お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。
ガーデニング
柴﨑 光一

鉢植えでバラを育てよう!初心者でも育てやすい種類と寄せ植えの仕方

赤やピンク、オレンジ、白色とさまざまな色があり、花の咲き方も品種によって違うバラ。寄せ植えなどガーデニングをより楽しみたい方に向いた植物です。種類が多いため、どの種類が鉢植えに向いているのか、おすすめの品種をご紹介します!

教えて!鉢植えに向いたバラの苗の種類と選び方


ホームセンターなどでポットや鉢植えで売られているバラには、生長の段階によって違い、大きく3つに分かれています。初心者でも育てやすいものや、花が咲くまでの根気が必要なものとあるので、買う前にぜひチェックしましょう!

1. 新苗

・特徴
新苗のバラは、1年目を迎えた鉢植えで、幼苗でもあります。小さくて、値段も安価なものが多いです。

・選び方
葉数が多くて、病害虫の被害が少ないものがよく、できるだけ幹も太いものを選びましょう。ヒョロヒョロ過ぎるのは避けること!

2. 大苗

・特徴
1年以上畑で育てられた大苗は、丈夫で大きく、ガッチリとしたものが並びます。値段は高くなりますが、枯れにくく、翌年には花が咲きやすいです。

・選び方
ずっしりとした重量感のある大苗がよく、株元近い根が太いものを選びます。複数の細い幹が立ち上がるものよりも、太い幹が1本以上立ち上がるものが丈夫です!

3. 鉢苗

・特徴
大苗よりもさらに生長した、鉢植えで売られているバラは、花がすでに咲いているので、鑑賞がすぐにでき、初心者でも育てやすい苗です。

・選び方
鉢苗のバラは、花・葉の数が多くて、緑濃いもの、病害虫の少ないものを選びましょう。

 

寄せ植えにおすすめ!鉢植えで育てやすいバラの種類


鉢植えやプランターで育てられ、寄せ植えに向いた、おすすめのバラの種類を3つ紹介します!

おすすめ1. スカーレット・ボニカ

中輪サイズの花を咲かせるスカーレット・ボニカは、鉢植えでも何度も繰り返し咲き、長い間鑑賞ができます。病害虫の被害も少なく、初心者でも育てやすいバラです。樹形がコンパクトにまとまるので、寄せ植えをしても、きれいに仕上がるのでおすすめ。

おすすめ2. クロード・モネ

ピンク色に淡いオレンジ色味がかるクロード・モネは、寄せ植えにすると、アイポイントになるようなユニークさがあります。香りが強いため、見るだけの鑑賞ではなく、匂いでリラックスのできる寄せ植えにもなりますよ!

おすすめ3. プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケント

プリンセス・アレキサンドラ・オブ・ケントは、光沢のある濃いピンク色で、豪華な大輪の花をさせる品種。甘い香りがし、病害虫にも強いため、育てやすいです。

スペースに余裕があって、ほかの植物とぶつからないように、できるだけ大きめの鉢で寄せ植えをするとよいです。

 

鉢植えで楽しもう!バラの育て方とコツ

ポイント1. 朝日が当たって、風通しのよい場所で育てる

バラは半日陰で、風通しのよい、涼しい場所が大好き。日陰過ぎると花付きが悪くなってしまうので、朝日が当たって、西日が当たらないような場所で育てるのがポイントですよ!

風通しが悪いと、すす病や炭色カビ病などといった、病気、アブラムシやハダニなどの害虫の被害にあいやすくなるので注意しましょう。

ポイント2. 鉢の中の土が乾燥、湿潤になるようなメリハリのある水やりを!

鉢植えで育てるバラは、水やりのタイミングや頻度はとても重要!夏場は土の表面が乾き、白っぽくなったら水をたっぷりと与えます。冬場は、土の中がカラカラになって、土がポロポロと崩れるような状態になったら与えましょう。

水やりは季節によらず、午前中の涼しいうちにやること。夏場は、夕方涼しくなったころにもう一度水を与えることもありますが、日中の暑い時間帯だと、根腐れが起きやすいので注意します。

冬場はバラの生長が緩慢になるので、水やりは2週間程度に一度、土の湿り気具合を確認しながら与えるとよいですよ。夜に水やりをしてしまうと、寒い場所では土が冷たすぎて、根が傷みやすいので避けましょう。

ポイント3. きれいなバラの花を咲かせるための肥料の与え方

バラの花を咲かせるためには、肥料を与えることが欠かせません!3月、6月、9月と春〜秋の間に、遅効性化成肥料を追肥しましょう。また、鉢植えに植え付けるときは、腐葉土や元肥を用土と一緒に入れると、花が咲きやすく長持ちします。

 

バラを鉢植えやプランターで寄せ植えを楽しむには?

1. 水はけのよい鉢になるように調整!

ポットで購入したバラの苗を、植木鉢に植え付けて育てる場合は、底穴のあいた植木鉢を用意しましょう。穴があいていない場合は、スリット状に穴があいたスリット鉢で育てるのが、水はけもよく、そのまま植木鉢に入れられるのでおすすめ。

植木鉢、プランターには必ず鉢底石を入れて、空気のスペースをつくります。その上に、赤玉土や腐葉土を混ぜ合わせた用土、草花、バラ専用の培養土を入れて、バラの苗を植え付けてくださいね!

2. ほかの植物とバラを寄せ植えするときは相性のよい種類を選ぼう!

バラはほかの植物と密植を嫌がらず、生長も良好なため、寄せ植えにとても向いた植物です。寄せ植えするときは、バラの樹高よりも低い植物を選ぶと、バラの生長を悪くさせず、花付きもよくなります。

ただし、バラは肥料の栄養分を欲しがる傾向が強く、品種も多いので、選ぶ草花は、肥料をあまり欲しがらない植物がおすすめ。

サルビアやコリウス、ヤグルマギクなどといった植物が、多く肥料を必要とせず、バラの生長を阻害せずに、ぐんぐんと生長してくれます。

 

おわりに

バラにはたくさんの種類があり、寄せ植えの楽しみ方は品種によってさまざま。色や形、香り、生長の仕方に違いがあり、オリジナル性のある作品が作りやすいです。ぜひバラを鉢植えで育てて、寄せ植えなどガーデニングを楽しんでくださいね!