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家事
井上 佑佳

納戸収納をうまく使いたい!棚やラックを使ってモノをスッキリ

納戸の使い方がわからない、と悩む人は多いと思います。自由な収納ができる反面、モノを雑多に詰め込みがちですよね。そこで今回は、棚やラックを設置して使いやすい納戸収納に変身させる方法を紹介します。この機会に家の中をすっきりさせましょう!

納戸の特徴や使い方は?

ここでは納戸の特徴や、どのような使い方が適しているのかを紹介します。

 

納戸とは?

納戸とは『サービスルーム・物置』を表します。3畳ほどのコンパクトな空間だったりリビングのようなゆったりとしたスペースだったり、広さはさまざまです。物件によってはロフトを納戸として表記しています。

 

建築基準法で定義として、納戸は採光や換気の基準が『居室』として満たされていません。備え付けの家具やコンセントも設置されていない場合が多いのですが、使い方は家主の自由。収納やウォークインクローゼット、書斎など、面積に応じた活用法が幅広くありますよ。

 

とはいえ換気が難しい環境なので、納戸のなかには湿気が留まり、カビが発生する可能性は否めません。除湿剤の設置や、扉を開放して定期的な空気の入れ替えが必要です。

 

納戸は収納としての使い方がピッタリ

納戸の窓は小さい場合が多く、日が当たりにくい環境といえます。しかし日焼けによるモノの劣化を防げる利点があるため、アウトドア用品や旅行グッズなど、居室の収納ではかさばるアイテムの収納に適していますよ。

 

しかし納戸収納として十分に使うためには、棚やラックといった収納家具が欠かせません。納戸のスペースを縦に使える仕切りがないと、床にモノを積み重ねるだけの物置となってしまいます。これでは見た目も雑多になるうえに、なにをどこに収納したのかがわかりませんよね。

 

納戸で棚やラックをうまく用いることが、家全体の収納力を飛躍的にアップさせるコツだといえます。

 

まずはなにを収納したいかを考えよう

収納は『なにを、どこに置くか』きめておかなければ、行き場のないモノを置くだけの場所となりかねません。

 

おおまかな収納場所を決めてから、納戸やモノに見合った棚・ラックを導入することが大事です。納戸は『必要なモノを計画的に保管するためのスペース』としての認識で、出し入れがスムーズな収納場所となりますよ。

 

 

納戸収納に合う棚やラックの選び方

ここでは具体的に、棚やラックの選び方を紹介します。適切なサイズを選んで、使いやすい納戸収納を作りましょう。

 

棚やラックは納戸収納に合わせて選ぶ

納戸にピッタリの棚やラックを設置するために、あらかじめ納戸の広さを計測しておきましょう。収納したいモノの大きさや扉の開き方、人が動けるスペースを考えたうえで、納戸に適したサイズの棚・ラックを探します。また、収納したモノを見渡せるように、奥行きが深すぎない製品を選びましょう。

 

棚やラックのサイズは、下記で判断してみてくださいね。

 

  • 外寸→納戸のサイズと照らし合わせて家具が置けるか
  • 内寸→モノが収納できるか

 

材質は収納するモノによって選ぶ

【スチール】

棚やラックの材質として、販売店で多く取り揃えられているのがスチールです。ほかの材質よりも比較的安価で経済的なのが嬉しいですね。ただしモノの置き方に偏りがあったり重すぎるモノを置いたりすると、棚がたわんでしまう場合があります。

 

【ステンレス】

ステンレスは材質自体の値段がスチールに比べて高価ですが、錆びにくく耐久性に優れています。業務用でも使われるので、どっしりとした安心感がありますね。こまかい傷がつきやすいのが難点です。

 

【木製】

リビングの収納家具や本棚として使われる木製家具。おしゃれな外観で、生活を豊かにしてくれます。しかし湿気やカビに弱く、重いモノを乗せすぎると棚板がたわみやすいのがデメリットです。

 

耐荷重も重要

耐荷重とは『耐えられる重さ』です。棚やラックの購入前には耐荷重を必ずチェックしましょう。収納するモノの合計が耐荷重ギリギリだと、少しの衝撃で倒れてしまう可能性があります。モノ全体のおおまかな重さを把握しておき、耐荷重に余裕を持った製品を選ぶことが大切です。

 

 

棚やラックを用いた納戸収納をさらに使いやすくしよう

棚やラックを導入しても片付かない場合、収納方法に統一性がないためかもしれません。そこでここでは、棚やラックを用いた納戸収納を十分に活かすためのコツを紹介します。収納場所の確保により、モノで溢れていたリビングや寝室もスッキリしますよ。

 

使用頻度が高いモノは棚から取り出しやすい位置に

納戸収納では同じジャンルのモノを保管するとは限りませんよね。『アウトドア用品』『日用品のストック』『思い出の品』といった異なるジャンルが混ざり、ごちゃごちゃとなるケースが心配です。

 

モノの出し入れが面倒とならないために、納戸収納では生活スタイルに合った整理整頓を心掛けましょう。自分や家族にとって使用頻度が高いモノを、取り出しやすい位置に収納するのがコツですよ。探す手間がグッと省けます。

 

【棚やラックで出し入れしやすい高さ】

  • 中段(腰~肩程度の位置)→もっとも取り出しやすい
  • 下段(腰より下)→体制を変えると取り出しやすい
  • 上段(目線より上)→取り出しにくい

 

なるべく無駄なスペースを作らない

保管するモノのかたちはさまざまなので、そのまま収納してはデッドスペースが生まれてしまいます。とくに重ねられないモノは、効率的な収納が難しいですよね。

 

そこで棚やラック、保管するモノのサイズに合わせた収納ボックスを用意しましょう。空間をなるべく四角に区切って無駄なスペースを作らないように意識すると、スッキリと整えられますよ。室内を縦に使う工夫をしてみてくださいね。

 

仕分けしたモノはラベルで中身を把握

こまかく仕分けをしてもパッと見て中身がわからなければ、そのつど探す手間がかかってしまいます。せっかくの納戸収納も、目当てのモノが見つからなければ不便な収納場所となってしまいますよね。

 

そのような事態を防ぐためには、仕分けした収納ケースにラベリングしましょう。中身の明記で誰が見ても保管しているモノの把握ができますよ。納戸収納は見栄えよりも、自分や家族にとってのわかりやすさを心がけましょう。 

 

 

おわりに

納戸は備え付けの家具がない場合が多く、がらんとした空間だからこそモノが集まってしまいます。しかし棚やラックを用いて空間を仕切ることで、納戸は大きな収納スペースとなりますよ。モノの整理整頓で、家全体を過ごしやすくしましょう。