
- 柴﨑 光一
- 建築・インテリア学科卒の元造園士。植物が大好き過ぎて、大自然のカナダで植物と戯れながら、 観葉植物・庭木・草花を使ったガーデニングの世界を開拓しています。日本での建築とカナダでの造園の経験に加え、趣味のさまざまな植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんにガーデニングの魅力をお届けします!
秋の寄せ植えをするときは、植物の花や葉の色が温かみのある色や、落ち着いた色、葉が丸いものや細長いものを選ぶと、雰囲気がよく出ます。今回はガーデニン初心者でもできる秋の寄せ植えにおすすめの植物、選び方から植え付けの注意までとたっぷりとご紹介!
目次
寄せ植えは、組み合わせる草花や低木の特性や性質が似ていること、また育て方が簡単で管理がしやすいこと、などといった点を押さえることが大事です。
次に、植木鉢やプランターのサイズや材質が、選んだ植物たちの環境にあっているのか、育ちやすい環境なのかと、確認することです。
これらの点を押さえるだけで、寄せ植えは、ガーデニング初心者でも枯らすなどといった、失敗が起きにくく、すくすくと育つようなかわいい作品ができます。
少し高さもあって大きいパンパスグラスはススキの仲間。秋らしい寄せ植えができ、ダイナミックさも演出できます。また、フイリヤブランで秋の静けさを表現でき、和モダン風の寄せ植えに。背の高い植物は、植木鉢の背面や中心に配置すると、見栄えが良いです!
オタフクナンテンはとてもコンパクトな低木で、大きくなっても60cmほど。秋から冬にかけて真っ赤に紅葉する姿は、心が落ち着き、和みます。紅葉が楽しめる寄せ植えは、秋らしくて、いつまでも見続けられますね!
赤やピンク、黄色など温かみのある色で、ふさふさした可愛らしいケイトウ。開花期間が長いため、寄せ植えですぐに枯れて、見栄えが悪くなる、植え替えをすぐしなければならないなどといったことや手間が少なくおすすめです。
秋や冬のカラーリーフにおすすめのヒューケラ。耐寒性がとても強く、寒さで枯れることは滅多にありません。赤やピンク、黄緑や紫色などと、たくさんの園芸品種があるため、好みのヒューケラを選んで、秋らしい寄せ植えを作ってみましょう!
花の色や香りがチョコレートに似ているチョコレートコスモス。秋の草花で代表的なコスモスの仲間で、育て方も簡単です。甘い香りが楽しめ、落ち着きのある赤身がかった茶色い花は、秋らしい寄せ植えになりますよ!
植物の苗を選ぶときは、できるだけ葉数が多くて、色が濃いものを選びます。このとき、害虫がついていないかも確認し、元気な姿の苗を選びましょう。また、初心者の方は、種から育てるよりも、苗から育てる方が簡単で、失敗しにくいですよ!
秋の草花や低木を植え付けるときは、植物同士の組み合わせを意識します。育つ環境や特性が似たものがよく、互いに生長も良好です。植物には、明るい日向、または半日陰で育つもの、乾燥した土、または湿った土で育つものなどと、さまざまな特性をもっています。
初心者の方は、植物の種類の組み合わせが難しいと思うので、植物は半日陰でも育つものを選び、水はけの良い土で育てると、枯れにくく、寄せ植えも長く楽しめます。ただし、水やりには十分注意を払い、鉢の中の土が乾いたら、水をたっぷりと与えるようにしましょう。
秋の寄せ植えを始める前には、まずは必要なガーデニングアイテムや、材料をそろえましょう!
秋の寄せ植えは、植物の選び方や、植え付けるときの注意などを気をつけることで、ガーデニング初心者でも枯らさずに、育てられ鑑賞できます。寄せ植えに必要なアイテムや材料をしっかりと揃えることで、植物たちはすくすくと育ってくれますよ。