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家事
佐藤 恵子

【汚れの種類別】壁紙の汚れを落とす効率的な方法を徹底解説!

壁紙の汚れを落とす方法を、汚れの種類別に解説します。今回は、一般家庭で一番多い、ビニールクロス壁に特化してお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。壁紙を張り替える手間や費用を考えると、落とせる汚れは、できるだけ早く落とすことがおすすめです。

壁紙の汚れ落とし【油など調味料の場合】

 

キッチンの壁紙が汚れる原因は、主に調理中の油です。壁紙がべたべたしたり、黄色くくすんでいたりしたら、油汚れだと判断して間違いはないでしょう。

 

小まめに拭き取ることが一番ですが、忙しい家事の合間に、壁まで都度掃除をするのは少し大変かもしれません。

 

そこで、定期的に壁紙の油汚れを落とす方法を紹介します。

 

キッチンの壁紙がべたべたするのは、壁に付着した油が酸化してしまったためです。べたべたすることで、違う汚れも付きやすくなってしまいます。

 

酸化した汚れは、アルカリ性の洗浄剤で落とすのが一番効果的です。アルカリ性の洗浄剤でおすすめなのは、セスキ炭酸ソーダです。

 

スプレーボトルに、セスキ炭酸ソーダを溶かした溶液を作りましょう。目安は、500mlの水に小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダです。ボトルを上下に振って、セスキ炭酸ソーダをしっかり溶かしてください。

 

できた溶剤を汚れに満遍なくスプレーします。このあと、拭き取るだけで、簡単に油汚れが落ちてしまいます。

 

油が固まってしまって、どうしても落ちない場所は、予めある程度削りおとしてからスプレーすると効果的です。

 

壁紙の油汚れの程度が軽い場合は、食器用の中性洗剤でも落とすことができます。しかし、場所によっては、泡の後始末が面倒かもしれません。

 

場所や汚れの度合いによって、方法を使い分けると良いかもしれませんね。

 

壁紙の汚れ落とし【クレヨンやボールペン、マジックなどの場合】

 

落書き大好きな子供の、書く楽しさを奪いたくは無い。でも、せっかくの大作も落とさないわけにはいかない。そんなジレンマに陥っている皆さんに、できるだけストレスなく壁紙の汚れを落とす方法を紹介します。

 

クレヨンの汚れを落とす方法は、いくつかあります。しっかり水気を絞った布巾でこすり落とす方法があります。このとき、周りの壁紙に汚れを広げてしまわないように注意してください。

 

続いて、クレンジングクリームやオイルなどで落とすこともできます。クレヨンは油性なので、油性のもので馴染ませて落とし、その後、丁寧に拭き取って汚れをとります。

 

少量の牛乳で拭き取ることもできますが、後々臭い残りがないように、その後の水ぶきとからぶきを忘れないでください。

 

クレヨンは油汚れと同様なので、中性洗剤やセスキ炭酸ソーダも効果があります。書いたあとに、できるだけ時間を開けずに落とすことが大切です。

 

でも、広範囲に書かれてしまったら、これを落とすだけでかなりの重労働ではありませんか?そんな時は、メラミンスポンジです。

 

メラミンスポンジに水を含ませて、クレヨンの汚れを削り落としてみましょう。メラミンスポンジは研磨することで、汚れを落とす方法なので、こすり過ぎには注意してください。

 

水性ボールペンやマジックの場合は、セスキ炭酸ソーダのスプレーを吹きかけて、歯ブラシでこすってみましょう。どうしても落ちない場合は、メラミンスポンジが最適です。

 

油性のマジックやボールペンで書かれてしまった壁紙は、元の状態に戻すことはほぼできません。

 

目立たなくする効果はあるので、試して欲しい方法は3つです。どれも、汚れを広げてしまわないように綿棒などで作業することがおすすめです。

 

使うものは、塩素系漂白剤、除光液、エタノールです。どれか1つを綿棒につけて、少しずつトントンと叩くようにして汚れを取ります。根気が必要な作業ですが、頑張ってください。

 

壁紙の汚れ落とし【カビの場合】

 

壁紙が汚れていると思ったら、カビだったという経験はありませんか?そこで、壁紙に発生したカビの取り方を紹介します。

 

ビニールクロスの壁紙の場合、拭き取るだけでカビの黒ずみが落ちることがあります。最初にしっかり水気を絞った雑巾で、カビを拭き取ってください。同時に、壁の埃なども落としておきましょう。

 

次に、壁紙に張り付いたカビの根を根絶させる必要があります。準備するのは、ホームセンターなどで購入できる専用のカビ取り剤、または塩素系漂白剤、キッチンペーパー、ラップ、ゴム手袋、ゴーグル、マスクです。

 

カビがあった場所に、溶剤をスプレーします。この時、換気を忘れずに行ってください。

 

スプレーした場所にキッチンペーパーを張り、上からラップをして30分くらい放置します。その後、軽く絞った雑巾でスプレーした溶剤とカビを拭き取ります。

 

一度ではなかなか上手くいかないかもしれません。何度か繰り返してカビ取りを行ってください。

 

壁紙の汚れを落とし【たばこのヤニの場合】

 

禁煙をする人が増えている昨今ですが、部屋の壁にしみついたままのたばこのヤニをキレイにしたいという人も、沢山いるのではないでしょうか?時間が経ってしまったたばこのヤニの落とし方を紹介します。

 

ホームセンターでは、ヤニ取りに特化した洗剤が販売されています。それを利用するのが、一番効果的かもしれません。

 

家にあるもので落としたい場合は、アルカリ性の溶剤が有効です。重曹やセスキ炭酸ソーダで作った溶剤をスプレーし、歯ブラシなどで壁紙の窪みにしみ込んだヤニを掻き出しながら落とします。

 

床を汚さないよう、また浮いたヤニ汚れが違う場所にしみ込んでしまわないように、スプレーの量が多過ぎないように注意してください。

 

垂れてくる汚れは、乾いた雑巾で小まめに拭き取り、最後は水気を絞った雑巾で全体の汚れや溶剤を拭き取ります。

 

広範囲を落とすには、食器用のスポンジやメラミンスポンジがおすすめです。その場合も、拭き取りは小まめに行ってください。

 

どの方法でも、壁紙を強くこすり過ぎないこと、何度も同じ場所を拭かないことを意識してください。

 

壁紙のつなぎ目にヤニ汚れが染みてしまわないよう注意してください。つなぎ目に沿って、縦に拭き取ることと、つなぎ目にスプレーがかからないようにしましょう。

 

おわりに

ビニールクロスを張った壁紙の、汚れ落としの方法を紹介しました。どの汚れも、長時間放置したものは、それだけ落とすことが難しくなります。壁紙の汚れに気が付いたら直ぐに、汚れ落としを試してみてくださいね。