちらか一つで使う場合も多いです。スリーピングマットは一人分のサイズがしっかり決まっているので、サイズ選びは慎重にしましょう。
子供がまだ小さいから、ダブルサイズで3人寝ようとすると、マットからはみ出してしまい、寒くて眠れなかった…なんてこともあります。サイズをしっかり確認して選びましょう。
コスパ抜群!銀マットは初心者のファミリーキャンプにピッタリ
キャンプを始めたばかりだと、いろいろと道具をそろえる必要があるので、出費がかさみます。抑えられるところは、抑えたいと考える方は多いのではないでしょか。
そこでおすすめなのが、銀マットです。低価格で、効果もバッチリ。しかし、銀マットといっても、いろいろな商品があります。キャンプにおすすめの銀マットは、ホームセンターなどに売っている厚さが4㎜以上あるものです。
厚みがあるものの方が、効果的ですが、畳んだときに大きくなってしまうので、収納や積載と相談してできるだけ厚いものを選ぶと安心です。100均の銀マットは、薄いものが多いので注意しましょう。
見た目が気になる方も多いと思いますが、おしゃれなブランケットやレジャーシートなどで隠してしまえば、見た目も気になりません。スリーピングマットはお手軽な商品もありますが、人数分そろえると、それなりの金額になってしまいます。
その点銀マットは、お手頃な価格なので、インナーマットとして広範囲をカバーできます。将来的にスリーピングマットを買ったとしても、銀マットと合わせて使えば、より快適に眠ることができます。
銀マットは折りたたみタイプと、クルクルと丸めるロールタイプがありますが、折りたたみタイプがおすすめです。ロールタイプは端が丸まってしまい扱いにくくなります。
他にもいろいろ、マットの種類
スリーピングマットにはいろいろな種類があります。インナーマットと合わせて使えばより快適に眠れます。少し寒い季節にキャンプするようでしたら、スリーピングマットも用意しておくと、防寒対策に役立つのでおすすめです。
クローズドセルマット
クローズドセルマットは、銀マットやお風呂のマットなどをイメージするとわかりやすいかもしれません。発砲したポリエチレンに凹凸や溝などをつけたマットです。
とてもシンプルな作りで、広げるだけで使えるとても手軽なマットです。比較的手軽な価格で、パンクなどの心配がないので、長く愛用できます。
しかし空気を入れるタイプに比べると薄いので、地面の凹凸や硬さが気になる場があります。
インフレーターマット
インフレーターマットは、バルブを開けると自動的に空気が入るマットです。中にウレタンなどのマットが入っているので、空気が入ると自動的に膨らみます。
断熱性もクッション性もよいので、快適に眠れ、空気を抜いて収納するので、厚いマットでも小さくなります。デメリットは、重さと畳むのが面倒なところです。空気を抜きながら畳むので、コツがいります。
もう一つは、寿命が短いところです。使用しているうちに、中のマットがヘタってしまうのと、穴が開いてしまったら使えなくなってしまいます。
エアマット
エアマットは空気を入れて、膨らませて使うマットです。シングルサイズやダブルサイズ、厚みは5cm~20cmほどあるものまで。マットが厚ければ厚いほど、地面の影響を受けなくなるので快適です。
5cmほどの厚みのものは、コンパクトに収納できます。逆に、厚みのあるものは大きくなってしまいますが、寝心地は良くなります。大きくなれば空気を入れるのも大変になるので、ちょうどよいサイズを選びましょう。
空気の量を調節すれば好みの硬さにもなるのもエアマットのよいところ。しかし、エアマットの一番のデメリットはパンクです。キャンプ中にパンクしてしまったら、ただのビニールシートになってしまいます。
おわりに
どんなによい寝袋でも、マット無しでは快適に眠れません。反対に、安い寝袋でもマットがあれば、快適に眠れます。暑い時期には、寝袋は不要ですが、マットなしではしっかり眠ることができないでしょう。
マットは地味なアイテムですが、キャンプを快適にする重要なアイテムです。しっかりと用意して、快適なキャンプを楽しみましょう。