- 三輪礼子
- ハンドメイドとキャンプが好きな主婦ライターです。趣味の時間を確保するため、家事の時短を日々研究中。役立つ情報や、モノづくりのたのしさを共有できるような記事を目指しています。
知っておきたい!あふれる衣類を上手に収納する方法は?
季節の変わり目は収納を見直すチャンスです。特に衣類は、すぐに増えてしまいがちです。収納方法やルールを知ると、スッキリした部屋が維持しやすくなります。そこで今回は、衣類の収納方法やルールについて紹介します。
衣類があふれる理由は?
衣類は意識していないと、ついつい増えてしまい、収納がパンパンになってしまいがちです。収納に余裕が無いと、片付けも面倒になり、ついつい部屋に出したままになってしまうなんてことも。
また、収納は余裕があるものの、洗濯が終わったものを片付ける時間が取れなかったり、つい後回しにしてしまったり…結局取り込んだ洗濯物の山の中から、取り出して着ていませんか?
収納が足りていない場合は、衣類の見直しや、収納方法の見直しすることで解決できます。洗濯物の片付けが後回しになってしまう場合は、家事の同線の見直しや時短できるような収納方法に変えてみてはいかがでしょうか。
最近はウォークインクローゼットなど、大容量の収納を備えた家庭も増えています。そのため、衣替えを行わない家庭も増えています。しかし、家族構成の変化や、子供の成長に合わせて、衣替えを取り入れると収納力もUPします。
収納方法はたたむ派、たたまない派?
収納方法を見直したときに検討したいのが、衣類をたたむか、たたまずに掛けて収納するかです。それぞれのメリットとデメリットを紹介します。ライフスタイルや収納場所との兼ね合いで再検討してみてはいかがでしょうか。
たたむ派のメリット、デメリット
メリット
- 多くの衣類を収納できる
- たたむときに、衣類のチェックができる
- 「ながら」家事ができる
- 衣類によっては、型崩れを防げる
デメリット
- 手間がかかる
- しわになりやすい
- 持っている衣類を把握しにくい
- 目的の衣類がみつけにくい
衣類をたたむ最大のメリットは、多くの衣類を収納できるところです。一枚一枚手に取ってたたむので、汚れや傷みも確認できます。また、テレビを見たり、子供と話したり「ながら」作業がしやすい家事の一つでもあります。
たたむ手間はかかりますが、洋服が好きで沢山所有したい方や、家族が多い場合はたたんだ方がスッキリします。
たたまない派のメリット、デメリット
メリット
- 洗濯後、そのまま収納できるので楽
- シワになりにくい
- 持っている衣類を把握しやすい
- コーディネートがしやすい
デメリット
- 広いスペースが必要
- 洗濯のときに、空いているハンガーを回収しなければならない
- 乾燥機を使っているとメリットを感じにくい
- ハンガーにかけると型崩れする衣類もある
干した洗濯物をそのまま収納できるので、圧倒的に時短になります。持っている服も一目でわかるので、コーディネートが楽です。しかし、全てをたたまずに収納しようとすると、広いスペースが必要になり、家族が増えると、よりハードルが上がります。
全てたたまずに収納するのは、難しい場合でも、一部の服をたたまない収納に替えるだけでも、だいぶ楽になるのではないでしょうか。衣類の量を減らして、シワになりやすい衣類や、それほどかさばらない子供服だけたたまない収納に替えてみるのもおすすめです。
衣類の収納方法とルール
衣類の分類
衣替えをしていない家庭でも、衣類は季節ごとに分けて管理すると効率がよくなります。春夏秋冬で分けるのもいいですが、真夏と真冬、それ以外の薄手の長袖や、季節を問わず着られる衣類で分けるのもおすすめです。
季節の変わり目は、日によって気温に差が出やすくなります。薄手の長袖や5分丈の服、薄手の羽織ものはいつでも着られるようにしておくと、慌てて衣替えをしなくてよいので便利です。真夏と真冬の服は季節によって、取り出しやすい位置に入れ替えると、片付けもしやすくなります。
なんとなく、空いているところに片付けていると、空いているところを探さなくてはいけません。しかし、ある程度分類しておけば、衣類の住所が決まるので、空いているところを探す必要がなくなります。
衣類をあふれさせないルール
衣類の分類ができたら、ルールを決めましょう。買い足すときは、『分類スペースに入るか』『手放してよい服があるのか』を考えてから買うようにすると、衣類があふれてしまうのを防げます。
お買い得なものや、気に入った服が見つかったときは、今ある服を手放してまで、欲しい商品なのか考えましょう。それでも欲しくて買った場合は、手持ちの服の処分で迷わなくなります。
特に厚手の服を買うときは、注意してください。かさばるので、収納を圧迫します。厚手のものを買うには、同程度の厚みのものを手放すか、何着か手放す覚悟が必要です。このルールを決めておくと、Tシャツだけ、やけに沢山持っている…なんてことも防げます。
仮置き場を用意しよう
一度着た服は必ず洗濯する方は必要ありませんが、デニムやパーカーなど、一度袖を通しても、まだ洗濯するほどではない、また着よう、と思うことがあります。
そんな服が出しっぱなしになっていませんか?そんな方は、収納を見直した今がチャンスです。『一度着た服置き場』を、設けましょう。引き出しでも、かごでもある程度のスペースを確保しておくとよいでしょう。
もう一度着ようと思うものは、厚手のものが多いので、あまり小さなスペースだと、結局収まりきらずにあふれてしまいます。
おわりに
服は沢山持っているのに、コーディネートが決まらない理由の一つに、服を持ち過ぎる場合があります。せっかく買ったお気に入りの服を手放すのは難しい作業です。しかし、手持ちの衣類が減ると、コーディネートがしやすくなり、余裕のある収納は片付けも楽になります。
たたむ収納でも、たたまずにかける収納でも、パンパンに収納していると、シワになりやすいです。いざ着ようとしたら、シワシワで着られないなんて、残念ですよね。そんなことにならないように、ゆとりのある収納を目指し、見直してみてはいかがでしょうか。