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暮らしの工夫
佐藤 恵子

回らない寿司を食べる時のマナーとは?食べ方から服装まで紹介

お寿司のマナーはあるの?と、改めて考えてみると、よくわからないという人の方が多いのではないでしょうか?でも、会社の接待とか、個人的なイベントを回らない寿司屋で過ごしたいという人も多いかと思います。そんな時、困らないためのお寿司のマナーを紹介します。

高級すし店で恥をかかないためのお寿司の食べ方マナー

 

お寿司を回らない寿司店で食べる時のマナーを、詳しく解説します。マナーだけをみると、難しいと感じてしまう人がいるかもしれませんね。

 

まずは、絶対やってはいけないお寿司の食べ方マナーから紹介します。

 

お寿司の食べ方マナー絶対やってはいけないこと6選

 

  • お寿司のネタを剥がしてしょうゆを付けるのはマナーNG
  • お寿司のネタだけを食べるのはマナー違反
  • 「おあいそお願いします」は間違い
  • 渡し橋はダメ!
  • 初めて行った寿司屋で、「おまかせ」はNG
  • しょうゆにわさびを溶くのはマナー違反

 

お寿司のネタだけを食べる行為を、追い剥ぎといい、もっとも嫌われる行為です。また、ネタを剥がしてしょうゆをつけ、またすし飯に乗せて食べるのも、見苦しいので絶対やめましょう。

 

お客さんが店員さんに向かって「おあいそ!」といっているのを、聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。自分も使っているという人がいたら、すぐにやめましょう。

 

この「おあいそ」は、店の側の人が使う言葉です。板前さんたちが、愛想がなくて申し訳なかったですねという気持ちを込めて使う言葉ですので、お客さんの側が使うのは大きな間違いになります。

 

日本には、お箸の使い方に沢山のマナーがあります。渡し橋もその1つで、器に箸を渡すように置くことをいいます。お寿司を食べるときに、しょうゆ皿に箸を渡してしまいがちですが、マナー違反ですから気をつけてください。

 

初めて行ったすし店で、「おまかせ」をお願いするのはマナー違反です。その店の個性や旬を知った上で「おまかせ」をお願いするのが暗黙のルールです。

 

しょうゆにわさびを溶くといった行為もマナー違反です。これは、刺身を食べるときなども同じです。しょうゆが汚く見えること、しょうゆ皿が汚れてしまうこと、わさびの刺激で、味や香りが飛んでしまうことが理由で嫌われます。

 

お寿司の食べ方知っておくと安心のマナー15選

 

絶対にやってはいけないNGマナーに続き、知っておくと安心なマナーを紹介します。

 

  • 箸で食べづらい時は手でもOK
  • しょうゆはネタにつける
  • お寿司はネタを舌に乗せる形で口にいれる
  • 軍艦はガリやキュウリでしょうゆをつける
  • 必ず一口で食べる
  • 初めてのお寿司屋さんなら「おきまり」が良いかも
  • しゅうゆの出し過ぎ、つけ過ぎ注意
  • さび抜き、しゃり少な目をお願いしてもOK
  • カウンター、特に花板さんの前に座るのがおすすめ
  • 椀物は終了の合図にもなるため、後半で注文
  • 最初は酒とつまみからスタートするのが大人のスマートマナー
  • 時価は値段を聞いても大丈夫
  • 写真を撮るときは、許可を貰ってからがマナー
  • 出していただいたお寿司は、できるだけ早く食べる
  • お寿司を食べる順番は、淡白な味の白身から濃い味へ

 

お箸では不安な時は手で食べてもマナー違反にはなりません。ただし、しょうゆはネタに少しだけつけ、ネタを下にして口に入れ、必ず一口で食べましょう。

 

お寿司を握ってくれる板前さんは、すし飯とネタのバランスを的確に判断し、1個1個の寿司を握ってくれています。しょうゆをつけ過ぎると、その味のバランスが変わります。一口で食べるのも同じ理由です。

 

お寿司ようのしょうゆは、それ専用のものや、高級なしょうゆが使われています。しゅうゆ皿に出すときは、出し過ぎには気を付けましょう。

 

軍艦は、海苔で巻いて器のようにした上にネタが乗ってます。ネタにしょうゆをつけることは出来ないため、ガリや一緒に乗っているキュウリを使ってしょうゆを移します。

 

初めての寿司屋さんでお寿司を食べる時は、カウンターの、それも花板さんとの会話を楽しみながら、色々勉強させて貰うのがおすすめです。

 

その時の旬が分からないとき、時価を知りたいとき、食べ方に迷ったとき、きっと色々と教えてくれるはずです。

 

カウンターに座れなかったとか、気後れがしてテーブル席にしたという場合、何を食べたらよいか迷ったら、「おきまり」をお願いしてみましょう。

 

「おきまり」とは、下駄や寿司鉢に、一通り並んで出てくるもので、松・竹・梅といった表示があるかと思います。

 

おきまりが一列で出てきたら、左の端から食べ始めます。ニ列で並んできたら、最初は下の段の左端から。次は上の段の左端からです。

 

お寿司の食べ方として、淡白な白身から食べ始め、濃い味で終わるというのが通例です。逆の食べ方をしてしまうと、淡白な魚の味が分からなくなるためです。

 

椀物をお願いするときは、出来るだけ最後のころにしましょう。そろそろ終わりにしますという合図でもあるため、椀物を頼むとその意図が店側ににもスムーズに伝わります。

 

回らないお寿司屋さんに行くときの服装のマナー

 

お寿司の食べ方マナーに続き、回らないお寿司を食べにいくときの服装について解説します。ドレスコードといったものはありませんが、その場に相応しい服装をするのがマナーです。

 

例えばヨレヨレのTシャツにダメージジーンズといったラフ過ぎる服装は、マナーとしてはNGだと思ってください。

 

清潔感があり、ちょっとした外出着くらいの服装であれば問題ありません。しかし、ブレスレットや時計は、席についたら直ぐに外してください。カウンターやテーブルに、傷をつけないためのマナーです。

 

たばこや香水といった強い香りはマナー違反です。お寿司を食べに行く日は、香水などは控えましょう。

 

ジャケットを着ていった場合は、入り口に預けるのがマナーです。特に何も言われなければ、脱いで椅子の背に掛けましょう。くつろぐ場所なので、堅苦しい印象になる服装は遠慮するのが大人のマナーです。

 

また、脱いでしまうと寒いかなと心配な時は、下にベストなどを着ていくと安心ですね。

 

おわりに

回らないお寿司を食べに行くときって、大丈夫か自分って思ったりしますよね。そんな時のために、お寿司の食べ方マナーを紹介しました。ぜひ参考にしてください。また、行く前に予約をしておくと、より安心かと思いますよ。