- 川村愛美
- 大阪在住のライター。WEBメディアにてライフスタイルやDIY、家事などについて執筆。シンプルで丁寧な暮らしをテーマに夫と娘と小さくてこだわりの詰まった家で暮らしています。趣味は読書と映画鑑賞。
オシャレさはゆずれない!インテリアに馴染む木製こいのぼり
いま家の中で飾ることのできるコンパクトでおしゃれなこいのぼりが人気を集めているんです。お部屋に馴染んで優しい雰囲気をまとう木製こいのぼりの魅力やお手入れ方法などをakaneさんのご自宅のインテリアと合わせてご紹介します。
- akaneさん(@neppe___ks)
- ナチュラルな雰囲気で丁寧に整えられた自宅の写真を投稿し、hinatalife公式アンバサダーも務める人気インスタグラマー。
インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/neppe___ks/
一目ぼれ!贈り物にもぴったりな木製のこいのぼり
こいのぼりが風になびく様子はさわやかで力強さを感じますよね。「屋根より高いこいのぼり」と歌われるように、こいのぼりは端午の節句の代表的なアイテムです。
こいのぼりの始まりは江戸時代で、鯉はとても生命力が強く縁起がいい魚とされているんです。また中国では「鯉は滝を上り、竜になって天へ昇る」として、立身出世の象徴とされているんですよ。こいのぼりの一番上についている吹き流しにも魔よけの意味が込められています。
古い歴史を持ったこいのぼり。男の子が強くたくましく育ちますようにと願いが込められたものですから、ちゃんと飾ってあげたいですよね。
でもこいのぼりを飾るのって大変じゃないですか?大きくて重たいのでひとりで飾るのは難しそうですよね。ポールを立てる必要があるので、庭がなかったり、マンションにお住まいだと、そもそも飾る場所がない、という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
いま、家の中で手軽に飾ることのできるおしゃれでコンパクトなこいのぼりが注目を集めています。置物タイプやタペストリー、ウォールステッカーなどの種類がありますが、その中でも一押しなのが木製の置き型タイプのこいのぼりです。
ナチュラルなインテリアと丁寧に整えられた部屋がすてきで、真似したい!との声が多く集まるインスタグラマーのakaneさん。そんなakaneさんのご自宅には木製こいのぼりが飾られています。Instagramの木製こいのぼりを写した投稿には「センス抜群」「かわいすぎる」と絶賛のコメントがたくさんなんです!
この木製こいのぼりはakaneさんのお母さまがプレゼントしてくださったもの。シンプルで洗練されたakaneさん宅のインテリアに合うものを、と、木製を選んでくださったそうです。おしゃれな家にはおしゃれな物が集まるようになっているんですね。
インテリアにもなる木製こいのぼり
こいのぼりというと伝統的なアイテムのイメージがありますよね。布のこいのぼりは赤や青や黒とはっきりした色味が多くてインテリアに馴染みにくいものが多いです。伝統的なこいのぼりもすてきだけれど、部屋にしっくりと馴染む木製こいのぼりを飾ってみませんか?
どこか優しい雰囲気をもっていて思わず手に取りたくなる木製こいのぼり。柔らかな曲線が温かみを感じさせます。色味が淡いのでナチュラルなインテリアやシンプルなインテリアによく似合いますね。台座にちょこんと乗っている兜もとてもかわいらしいです。
木製こいのぼりはコンパクトなサイズなので飾る場所を選びません。玄関やリビング、キッチンカウンターの片隅、壊れにくいので子供部屋に飾るのも自分のこいのぼりに愛着が沸いていいかもしれません。せっかくのこいのぼり、「壊れるから」と子供の手が届かない場所に飾るのではなく、自由に触れさせてあげたいですよね。
とくに小さい頃は木とのふれあいを通じて子供の心を育てる 「木育」が大切だといわれています。もともとは北海道で提唱されていた「木育」は幼いころから木に触れることによって多くの刺激や影響を受けて、豊かな心を育てるといった教育活動です。木の質感やぶつけたときの音や匂いが心地よく、好奇心を刺激するので集中力もつく、といいこと尽くしなんですよ。
幼いころから木に触れていると自然と「木が好き」と感じるようになるので、気軽に木に触れて質感や匂いを感じられるように、生活の中にも木のアイテムを取り入れていくのがおすすめです。気が付けば子供のころから身近に木がたくさんあった!と感じてくれたら嬉しいですね。
akaneさんのご自宅にある木製こいのぼりは、チーク,セン,神代タモ,ブナ,カバ,ケヤキ,ニレ,ナラの8種類の木材が使われているんです。すべて絶妙に色や模様が異なっていてとても美しいです。積み木のような感覚で子供と遊びながら飾ることができるのもいいですね。「これはなんの木かな?」とクイズをしながら自然と木の種類や特徴を学ぶこともできそうです。
木製こいのぼりのお手入れは簡単
かわいくて魅力たっぷりの木製こいのぼりですが、お手入れはどういったものなのでしょうか?こいのぼりは大体3月下旬から4月上旬に飾りはじめ、5月中旬ごろに片付けるのが一般的だそうですので、1か月半くらいは飾っておくことになります。
いくらかわいくてもお手入れが大変だとちょっと手が出しにくいですよね。気になる普段のお手入れや、翌年までの保管方法はとてもシンプルです。注意点さえ押さえれば簡単なんですよ。
まず、普段のお手入れですが、基本的には特別なことはしなくても大丈夫です。飾っているとほこりがついてしまったりするので、柔らかい布や羽ぼうきで優しく表面をなでるようにしてほこりを落としてください。木製なので湿気には気を付けて、必ず乾いた布を使用してくださいね。
少し手をかけるならオイルメンテナンスがおすすめです。オイルメンテナンスを行うと乾燥を防いで艶と風合いが長持ちします。オイルは塗り重ねるほどコーティングレベルが上がるので、毎年飾りはじめにオイルコーティングを行う!など習慣化するのもいいかもしれません。木製こいのぼりは凹凸があって塗り斑になる可能性もあるので、ごく少量を使用するよう注意してくださいね。
オイルコーティングに使うオイルは市販で木製家具専用のものが販売されていますが、ほかのオイルでも代用可能です。オリーブオイル、アマニオイル、エゴマオイルなど、普段ご家庭で使用しているオイルを使って大丈夫です。
オイルメンテナンスの方法
- オイルを適量布にしみこませ、よくなじんだところで木に塗っていきます。
- まんべんなく塗り広げたら実際に触ってみてべたつきがないか確認してください。
- もしべたつくようであれば、何も塗っていない乾いた布で優しくふき取ります。
端午の節句を終えて、1年間保管しておく際のポイントは湿度に気を付けること。直接日の当たらない場所で、出来るだけ風通しのいい場所に保管してください。クローゼットや押し入れなどにしまっておく場合は湿気取り剤を一緒に置いておくのがおすすめです。
またakaneさんは飾っておく際に間違って倒してしまったり、床に落としてしまわないように耐震シールを底に貼って対策をされています。片付けの際もぶつけたりすることがないように慎重に取り扱っているそうです。木製こいのぼりを通じて物を大切にする心を育めそうですてきですね。
おわりに
インテリアとして眺めてもすてきな木製こいのぼりはいかがでしたか?小さいながらもその存在感は抜群です。ナチュラルな雰囲気が特徴の木製こいのぼりで、大切な端午の節句をお祝いしてくださいね。