- Pacoma編集部
- このWebマガジンと月刊フリーペーパー『Pacoma パコマ』の編集部です。自分の手で心地よい暮らしをつくりたい、ホームメイドな人たちを応援する楽しい記事を日々模索中です!
ホームセンターの板の種類と特徴〜DIYに最適なのはどれ?
DIYをするときにほとんどと言ってもいいほど必要となるのが、板です。ホームセンターに行けば木材は手に入りますが、種類が多すぎてどの板を選べばいいか分からない人もいるのではないでしょうか。そこでホームセンターの板の種類について解説します。
板の種類を知る前に知っておきたいホームセンターの利点
ホームセンターは身近にあるお店なので気軽に行けるほか、DIYで板を入手するのにさまざまなメリットがあります。そこでホームセンターで木材を手に入れるメリットについて解説します。
・木材カットサービスがある
DIYで設計図を丹念に作っていざ加工するとなったら、板をカットしなければなりません。板を設計図通りの寸法に切り出すのはなかなか難しい作業です。普段からあまりDIYをしたことのない人ならなおさらです。
ただ、ホームセンターでは板をカットしてくれるサービスがあります。寸法精度も高く、しかも値段もリーズナブルなので、DIYには便利なサービスと言えます。
・工具のレンタルサービスなどがある
DIYをするとなったら、さまざまな工具が必要です。しかし、いきなりひと通りの道具を揃えるのはお金がかかるものですが、ホームセンターには工具のレンタルサービスがあります。
ホームセンターで板の種類を選べるついでに、カットソーや電動工具などをレンタルできます。
ホームセンターにある大まかな板の種類
ホームセンターには多くの種類の板があって、初めてのDIYだとどれを選べばいいのか分かりませんよね。板の種類には大まかに分けて3種類あります。無垢材、集成材、合板の3つとなります。
・無垢材
無垢材はほとんど加工されていない、切り出された状態の木材です。原木のような風合いを楽しむことができ、自然の木目の美しさがあります。一般的に言われている一枚板は、この無垢材であることがほとんどです。
・集成材
集成材は、木材を細かく切り刻んだものを接着剤で繋ぎ合わせた板のことを言います。人工的に作る板なので、さまざまなサイズに加工することができるのがメリット。扉や壁などにも使われています。
・合板
薄く切った板を何枚も重ね合わせた板を合板と言います。こちらも集成材と同じように広い面積にすることができます。強度も高く、反りも少ないためDIYとして使うのに向いています。また、値段もリーズナブルなので気軽に手に入れることができるのもメリット。
ホームセンターにあるおすすめの板の種類1
大まかな板の種類には、無垢材と集成材、合板とありますが、それぞれの中からDIYに適したおすすめの板を紹介します。まず無垢材の中からホームセンターでよく見かける板を挙げます。
・SPF
いわゆる2×4(ツーバイフォー)材と呼ばれるSPFは、DIYでは代表的な板と言っても過言ではありません。S=スプルース、P=パイン(松)、F=ファーの頭文字を取ってSPFと呼ばれ、これらの種類がごちゃ混ぜになっています。
柔らかい材質なのが特徴で木材をカットしやすく、加工に適していると言えます。『ディアウォール』などを活用すれば壁に穴をあけることなく、棚を作ることができ、DIYに最適です。
・スギ
花粉が出るので有名なスギですが、ホームセンターでもよく販売されている板のうちの一つです。スギは比較的に柔らかく、表面を加工していないようなスギは触った感じがザラザラとしています。
椅子やテーブルなどの家具として使われるよりは、建築資材として使われることの方が多いです。ただ、木目が美しく出るため、塗装をして綺麗な色味にすることができます。
ホームセンターにあるおすすめの板の種類2
続いては、集成材や合板の中からホームセンターでよく見かける板の種類を取り上げます。
・パイン集成材
集成材の中でも代表的な板であり、安価なのが特徴の集成材です。ナチュラルな見た目なのが印象的で、インテリア家具などにも使用されているのを見かけることがよくあります。柔らかくて加工がしやすいので、DIYでも使いやすいと言えます。
・アカシア集成材
パイン集成材よりは褐色がかった集成材であり、高級感を漂わせています。そのためウォールナットの代用品としても使われることがあります。おしゃれな家具として取り入れると、ひと際目立つ存在になるのが特徴です。大きめのホームセンターにあります。
・ラワン合板
ベニヤ板と呼ばれていた一般的な合板です。表面は滑らかではなく木目もはっきりとはしませんが、大きめの板で比較的安価で手に入るのがメリットです。硬くて強度もあるのでDIYには便利です。
・シナ合板
ラワン合板よりも表面が美しく、ザラザラとしていないので手で滑らかに触ることができます。ナチュラルな色味を残しているので、そのまま内装としても使うことができるのが特徴です。やすりがけを少しすればいいのでDIYに適しています。
おわりに
ホームセンターには色々な板がありますが、それぞれの種類を把握してDIYに最適な板がどれかを吟味しましょう。ホームセンターには無垢材を始めとして、集成材や合板などDIYに適している板が販売されています。ぜひ、最適な板を見つけてください。