- 鈴木 阿由美
- ライター。埼玉在住。これまで関わった企画は旅行やライフスタイル、LGBTQなど。人の背景にある考え方や価値観を引き出すのが好き。毎日のようにジムで走っています。筋膜リリースにハマり中。
今さら人に聞けない!お花見弁当の揚げ方や彩りのコツ
お花見といえば、家族で食べるお弁当が楽しみという人も多いですよね。今回はあぴさん(@apii_cook)のお花見弁当をご紹介します。お花見弁当の見栄えがよくなる、揚げ物や煮物の調理のコツをお伺いしました。
- あぴさん(@apii_cook)
- 手抜きに見えない、時短で簡単にできる料理を紹介!
- インスタグラム▶︎https://www.instagram.com/apii_cook/
お花見弁当が華やかになる調理のコツは?
春はお花見にピクニックと、お弁当を持って出かける機会が増える季節です。お弁当は味ももちろんですが、見た目の華やかさも満足度をあげる大切なポイント。
お花見弁当にピッタリなのが、あぴさんの手作りお弁当です。子供たちが大好きなエビフライと唐揚げをたっぷりと詰め、おにぎりは見栄えよく、色とりどりの具材を上に乗せています。
筑前煮の飾り切りも、いつもの食事とは違う特別なイベントという感じが伝わってきますよね。
今回は、あぴさんに唐揚げやエビフライをキレイにおいしく揚げるコツや、飾り切りのコツなど調理のコツを教えていただきました。お花見弁当作りの参考にしてください。
おにぎりの見た目を華やかに作ろう
ピクニックやお花見のお弁当といえば、おにぎりを浮かべる方も多いのではないでしょうか。あぴさんのおにぎりは見た目にこだわり、具材が上にのっています。小松菜、昆布、たらこの色の組み合わせがキレイですよね。大きさも統一され、お弁当箱に美しくおさまっています。
お弁当は蓋を開けるのも楽しみのひとつです。このおにぎりの華やかな見た目は、そんなワクワクする気持ちを盛り上げるのにもピッタリですね。
同じ大きさのおにぎりを作る時のコツは、お茶碗にラップを敷き、そこにご飯をよそって握ることです。お茶碗を使うことでご飯の量が均一になり、詰めた時の見た目が整います。
おにぎりの具材は中にいれることが多いと思いますが、見た目重視にしたいときは上に具材を乗せてみましょう!
お花見弁当のメインの唐揚げをカリッと揚げよう
花見弁当に唐揚げをいれたいと思っても、カリッと揚げるのは意外と難しいですよね。あぴさんにどうしたらこんなにキレイに揚がるのかを教えていただきました。
まず味付けのコツです。あぴさんは下味にごま油を入れています。鶏肉をうまくコーティングしてくれるので、下味とうま味を閉じ込めてくれるそうです。
揚げ方のコツは、油の温度を180度から下げないことです。1回にお肉をいれるのは5〜6個にして温度が下がらないようにしています。
また両面いいかんじに揚がってきたら、それぞれ1〜2秒空気に触れさせるそうです。空気に触れさせると、余分な水分が飛んでカリッとした唐揚げになります。
揚げ終わって取り出す時も、クッキングペーパーの上で唐揚げ同士がくっつかないようにし、お皿に移した後はクッキングペーパーを新しくしてから、次の唐揚げを乗せるようにしています。
エビフライをまっすぐに揚げるコツは?
エビフライを自宅で揚げると、エビが丸まってしまいますよね。あぴさんのお花見弁当のエビフライはまっすぐになっていて洋食屋さんのようです。
エビフライをまっすぐに揚げるコツをお伺いしたところ、背腸をとったあとエビに切り込みをいれておくことだそうです。
下処理の段階でエビの腹の部分に、包丁で浅く3〜5箇所の切り込みを入れておきます。エビの大きさにあわせて、切り込みの数は変えてください。最後にエビを少し反らせます。そうするとエビの腹側の筋肉の繊維が切れて、揚げても丸くならないそうです。
カリっと揚げるためには唐揚げ同様、油の温度が180度から下がらないようにしています。一度にたくさん入れると油の温度が下がるので、4匹ずつ揚げているそうです。
揚げ終わったらクッキングペーパーの新しい面に、エビフライ同士がくっつかないように乗せて油切りします。
飾り切りってどうやるの?
飾り切りをすると、見た目が華やかになるだけなく、味も染み込み美味しく料理が仕上がります。飾り切りは難しそうに感じますが、切り方は簡単です。
あぴさんの人参の小花の切り方は、まず輪切りにした人参を花の形の型で型抜きをします。それぞれの花びらの真ん中あたりから片側だけを斜めにカットしていきます。すべての花びらをカットしたら完成です。
しいたけは斜めに包丁をいれて切り込みを入れて、反対側からも切り込みを入れて削ぎ落とします。しいたけを斜めにずらして、同じように切り込みをいれていき、米印になるようにカットしていきます。
れんこんの飾り切りは、穴と穴の間に切り込みをいれて、切り込みの角をとっていけば完成です。花のような形に仕上がります。
飾り切りをすると見た目がよくなるので、お花見弁当などのここぞという時はぜひ挑戦してみてください。
お花見弁当の詰め方のコツ
あぴさんのお花見弁当の詰め方は、彩を意識しています。煮物と揚げ物がメインなので、茶色ばかりにならないように、唐揚げの下にフリルレタスを敷いてレモンを添えました。エビフライにはパセリを散らしています。
フルーツの盛り合わせは、ブドウ、パイナップル、イチゴ、オレンジをふんだんにいれました。フルーツは水分が多いのでおかずと一緒に入れると、水分がうつったり味が変わったりします。
フルーツのみ入れる容器を用意して詰めるようにしてください。イチゴやオレンジは1箇所に固まらないようにバランスを見ながら詰めるとキレイに仕上がります。
おわりに
料理の見た目も、美味しさを感じる大切なポイントです。蓋を開けた瞬間、家族や子供たちが「おいしそう!」と喜んでくれたら嬉しいですよね。桜に負けない華やかなお花見弁当を作りたいと思っていた方は、あぴさんの調理の工夫をぜひ真似してみてください。