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- 柴﨑 光一
- 建築・インテリア学科卒の造園士×Webコンテンツクリエイター。 東京で建築、カナダのトロントで造園、その後カナダのハリファックスの大自然で植物と戯れながら、植物・庭・ガーデニングのWebコンテンツクリエイターを開始。 現在はヤシの木を主体とするドライガーデンの造園士とWebコンテンツ・ガーデニング商品の監修者としても活動中。日本での建築とカナダでの造園の経験に加え、趣味の植物やコケの収集、植物アート作りを生かして、 みなさんに植物や庭の魅力をお届けします。
9月末にある秋分の日とは、一体何をする日なのか、詳しく知らない方も少なくないでしょう。この記事では秋分の日とはどのような日なのか、同じ時期であるお彼岸についてや、それにまつわる花についてなどをたっぷりとご紹介します。
秋分の日とは国民の祝日で、ちょうどお彼岸の中日にあたる日です。昼と夜の長さが、ほとんど同じ長さであり、夏から秋へと向い始める日でも。毎年日付が異なりますが、例年9月23日ごろになります。
秋分の日の目的は「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」こととされ、墓参りをし、食べ物や花をお供えし供養します。
そのため秋分の日は、どんな花をお供えするのか、選び方や注意することなどいくつかあります。間違った花を選ばないよう、知っておく必要がありますよ。
秋分の日とは、お彼岸の中日にあたり、お供えする花が必要な日でもあります。どんな花がよいか悩むことが多いと思うので紹介します。
お彼岸にお供えるする花は、仏花と呼ばれるものを選ぶのが、間違わずにすみ、安心できます。
仏花というと、「キク」をイメージする方が多いと思いますが、お供えする花は、決して「キク」でなければダメということはありません。
戦後、西洋から伝わった習慣とされており、あくまで「花の日持ちがよく、縁起のある花」ということで、定着したようです。
仏壇やお墓にお供えする花の色は、基本的に四十九日までは「白」とされています。カラフルな色はできるだけ避けますが、白・黄・紫・ピンク・赤の淡い5色であれば、仏花に適した色とされてます。
ただし、赤は悲しみを思わせる色ともいわれているので、避けたほうがよいでしょう。
もちろんキクの花を選ぶのもよいですが、故人の好きだった花や、秋の花をお供えするのがよいです。季節や地域の風習、宗派によって異なる場合もあるので、その際は、一度事前に調べてから、お供えしましょう。
お供えする花でも、何でもいいというわけではありません。気をつけなければならない花というのも存在し、仏壇やお墓にお供えするのはタブーとされているものも。ここでは、注意したい花を紹介します。
秋分の日とは例年9月23日ごろになるので、初秋に咲く花が、お供えにおすすめな花と言えます。
仏花としてお供えされる花は、キクを始めさまざまな花があります。現在では、白やピンク色の小さな可愛らしい花を咲かせるコチョウランや、紫色で上品な花を咲かせるトルコキキョウは、その姿から仏花としてもおすすめの花です。
2種類とも花の日持ちが長く、仏壇やお墓に非常に長く飾れるのでおすすめ。
トゲのある花は、お供えにはタブーな花として紹介しましたが、バラなどは非常に人気で長く親しまれている花ですよね。故人がもし好きだった花である場合は、トゲをあらかじめ全てとってから、仏壇やお墓に飾るとよいでしょう。
または、トゲがつく品種は、トゲがつかないように品種改良されたものもあるので、そういった種類を選んで、お供えしたり、飾ったりするのがよいですよ。
秋分の日とは国民の休日であり、「先祖をうやまい、なくなった人々をしのぶ」日でもあります。また、秋分の日と花の関係性もあり、選ぶべき花を選んで、仏壇やお墓にお供えしたり、飾ったりする日です。ぜひ、故人が喜ぶ花を選んで、大切な時間を過ごしてくださいね。